仮面ライダー剣 第19話
睦月からレンゲルのベルトを奪った桐生はその力を使いこなし、剣崎たちを圧倒。自分を止めたければ戦うように橘に告げる。
一方ベルトから解放された睦月は以前の生活に戻ったかに見えたが・・・
感想
突然態度が急変して、自分の首を絞めてきた相手であるにも関わらず、終始睦月の心配をしてくれる彼女・望美。めちゃくちゃ良い子ですね…
さて今回は桐生レンゲルとの決着編…早いですね!?桐生さん自体ちょっと前に出てきたばかりのキャラクターなのに、こうもあっさり退場するとは思いませんでした。ですが、登場話数は少ないながらも強烈なインパクトを残していった人物だなと。
そんな桐生さんですが、レンゲル(スパイダーアンデッド)の意思に飲み込まれることなく、レンゲルを制御していたかに見えました。しかしこれまで襲っていたのは犯罪者だけだったのに対し、今回は無関係な一般人たちを襲い、橘さんをおびき出すという作戦を取っていたところからすると、桐生さんとレンゲルの意思が共存している感じなのかな。
終始橘さんとの戦いを望んでいた桐生さん。既に歪んだ正義を抱えていた桐生さんですが、レンゲルに変身したことで正義なんて言い訳に過ぎず、ただただ力を振るうだけの存在となってしまったことを悔いていたのでしょうか。それで、自分がギャレンの新たな適合者に選んだ橘さんを信じ、彼に倒されることを望んでいたのかな。「戦え!ギャレンとして!戦え…橘…」と、彼を奮い立てているようなシーンもありましたし。自身が如何に危険な存在かを思い知らせるために挑発し、橘さんを戦いに促したのかなって。睦月からレンゲルのベルトとの交換条件としてギャレンのベルトを差し出された時も、資格があるのはたった1人だと断じていましたから、よほど橘さんのことを信頼していたのでしょう。
そして「何が出来る…」「出来るのか、俺に…今の俺に…」と無力さと迷いを感じていた橘さんも、遂に意を決してギャレンに再び変身!ここで挿入歌である「覚醒」が流れるのですが、歌詞と橘さんの心境のベストマッチっぷりが素晴らしいっ!思い悩んでいた橘さんが、自分を、ギャレンを託してくれた桐生さんを信じ、迷わず立ち向かっていく様が非常にカッコよかったです。
しかも剣崎、始が苦戦したレンゲルをたった1人で迎え撃ち、「リモート」を封じながらカードを使用、その後のアンデッド戦においても剣崎のサポートとして見事に立ち振る舞うあたり戦闘センスの塊過ぎる…命の危機に瀕している桐生さんが満足げにうなずくのも納得の強さでした。
しかし桐生さんは再び睦月が変身したレンゲルがけしかけたアンデッドにより、命を落とすことに…
彼の最期の言葉は「なりたかったよ、俺も。仮面ライダーに…ライダーに…」でしたが、これ以前に「俺以外のライダーを倒す」と宣言していました。レンゲルに変身こそすれ、彼は最期の瞬間に「自分は仮面ライダーではなかった」と思い至ったことになります。無差別に力を振るうのではなく、力の使い道や自分に何が出来るかといった苦悩や涙を仮面の下に隠して戦う戦士こそが、橘さんこそが桐生さんにとっての「仮面ライダー」だったのかなと感じたシーンでした。睦月もそうですが、ベルトを使って変身すれば誰もが仮面ライダーというわけではなく、その心もまた仮面ライダーにとっては重要な要素なんでしょう。
「もっとバカになれ。真面目過ぎるんだよ、お前は…」桐生さんからのアドバイスが橘さんの今後にどう影響していくのか。今回も「自分に何ができるか」と真面目に考えすぎてしまっていたところも少なからずあったかもしれませんし、今後の戦いでは迷っているうちに命が消えていくかもしれない。だから何も考えずに向かって行けと、バカになれって言ったのかな…
ともあれ、短いながらも印象的なキャラクターとなった桐生さん。橘さんはまたしても大事な人を失うことになってしまいましたが、次回以降どうなるのか。気になるところでまた次回。
睦月からレンゲルのベルトを奪った桐生はその力を使いこなし、剣崎たちを圧倒。自分を止めたければ戦うように橘に告げる。
一方ベルトから解放された睦月は以前の生活に戻ったかに見えたが・・・
感想
突然態度が急変して、自分の首を絞めてきた相手であるにも関わらず、終始睦月の心配をしてくれる彼女・望美。めちゃくちゃ良い子ですね…
さて今回は桐生レンゲルとの決着編…早いですね!?桐生さん自体ちょっと前に出てきたばかりのキャラクターなのに、こうもあっさり退場するとは思いませんでした。ですが、登場話数は少ないながらも強烈なインパクトを残していった人物だなと。
そんな桐生さんですが、レンゲル(スパイダーアンデッド)の意思に飲み込まれることなく、レンゲルを制御していたかに見えました。しかしこれまで襲っていたのは犯罪者だけだったのに対し、今回は無関係な一般人たちを襲い、橘さんをおびき出すという作戦を取っていたところからすると、桐生さんとレンゲルの意思が共存している感じなのかな。
終始橘さんとの戦いを望んでいた桐生さん。既に歪んだ正義を抱えていた桐生さんですが、レンゲルに変身したことで正義なんて言い訳に過ぎず、ただただ力を振るうだけの存在となってしまったことを悔いていたのでしょうか。それで、自分がギャレンの新たな適合者に選んだ橘さんを信じ、彼に倒されることを望んでいたのかな。「戦え!ギャレンとして!戦え…橘…」と、彼を奮い立てているようなシーンもありましたし。自身が如何に危険な存在かを思い知らせるために挑発し、橘さんを戦いに促したのかなって。睦月からレンゲルのベルトとの交換条件としてギャレンのベルトを差し出された時も、資格があるのはたった1人だと断じていましたから、よほど橘さんのことを信頼していたのでしょう。
そして「何が出来る…」「出来るのか、俺に…今の俺に…」と無力さと迷いを感じていた橘さんも、遂に意を決してギャレンに再び変身!ここで挿入歌である「覚醒」が流れるのですが、歌詞と橘さんの心境のベストマッチっぷりが素晴らしいっ!思い悩んでいた橘さんが、自分を、ギャレンを託してくれた桐生さんを信じ、迷わず立ち向かっていく様が非常にカッコよかったです。
しかも剣崎、始が苦戦したレンゲルをたった1人で迎え撃ち、「リモート」を封じながらカードを使用、その後のアンデッド戦においても剣崎のサポートとして見事に立ち振る舞うあたり戦闘センスの塊過ぎる…命の危機に瀕している桐生さんが満足げにうなずくのも納得の強さでした。
しかし桐生さんは再び睦月が変身したレンゲルがけしかけたアンデッドにより、命を落とすことに…
彼の最期の言葉は「なりたかったよ、俺も。仮面ライダーに…ライダーに…」でしたが、これ以前に「俺以外のライダーを倒す」と宣言していました。レンゲルに変身こそすれ、彼は最期の瞬間に「自分は仮面ライダーではなかった」と思い至ったことになります。無差別に力を振るうのではなく、力の使い道や自分に何が出来るかといった苦悩や涙を仮面の下に隠して戦う戦士こそが、橘さんこそが桐生さんにとっての「仮面ライダー」だったのかなと感じたシーンでした。睦月もそうですが、ベルトを使って変身すれば誰もが仮面ライダーというわけではなく、その心もまた仮面ライダーにとっては重要な要素なんでしょう。
「もっとバカになれ。真面目過ぎるんだよ、お前は…」桐生さんからのアドバイスが橘さんの今後にどう影響していくのか。今回も「自分に何ができるか」と真面目に考えすぎてしまっていたところも少なからずあったかもしれませんし、今後の戦いでは迷っているうちに命が消えていくかもしれない。だから何も考えずに向かって行けと、バカになれって言ったのかな…
ともあれ、短いながらも印象的なキャラクターとなった桐生さん。橘さんはまたしても大事な人を失うことになってしまいましたが、次回以降どうなるのか。気になるところでまた次回。