相棒17 第3話「辞書の神様」
出版社の辞書編集者である中西が公園で殺害される事件が発生。部長の和田によると、中西は「千言万辞」という辞書を大鷹公介から国島弘明に交代してもらうことについて、大鷹に話しに行ったという。
裏では中西と国島との間で主幹交代の話が進んでいるなど、共に辞書を作っている大鷹と国島の関係が微妙なものであることが明らかになる中、国島の部屋から凶器が発見され、自供を始める。だが右京はまるで「見つかっても構わない」と言わんばかりの隠し場所や彼の行動が気がかりで・・・
感想
今回は辞書編集の話。辞書の編集に関しては「プロフェッショナル」で見ていたので、どういった仕事かイメージしやすかったです。
辞書の主幹交代や、表紙のネームバリューにまつわる、怨恨による殺人事件・・・かと思いきや、怨恨は怨恨でも、事件はより悪質なものでした。まぁ犯人については字幕で名前が出てきていたあたりから「怪しい」とは思ってましたが(苦笑。
辞書編集に誇りを持つ一方、王道が廃れて亜流が生き残ることを良しとせず、王道を馬鹿にされた恨みからの殺害。加えて亜流の編者である大鷹がアルツハイマーであることを利用し、「覚えて無いんですか」と自らが行った殺人の罪を着させるばかりか、彼の辞書そのものを廃止に追い込もうと計画・・・人を殺すこと自体、身勝手で悪質だとは思いますが、今回は特に悪質極まりないものだと感じました。加えて浅く一回刺しただけではなく、何度も繰り返し刺す・・・色々な意味で痛々しくて見られたものではありません。
毎日のように生まれていく新しい言葉。既存の言葉であっても従来と違う使い方をされることもあるでしょう。そんな中で王道は王道として、元々の言葉の成り立ちや意味を理解するのに必要でしょうし、亜流もまた、新しい言葉やそのご時勢を反映するのに必要なものだと思います。
協力していても犬猿の仲・・・かと思いきや、実は互いに過去のあれこれを乗り越えて手を取り合った仲。例え殺人の罪を被ってでも、辞書を出版させようとする固い意思も描かれていましたし、2人の名前が並んでいる辞書を見た時の2人の反応が何とも良かったですね。見ているこっちまで嬉しくなります。
「僕は今君の上司ですよ。さっさと言いなさいよ」と、右京さんが「上司」であることを明言するのって珍しいのではと思ったところでまた次回。次回は角田課長との決裂ですか・・・
出版社の辞書編集者である中西が公園で殺害される事件が発生。部長の和田によると、中西は「千言万辞」という辞書を大鷹公介から国島弘明に交代してもらうことについて、大鷹に話しに行ったという。
裏では中西と国島との間で主幹交代の話が進んでいるなど、共に辞書を作っている大鷹と国島の関係が微妙なものであることが明らかになる中、国島の部屋から凶器が発見され、自供を始める。だが右京はまるで「見つかっても構わない」と言わんばかりの隠し場所や彼の行動が気がかりで・・・
感想
今回は辞書編集の話。辞書の編集に関しては「プロフェッショナル」で見ていたので、どういった仕事かイメージしやすかったです。
辞書の主幹交代や、表紙のネームバリューにまつわる、怨恨による殺人事件・・・かと思いきや、怨恨は怨恨でも、事件はより悪質なものでした。まぁ犯人については字幕で名前が出てきていたあたりから「怪しい」とは思ってましたが(苦笑。
辞書編集に誇りを持つ一方、王道が廃れて亜流が生き残ることを良しとせず、王道を馬鹿にされた恨みからの殺害。加えて亜流の編者である大鷹がアルツハイマーであることを利用し、「覚えて無いんですか」と自らが行った殺人の罪を着させるばかりか、彼の辞書そのものを廃止に追い込もうと計画・・・人を殺すこと自体、身勝手で悪質だとは思いますが、今回は特に悪質極まりないものだと感じました。加えて浅く一回刺しただけではなく、何度も繰り返し刺す・・・色々な意味で痛々しくて見られたものではありません。
毎日のように生まれていく新しい言葉。既存の言葉であっても従来と違う使い方をされることもあるでしょう。そんな中で王道は王道として、元々の言葉の成り立ちや意味を理解するのに必要でしょうし、亜流もまた、新しい言葉やそのご時勢を反映するのに必要なものだと思います。
協力していても犬猿の仲・・・かと思いきや、実は互いに過去のあれこれを乗り越えて手を取り合った仲。例え殺人の罪を被ってでも、辞書を出版させようとする固い意思も描かれていましたし、2人の名前が並んでいる辞書を見た時の2人の反応が何とも良かったですね。見ているこっちまで嬉しくなります。
「僕は今君の上司ですよ。さっさと言いなさいよ」と、右京さんが「上司」であることを明言するのって珍しいのではと思ったところでまた次回。次回は角田課長との決裂ですか・・・