相棒17 第5話「計算違いの男」
夜。右京と冠城は神社で探し物をしていた際、階段をじっと見つめながら懐中電灯の点灯を繰り返す不審な男を目撃。男は星を見ていただけだというが、階段の周辺には不自然な点が見受けられた。
後日、右京は男が見つけたという星から、男が星野亮という天文学者であることを突き止め階段の件を追求するも、星野は何も語らない。
星野は今度こそはと、とある秘密を基に金を要求してくる若月を殺す計画を実行に移そうするも、神社の時と同様に失敗。更にその場所を右京と冠城に突き止められてしまっていたが、それでも星野は殺人計画の遂行を諦めず・・・
感想
何というか、久々に大人しい感じの相棒だったなーと。いや、人が死んでるのに大人しいも何も無いのですが(汗。とりあえず角田課長が特命係に出入りしてくれていてホッとしました。
さて今回は「計算違いの男」ということで、殺人計画を遂行しようとするもことごとく計算違いで失敗する男・星野の話。
神社の時は、練習していたのか懐中電灯の点灯を繰り返しすぎたために肝心な時に点灯せず失敗。二度目は直前に「2」という数字を連想していたために、第3ビルと第2ビルを間違えて失敗。計画そのものは過去の事故を参考にした殺人計画で、一見完璧なようでしたが、本人の計算違いで失敗し続けるという、何とも残念な、そしてある意味では幸運な犯人でした。
完全犯罪などこの世には無く、どんな小さな星も見逃さない天文学者のように、どんな犯罪のほころびも見逃さないのが警察。それにしたって、ほんの僅かな手がかりで星野のことを突き止め、更には過去の事故を遡って星野の計画を見抜くとか、今回の右京さんはいつにも増してキレッキレでしたね・・・
特命係に来てから比較的大人しめの青木も、今回は「一緒にお昼に行く」という条件で捜査協力。星野によるフェイクだったとはいえ、星野が自殺しようとしている場所を突き止めるのに一役買ってくれました。
前回、特命係や先輩刑事を手のひらで転がしている気でいた人間に対しても「あんまりなめない方が良い」と言っていたりと、何だかんだで彼も特命との付き合い長いんだなと感じました。まぁあの「警察嫌い」からこういった展開になるとは思ってもみませんでしたが。
今回の事件は、基をたどれば高校時代に起きた、実験中の爆発による死亡事故がきっかけでした。その真相を確かめようとした人物こそが真犯人だったわけで、動機については「彼女の死を冒涜されたみたいで・・・」とのこと。
ですが、若月の「俺っすよ」とふてぶてしい態度に加え、「もう忘れましょう。ねっ?あれがあの女の寿命ですよ。死ぬ運命だったんですよ」という発言は、どう考えても冒涜以外の何ものでもありません。だからといって殺していいわけではないですが、若月に対する怒りそのものは最もだったかと。というか、若月が悪びれなさすぎて怖い。
結果的には計算違いにより、誰も殺さずに済んだ星野。しかし神社にしろ、ビルの屋上にしろ、一歩間違えれば他の誰かが死んでいたかもしれず、殺人計画を立てたことは間違いようの無い事実。その罰は受けたことにより、彼の将来にも雲がかかったようにも思えましたが、だからといって将来=星が見えなくなったわけではない。星は確かにそこにある。ラスト、何も言わずに黙って星を見上げる2人が救いでしたね。
そんな感じの第5話でした。次回は平成の毒婦登場。これまで「昭和の○○」というのは目にすることがありましたが、来年から過去を振り返る際に「平成の○○」「平成最後の○○」なんてのが使われるようになるんでしょうね・・・
夜。右京と冠城は神社で探し物をしていた際、階段をじっと見つめながら懐中電灯の点灯を繰り返す不審な男を目撃。男は星を見ていただけだというが、階段の周辺には不自然な点が見受けられた。
後日、右京は男が見つけたという星から、男が星野亮という天文学者であることを突き止め階段の件を追求するも、星野は何も語らない。
星野は今度こそはと、とある秘密を基に金を要求してくる若月を殺す計画を実行に移そうするも、神社の時と同様に失敗。更にその場所を右京と冠城に突き止められてしまっていたが、それでも星野は殺人計画の遂行を諦めず・・・
感想
何というか、久々に大人しい感じの相棒だったなーと。いや、人が死んでるのに大人しいも何も無いのですが(汗。とりあえず角田課長が特命係に出入りしてくれていてホッとしました。
さて今回は「計算違いの男」ということで、殺人計画を遂行しようとするもことごとく計算違いで失敗する男・星野の話。
神社の時は、練習していたのか懐中電灯の点灯を繰り返しすぎたために肝心な時に点灯せず失敗。二度目は直前に「2」という数字を連想していたために、第3ビルと第2ビルを間違えて失敗。計画そのものは過去の事故を参考にした殺人計画で、一見完璧なようでしたが、本人の計算違いで失敗し続けるという、何とも残念な、そしてある意味では幸運な犯人でした。
完全犯罪などこの世には無く、どんな小さな星も見逃さない天文学者のように、どんな犯罪のほころびも見逃さないのが警察。それにしたって、ほんの僅かな手がかりで星野のことを突き止め、更には過去の事故を遡って星野の計画を見抜くとか、今回の右京さんはいつにも増してキレッキレでしたね・・・
特命係に来てから比較的大人しめの青木も、今回は「一緒にお昼に行く」という条件で捜査協力。星野によるフェイクだったとはいえ、星野が自殺しようとしている場所を突き止めるのに一役買ってくれました。
前回、特命係や先輩刑事を手のひらで転がしている気でいた人間に対しても「あんまりなめない方が良い」と言っていたりと、何だかんだで彼も特命との付き合い長いんだなと感じました。まぁあの「警察嫌い」からこういった展開になるとは思ってもみませんでしたが。
今回の事件は、基をたどれば高校時代に起きた、実験中の爆発による死亡事故がきっかけでした。その真相を確かめようとした人物こそが真犯人だったわけで、動機については「彼女の死を冒涜されたみたいで・・・」とのこと。
ですが、若月の「俺っすよ」とふてぶてしい態度に加え、「もう忘れましょう。ねっ?あれがあの女の寿命ですよ。死ぬ運命だったんですよ」という発言は、どう考えても冒涜以外の何ものでもありません。だからといって殺していいわけではないですが、若月に対する怒りそのものは最もだったかと。というか、若月が悪びれなさすぎて怖い。
結果的には計算違いにより、誰も殺さずに済んだ星野。しかし神社にしろ、ビルの屋上にしろ、一歩間違えれば他の誰かが死んでいたかもしれず、殺人計画を立てたことは間違いようの無い事実。その罰は受けたことにより、彼の将来にも雲がかかったようにも思えましたが、だからといって将来=星が見えなくなったわけではない。星は確かにそこにある。ラスト、何も言わずに黙って星を見上げる2人が救いでしたね。
そんな感じの第5話でした。次回は平成の毒婦登場。これまで「昭和の○○」というのは目にすることがありましたが、来年から過去を振り返る際に「平成の○○」「平成最後の○○」なんてのが使われるようになるんでしょうね・・・