ひびレビ

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ウルトラマンZ 第7話「陛下のメダル」

2020-08-01 10:37:51 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 第7話「陛下のメダル」

 突如ストレイジ基地内に現れたアンドロイド部隊。それはカブラギがリクを捕らえ、ベリアル因子を採取するための作戦だった。ハルキたちの奮闘空しくリクはカブラギの実験室へと連れ込まれ、ベリアルを静かに眠らせたいというリクの願いに反して、ベリアルメダルが作り出されてしまい・・・

感想
 「風来坊」というワードに何ともいえない顔をするジャグラー隊長。

 さて今回は予告通りにウルトラマンゼロ復活!まさか開始1分でシャイニングウルトラマンゼロに変身、シャイニングスタードライヴで時間を逆行させて脱出という荒業を披露するとは思いませんでした。時間を巻き戻したのであれば、もっと早くに駆け付けて来られたのでは・・・という疑問も「シャイニングは体力の消耗が激しい」との理由で解決。
 ジードとゼットさんの危機に颯爽と現れた時の安心感は凄まじいものがありました。これでまだ登場して10年のウルトラマンとかマジかよ・・・まぁデビュー戦含め、10年間様々な局面で活躍してきたからこその安心感、信頼感なんでしょうね。荒っぽい口調はそのままに、今ではすっかり頼れる兄貴分です。

 そんなゼロと因縁の深いベリアルのメダルを作り出すべく、リクを利用したカブラギ。実はジードの最終回だけはチラッと見ていたので、ベリアルを抱き寄せる場面は見覚えがありました。ベリアルを、父を安らかに眠らせたいという彼の思いは届かず、ベリアルメダルが作り出されてしまったわけで。
 そのメダルとゴモラ、レッドキングを使って誕生したのがベリアル融合獣スカルゴモラ。下からのアングルの迫力に圧倒されつつも、実験台にされて多少なりとも体力を消費しているとはいえ、ジード1話の相手にジードとゼットさん2人がかりで負けるはずが・・・と思っていたら、まさかまさかのエースキラー&エレキングメダルによるサンダーキラー、ゼットン&キングジョーによるペダニウムゼットンに立て続けに変身するとは思いもよりませんでした。
 正直前回の予告の時点で「スカルゴモラ相手にゼロ、ジード、ゼットさんは過剰戦力では・・・」と思っていたのですが、こりゃゼロが駆けつけてくるのも納得の相手ですわ・・・


 そんな危機にゼロが駆けつけてきた時のゼットさんの喜びようといったら!ジードが「頼もしくなったな」と褒められたのを聞いて「師匠!俺は!俺は!」と尋ねるのが可愛らしかったです(笑。
 そこからの師弟共闘は熱かったですねぇ・・・さも当然のようにストロングコロナゼロ、ルナミラクルゼロを出してくれたのが嬉しかったです。スカルゴモラにはベータスマッシュとストロングコロナのパワーで対抗し、ペダニウムゼットンには共に武器を携えたアルファエッジとルナミラクルで挑む・・・という息のあった共闘を見ていると、もしかして光の国でパワータイプとスピードタイプ、更に武器を使った戦い方なんかをゼロに伝授してもらっていたのかなぁ・・・と想像してしまいました。ボイスドラマでは弟子を取るつもりは無いと言いつつも何だかんだで上手くやってる2人ですからね。ゼロもついつい教えてしまったことがあるのかなって。
 あと、この戦いで個人的に嬉しかった・・・と書くとちょっとアレですが、アルファエッジからベータスマッシュへの変身に、いつもの変身シーンを挟まなかったのが好印象でした。最初の変身時はともかく、戦いの最中にいちいち挟むのはなぁ・・・というのが悩みだったので。先輩たちは物語が後半に差し掛かると変身シーンをカットしてタイプチェンジを行っていた印象がありますが、それがこんなに早く見られるとは・・・

 また、リクくん先輩救出作戦においてはジャグラーも活躍し、ゼットさんもオリジナルの姿かつ等身大で50秒間だけ活躍できることが判明。普段はハルキの意思による変身しかできませんでしたが、緊急事態の場合はハルキの体を操るようにして変身も出来ると・・・
 元々ハルキと一体化したのはハルキが「お前は死んだ(無慈悲)」な状況で、かつ自分の命もウルトラヤバい状況だったからであり、アルファエッジやベータスマッシュとして戦っていられるのは師匠たちの力が込められたメダルによるところが大きいんでしょうね。オリジナルの姿になれなかった理由がオーブと異なるのも面白いところです。


 決着後、ペガも迎えに現れて、リクくん先輩は宇宙のあちこちで暴れているデビルスプリンターの対処に向かうことに。最初躊躇していたところを見ると、まだハルキたちの地球のデビルスプリンターの影響が完全に消えたわけではなく、それに加えてベリアルメダルを生み出すきっかけにもなってしまったことに幾分責任を感じてしまっていたのでしょうか。
 何もかもを背負おうとしていたように見えたリクくん先輩ですが、「リクくん先輩、俺が力を貸すって言ったじゃないですか!この地球でデビルスプリンターを悪用するやつは、俺とゼットさんが懲らしめます!」というハルキを信じて約束を交わし、ゼロとペガと共に宇宙へと旅立っていきました。
 飛び去っていく一向に向かって強く約束を叫ぶ姿や、ゼロにもいつもメダルを通して力を使わせてもらっていることに感謝したりと、ハルキのこういう清々しいほどに真っすぐなところ、本当に良いですよねぇ・・・ゼットさんもそうですが、かつての主役であるリク、10年間常に最前線で戦い続けたゼロ、ジャグラーという個性の塊たちに負けず劣らずなカッコいい一面を見せてくれているので、過去のメインキャラクターたちが出てきてもこの作品が「ウルトラマンZ」であることを忘れずにいられるのだと思います。

 念願のベリアルメダルを生成したものの3人のウルトラマンの前に敗北したカブラギ。更にジャグラーからも暗躍に気づかれたっぽいですが、次回はそれに懲りずにファイブキングを生成する模様。平成の塊のような存在であるファイブキングを相手取るのは、やはりガンマフューチャー!満を持しての登場で、しかも見たところ分身でティガ、ダイナ、ガイアも出してるっぽいのですが、果たして・・・!?


 にしてもハルキは「○○師匠/○○兄さん」、リクは「ウルトラマン○○」、ジャグラーは「○○さん(マガオロチ除く)」、カブラギは「○○怪獣」など、それぞれメダルをはめる時の呼び方にも個性があって良いですね。次回のティガたちはさん付けなのかなーと想像するのもまた楽しいです。
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