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ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
2025年9月から「はてなブログ」で「ひびレビg」を開設予定です。

夢のある/怖いストーリー?

2024-07-26 07:11:52 | アニメ・ゲーム
 というわけで、先週の「リメンバー・ミー」に続き、本日の金曜ロードショーは「トイ・ストーリー」!公開は1995年と、もう30年ほど前の作品になりますが、いつ見ても、何度見ても色あせない輝きと楽しさに満ち溢れた作品となっています。

 カウボーイ人形のウッディや、スペースレンジャーのバズをはじめとした数々のおもちゃたちが、様々な知恵と工夫で、人間たちに見つからないように時に遊び、時に大冒険するという、夢のある物語が大好き……あ、4は除きますが……ともかく大好きなのですが、先日その話をしたところ「トイ・ストーリーはちょっと怖い」という意見も聞きまして。

 なるほど確かにおもちゃが勝手に動き出すというのは見方によっては怖いかもしれない。海外でも人形絡みのホラー作品がありましたし、わからなくもない。でもホラーが苦手な私が、おもちゃが動き出すことに何の恐怖も感じなかった、むしろ勝手に動いて欲しいとまで思えたのは、それ以前に勇者シリーズで車や電車がしゃべったり人型に変形しているのを見ていたから……ですかね?他にも何かそういったアニメや番組を見ていた可能性はありますが、パッと思いつくところでは勇者シリーズでした。

 感じ方も人それぞれで面白いなーと思いつつ、今夜は久々にトイ・ストーリー第1作を堪能するとします。最初見た目がちょっと怖かったシドのおもちゃたちが、最後には愛嬌がある子らに見えてくるの、良いよね……結局彼らはあの後どうなったんだろうか。

 ちなみに来週の「トイ・ストーリー2」も含めて「インサイド・ヘッド2」公開記念の一環だそうですが、じゃあ何で1を放送しないんですかね?ただ、あの映画は割と苦手な部類に入るから多分放送されても見ないと思います(汗。作品の出来は良いんだけれども、イマジナリーフレンドの件で心がキュッとなるので苦手です。
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機動新世紀ガンダムX 第36話「僕らが求めた戦争だ」

2024-07-24 07:17:15 | アニメ・ゲーム
機動新世紀ガンダムX 第36話「僕らが求めた戦争だ」

 一時はあわやという場面があったものの、ジャミルたちの救援もあって無事再会を果たしたガロードたち。戦力的にはGX、ベルティゴ、エアマスターで十分に思えますが、だとしてもガロードの救援にいても経ってもいられなかったであろう、ロアビィが良いんですよね。ウィッツの「しょうがねぇだろ」という発言からは、逆の立場だったら自分も同じことをした、という思いがうかがえます。

 ニュータイプとして感じた未来と現実とのギャップに思い悩むジャミル。自らニュータイプになることを望んだカリス。宇宙で生まれた者こそをニュータイプだと定義するコロニー。力ある者をニュータイプとして扱う新連邦。ニュータイプに劣るカテゴリーFとして扱われたフロスト兄弟。自分をニュータイプだと思ったことは無いティファ。
 人によって定義・価値が異なるニュータイプとは一体何なのか。ガロード、ティファは世界を感じ始める中で、ニュータイプとは何かを知りたいという気持ちを強くする一方でキッドとパーラはGファルコンの改造をめぐってひと悶着……同じ戦後生まれであっても、ガロードやティファのようにニュータイプとは何かを問おうとする者もいれば、ニュータイプ・オールドタイプという区別を気にすることなく生きている者もいる……カリスは前者の行動を「僕たち世代の果たすべき役目」かもしれないと言っていましたが、このシーンは誰しもがそうである必要はなく、好きに生きていいという対比なのかなと感じました。

 で、フロスト兄弟はといえば、自分たちがアイムザットを殺したと敢えて口にすることで、上手いことブラッドマンに取り入ったうえに、更には議会をも……ブラッドマンを罠にかけた時の様子はミミズク?が、ハト?を襲う様に例えられていました。方法はともかく世界の統治を目指すブラッドマンもしくは和平路線を目指した議会と、戦争そのものを求めるフロスト兄弟の違いを描いたものでしょうか?
 コロニー側では二コラの説得も失敗。そういえばコロニー側に対してフロスト兄弟は接触しないんだなーと思いましたが、そもそも両者を積極的に争わせる必要はなく、どちらか一方から攻撃を仕掛けさせれば開戦するから、新連邦側を動かすだけで事足りてしまうのか……
 「次の戦争は、僕らが求めた戦争だ」とはオルバの、フロスト兄弟の想いが詰まった言葉。ガロードたちは広い世界を見るようになりましたが、この兄弟はずっと自分たちの世界のことしか考えていないように感じます。そして、そんな兄弟を作り出してしまったのは、ニュータイプという魅力的で、それでいて曖昧な概念を信じた人々でしょう。ある意味彼らも被害者と言えなくもないですが……

 そして、ランスローさんの「戦後か…今度の戦争に戦後はあるのだろうか」が印象的です。戦争を望む者がいる限り、いつまで経っても戦争が終わりませんからね。今回のように和平に動くものを排除し、それを相手側の策略によるものだと言えば、いつまでだって戦争は続いてしまうでしょう。終わらぬ戦争を続けた結果、戦後に生きるものがいなくなってしまう可能性すらあるわけで……

 
 そんなこんなでまた次回。
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いつも近くにアンパンマン

2024-07-23 07:07:01 | アニメ・ゲーム
 基本おもちゃ売り場はライダーと戦隊、ウルトラマン、ゲームやカードのコーナーをチェックして立ち去るのですが、ふと周囲に目をやると、そこにはアンパンマンたちの姿が。思えば私が小さい頃からずっといるよなぁ、アンパンマンって。
 今となってはなかなか見る機会がありませんが、最近では「しらたまさん」なる濃いキャラクターがいるというのは風の噂で聞き……は?しらたまさんがアニメに登場したのは20年以上前!?嘘でしょ!?ていうか、そもそもアニメって今何話……1600話以上!?うっそでしょ!?すげぇわアンパンマン……
 
 で。小さなお子さんがいる同僚と話をすると、やはりアンパンマンがお好きな様子。とはいえ、前述のように私のアンパンマン知識は20年以上前で止まっており、今となっては新キャラクターも多いでしょうから、分からんことが多いのかなーと思いつつの会話の一幕。
 「SLマンって知ってる?今はポッポちゃんっているんだよ」
 「鉄火のマキちゃん?今はコマキちゃんがいるよ」
 ……マジかよ。そういえば私が見ていた時点で「おむすびまん」と「こむすびまん」っていたしなぁ。そういった子供系が増えても不思議は無いのか。加えて、こういう親世代も知っているキャラクターに仲間が増えることは、親世代にとっても知っているキャラクターの新たな一面が見られて楽しいんじゃないかなーと。そして、変わらず中心にはアンパンマンやばいきんまんたちがいるでしょうから、どんなにキャラクターが増えても、あの頃の気持ちに戻りやすいのかもしれませんね。

 そんな彼女たちの登場も結構前の様子。アンパンマンの世界は今なお広がり続けていることを感じさせられる会話でした。

 「ショウガナイさんってのがいてね」
 何その「しまっちゃうおじさん」的なネーミングのキャラクター。生姜モチーフ?なるほどなぁ……(検索中)……すいません!すいません!多分事前情報なしで見たら「古代の墓から出て来たのか?」と思ってしまうだろうなとか考えてしまってすいません!(汗。あと、登場が前述の3人より更に前で驚きました。ワンチャン、見ていた可能性がなくもないな、あの時期なら……
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ビギナーズラックと練習

2024-07-12 07:12:42 | アニメ・ゲーム
 先日「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」のRTA動画を見まして。30年以上前のゲームの話を何回するのかって?一生だよ!ありがとうお父様お母様。私にあのゲームを買ってくださって。

 さてRTA。デグアモスを華麗に倒し、ムーンパール入手の際には爆弾で穴を飛び越える!……後者は方法こそ知っていましたが、試したことはありませんでした。でも折角の機会だから試しに……おぉ!一発で行けた!説明が上手いとやりやすい……!

 じゃあこの調子で、私も時間計りながらやってみようか!デグアモスはいつも右下に陣取ってたけど、RTAの位置だとやりやすいな!あ、個人的にはラネモーラ戦でアイスロッドが欲しいので、そっちを先に入手して。はいヘラの塔!ムーンパールの手前の穴は爆弾を使ってー……はい!落ちたー!
 ……さっきは上手くいったんだけどな。巻き戻して……あれ?あれ?あれ???
 
 ビギナーズラックとはこのことだと言わんばかりに、その後数回試してようやくいけました。で、更にその後、今度こそはともう1周したものの、またもやムーンパール入手で手こずって巻き戻しまくる羽目に……

 ……やっぱり練習って大事ですね(苦笑。昔から野球やサッカーの練習は嫌いだけど、試合そのものは好きだったなぁと、変なところで関連づいてしまった今日この頃。また機会があれば、今度は練習したうえで、タイムを計って遊びたいと思います。
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機動新世紀ガンダムX 第34話&第35話

2024-07-10 08:00:21 | アニメ・ゲーム
 機動新世紀ガンダムX、まずは第34話の感想から。宇宙空間での姿勢制御、割と好き。

第34話「月が見えた!」
 今回でティファ救出と相成るわけですが、まずはランスローさんとティファの会話から。
 ランスローさんから話しかけられた時は笑顔を見せていたものの、サテリコン掃討作戦の功績が認められたことによる勲章授与と聞くと「ご活躍をされたんですか」と低めの声色で問いかけていました。功績を認めると言えば聞こえは良いですが、実際にやっていることは人の命を奪って褒められるということ。「人を殺したんですか」という直接的な表現は避け、「ご活躍をされたんですか」という遠回しな言い方からは、皮肉が込められているように感じます。この後勲章授与の場に招かれた際、ティファだけ拍手をしていないのも細かいですね。

 また、ランスローさんやニコラのように、ザイデルを苦手としている人がいる一方で、コロニーの住人の中には、間もなく戦争が始まると知って「いよいよ戦争だな!」「あぁ!我々悲願の地球帰還の時だ!」と、高揚している人がいました。ダリア作戦の決行、コロニーレーザーの照射によって多くの命や自然が失われると知ったうえでの発言だとしたら末恐ろしいですね……やはり戦争は正義と正義のぶつかり合いなんだなと、改めて思わされた会話です。
 
 まぁ、全部サテリコンの亡霊・パーラと、炎のモビルスーツ乗り・ガロードによって塵と化すんですけどね!(笑。
 実際の距離は不明ですが、超長距離から、少しずつ目標をずらしつつのツインサテライトキャノン3連射。特に二発目はコロニーレーザーの薄皮を剥がすが如くの超緻密な射撃をやってのけています。ただ的に当てるだけならまだしも、ビームの太さまで織り込んだうえでの射撃となると、一体どれほどの腕が必要なのか……加えて一歩間違えればコロニーレーザーは崩壊し、ティファ救出も危うくなりかねない状況でのこの射撃。その度胸に感服します。

 そして運命の、必然の再会。ガロードからの「もうどこへも離さない。ずっと俺のそばにいるんだ、いいな」と、プロポーズとも取れる言葉に対し、「はい」ではなく「うん」と返すティファがまたたまらなく可愛いんですよね!距離が縮まったことを感じさせるほか、これまでニュータイプ、突然変異として扱われてきたティファが、ようやく一人の女の子に戻れたということを感じさせられます。
 なかなかティファへの想いを伝えられずにいたガロードがここまで大胆なことを言えたのは、やはり一度離れ離れになってしまったからですかね?


第35話「希望の灯は消さない」
 と、そんな感動の再会に水を差すのがいつものフロスト兄弟と新連邦軍なのでした。囚われの身となったガロードとティファは、ブラッドマンと対面することに。
 そこでブラッドマンの心にもザイデル同様「(月の)D.O.M.E」という存在があることに気づくのですが……一応全話視聴済みにも関わらず、D.O.M.Eが何だったかはうろ覚えです(汗。

 一方久々の登場となったジャミルたち。保身を図らず、フリーデンの皆と共にあることを選んだジャミルを見て、最初は単に契約を結んだ間柄に過ぎなかったウィッツとロアビィも「こうなったら腐れ縁だ。地獄の底まで付き合ってやる」「で、本当に地獄に同伴だなんて……悪くないやぁね」と、笑顔を見せていました。失うことも多い旅路ではありましたが、得難いものを得られる旅路でもあったのだなと感じさせられるやり取りです。
 そして、その旅路の途中に出会った仲間が駆けつけてくれました。彼らによって運ばれた来たGXたちの姿勢がまたカッコいいんですよね……共に戦う相棒を待ち望んでいる感っていうか、準備は出来てるぜ!って感じがするっていうか……とにかく良いんすよ……

 そしてラスト、脱走を試みる際のガロードの「ティファ、怖くないよな」という言葉からは、彼女の強さを信頼していることがうかがえます。ランスローさんやニコラがいたとはいえ、敵地の中で孤軍奮闘していた強さを知っていますしね。
 で、ガロードからそう問われたティファの反応がまた可愛いんですよ……ティファが人前でこうも顔を赤らめるのはなかなかに新鮮です。更にパーラから「『みんな』じゃなくて、『ガロード』だろ?」と突っ込まれて、「え」と目を大きく開いて驚くティファ、本当に可愛い……表情豊かになったよなぁ。


 さて、そんな微笑ましいやり取りもあった第34、35話ですが、第34話ではザイデル、第35話ではブラッドマンと対面する中で、彼らの思想の違いが描かれています。

 ザイデルはティファに力があることは認めつつも、自分たちが認めなければニュータイプではなく、自分こそがニュータイプを正しく定義する者であると、ニュータイプの定義づけに重きを置いていました。
 対するブラッドマンは、そもそもニュータイプが人の革新であるかどうか、分かりたいとも思っていません。つまりそれは、ニュータイプの定義になど興味が無いということでしょう。興味があるのは力だけで、その力をもって人類に利益をもたらすことが存在意義だと語っていました。
 
 要は「自分が定義づけた者こそニュータイプ!力は二の次!」というザイデルと「生まれや定義は興味ない!力こそすべて!」なブラッドマン……といった感じでしょうか。どっちにしてもニュータイプを都合のいいように解釈・利用しようとしていることに変わりは無さそうですが。
 個人的に面倒くさそうなのはザイデルですね。今後ニュータイプの定義に当てはまる者が増えてきたら、新たな定義を持ち出してより人間の、ニュータイプの選別にかかるのではないかと……

 また、二人に対してティファは「私は自分をニュータイプであると思ったことは、一度もありません」と告げて(告げようとして)いました。
 定義づけに重きを置くザイデルは、そもそもティファをニュータイプとは認めていなかったため、それを冷静に受け止めていましたが、ブラッドマンはティファの言葉を途中で遮っていました。仮に最後まで聞いていたとしても、定義や認識などに興味が無い彼は「そんなことはどうでもいい」で片づけていただろうなと。

 互いに互いを悪だと断じ、和平という考えなど毛頭ない両指導者。そんな指導者の側近たちも一枚岩ではなく……特にブラッドマンはフロスト兄弟だしなぁ……ろくなことにならないだろうなと(苦笑。

 そんなこんなでまた次回。


 ……あ、アイムザットじゃなくてブラッドマンだわ。直しとこ…何で生き返ってんのあの人…
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機動新世紀ガンダムX 第33話「どうして俺を知っている!?」

2024-07-03 07:18:19 | アニメ・ゲーム
機動新世紀ガンダムX 第33話「どうして俺を知っている!?」

 反政府組織・サテリコンに所属するパーラに救われ、DXの修理を交換条件に彼女らに協力することになったガロード。ちなみに寝起きのガロードは彼女をティファと勘違いして抱き着くものの……一体何の違いでパーラとティファを見分けたかは、黙っておきましょう(苦笑。
 寝言で呟いていたティファのことを問われたガロードは「大切にしたいって思える子」と答えていました。テクス先生の「大切に思うのと、大切にするというのは、似ているようで違う。こと女性に関してはな」がしっかりと根付いていることが感じられる言葉でしたね。

 また、ここで少し寂し気な顔を見せるパーラは印象的ではありますが、ガロードに魅かれる過程がカットされているように感じます。後述するサテリコン討伐や次回のティファ救出など、ここら辺の展開は少々駆け足気味に感じられますね。ガンダムXは全39話。今回を含めてあと7話で決着させなければならないとなると、やむを得ないのかもしれません。ですが、もう少し話数があれば、パーラがガロードに魅かれるきっかけや、サテリコンの面々との交流なども描かれていたのかなぁと。
 
 一方ニコラはティファに「宇宙に住む者たち」の姿を見せていましたが、そこには地球と何ら変わりのない光景が広がっていました。生まれや住む場所が違っているというだけで、同じ人間であることに変わりはなく。もしもそこにニュータイプが紛れ込んでいたとしても、一見しただけでは分からないでしょうね。ニュータイプとオールドタイプ、その区別に意味はあるのか……


 そして始まるサテリコン討伐。そこで、ティファからガロードに会うよう言われていたランスローさんは、ジャミルがニュータイプのために、ガロードがティファを救うためにそれぞれ戦っていることを知って衝撃を受けていました。
 「例え……例え戦争であっても、人として超えてはならない一線があると、考えます」と、ダリア作戦に対する思いを述べていたランスローさん。非人道的な武器のテストにも苦言を呈するなど、良識のある人ではありますが、その思いのままに戦うことを許される立場ではありませんでした。自分の意思ではなく、誰かの思惑のために戦わされているからこそ、自分の心に従って戦うジャミルやガロードに衝撃を受けたのでしょう。

 刻一刻と迫るダリア作戦、地球へのコロニーレーザーの照射。次回ティファ救出!希望の未来へレディゴー!……Gガンもそろそろ再開しなきゃなぁ。
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機動新世紀ガンダムX 第32話「あれはGファルコン!」

2024-06-26 07:36:15 | アニメ・ゲーム
機動新世紀ガンダムX 第32話「あれはGファルコン!」

 二コラによって宇宙革命軍の総統・ザイデルと引き合わされたティファ。ですが、ザイデルは地球生まれのニュータイプであるティファを快く思っていない模様。ザイデル曰く「宇宙に住む民をニュータイプと定義するため、地球生まれのティファをニュータイプと認めるとアイデンティティーが崩壊するかもしれない」。しかし結局は自分の都合のいいようにニュータイプを解釈・利用しているようにしか聞こえません。今はまだ生まれが地球か宇宙かという区別だけですが、更に誰かにとって都合のいい区分が生まれてきそうな気がしてなりません。

 ザイデルの思わぬ反応に戸惑う二コラですが、そんな彼がティファと交わした会話が印象に残りました。
 ティファの「また、戦争が始まるのですか」という問いに、「ここはノアの箱舟だ。我らは荒廃した地球に新たな歴史を築く選ばれた民なのだ。だが新連邦は再び宇宙を支配しようとしている。オールドタイプは地球を滅ぼすだけだというのに」と答える二コラ。それを聞いたティファは「また、戦争が始まるのですね」と答えを得ていました。明確に戦争が始まるか否かについて述べてはいないものの、その言葉の裏にある意図を察したのが印象的なシーンでした。
 自分たちの行いを正当化し、綺麗で最もらしい理由を並べてたてたところで、戦争は戦争。多くの人の命が失われることに変わりありません。そして、この戦争が最後になるとも限りません。今度はオールドタイプが、同じように正当性を主張し、地球を導かんと戦いを始める可能性だって十分に考えられます。結局のところ、互いの正義や主義主張のぶつかり合いなんだなって……
 この会話の後に二コラは前述したザイデルの考えを聞き、戸惑った様子を見せます。果たしてあの会話の後に、再びティファから戦争が始まるのかを問われた際、二コラは同じように答えることはできたでしょうか。


 一方のガロードはティファを取り戻すべく孤軍奮闘。万が一に備えてブリッジのレイアウトを把握する、初めての宇宙戦闘にも徐々に慣れ始めるといった頼もしさを発揮していました。宇宙戦においては、シールドで防御するだけでも機体が思わぬ方向に動いてしまう、という描写が印象的です。
 しかし、かつてジャミルと戦い、ニュータイプの能力を失った者・ランスローにはさすがに歯が立たず……この戦闘時、コクピットに穴が開いて空気が漏れだした際に、風船ガムのような物体が飛び出して穴を塞いでくれるのですが、この機能が初見時から妙に好きでして。パイロットの手を殆ど煩わせることなく行える応急処置。面白い発想だなぁと感心したのを覚えています。

 破壊するなと命令を受けてはいたものの、ほぼ原形を留めているDX。改めてその頑強さが示されましたが、絶体絶命の危機。ここで現れたのが!……まぁサブタイトルでバレバレですが、Gファルコンでした(笑。新たなヒロインも登場したところで、また次回。
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GBA版の神トラを遊んだ話

2024-06-20 08:06:50 | アニメ・ゲーム
 というわけで「Nintendo Switch Online+追加パック」加入者向けに配信されているGBAソフトに、新たに「ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣」が追加されました。後者は遊ぶのが難しそうなので、まずは慣れ親しんだ神トラから。
 なお、トップ画像はいつもの光景です。昔は正直に祭壇の前に立っていましたが、慣れてくると「さっさとゼルダ送って戦おうぜ!」ってなります(苦笑。

 さて、GBA版はスーファミ版と操作面などにおいて多少違いがあります。
 カンテラ等のアイテムの使用はAボタン(スーファミはYボタン)、ペガサスの靴等のアクションはRボタン(スーファミ版はAボタン)のほか、スタート・セレクト(セーブとアイテム選択)が逆になっています。おかげで終盤に至るまで色々と操作を間違えることが多かったですね。
 また、カンテラやソマリアの杖を入手時にはMPが回復する、弓を入手した際に矢も10本補給されるといった、違いも見受けられました。




 その他、画像にもあるとおり、会話の一部が変更されています。スーファミ版では回転切りの方法を伝え、ゼルダ姫とリンクの関係を口にしている最中で事切れてしまうおじさんですが、GBA版ではリンクへの想いを口にしてくれます。家を出る際の会話も違っていました。
 アグニムもリンクを「ぼくちゃん」と甘く見ている節が追加されたり、MP消費を2分の1にしてくれるコウモリみたいなアイツのセリフが「よろしいですか?」から「よろしゅうございます?」に変更、カメイワでゼルダ姫を救い出した時には「必ず平和な国をとり戻しましょうね」だったのが「子どもたちが笑顔でいられる平和な国をとり戻しましょうね」と表現が若干変わっていたりと、会話の違いを探しながら遊ぶのも楽しいですね。



 で、個人的に一番大きな違いが感じられたのはこちら。氷のダンジョンにおける仕掛けが様変わりしています。
 スーファミ版では部屋の中央にツボがあり、その下にあるスイッチを、上の階から落としたブロックで起動させる……というのが本来の手順なのですが、GBA版では画像の仕様に変更されています。このため、上の階から直接下の階に降りなければなりません。
 そもそもスーファミ版の仕掛けは、正攻法で解く必要はなく、ソマリアの杖で簡単に突破出来てしまいます。恐らくそれをさせないための仕様変更なんでしょうけども……プレイヤーに何としてでもなぞ解きをさせるという強い意志を感じますね(苦笑。

 この他、カメイワ攻略中に立ち寄れる「ハートのかけら」がある場所の敵が違う、薬屋さんの中にいる人が可愛くなっている、セーブした場所から始められる……といった違いが見受けられました。セーブした場所から始められるのは結構な違いではありますが、最近は通しでプレイすることの方が多いですし、そもそも神トラのセーブって、目的地の近くに移動するための手段的な意味合いで使うことの方が多いしなぁ……

 今回は攻略や回収に必須な場所にしか立ち寄っていないので、見つけられていない違いもあるかもしれません。とりあえずGBA版クリア後にスーファミ版も1周したから、もう1回GBA版をじっくり遊ぶかぁ……何で1日も経たないうちに、神トラ通算2周してるんですかね、私(笑。
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機動新世紀ガンダムX 第31話「飛べ、ガロード!」

2024-06-19 17:54:54 | アニメ・ゲーム
機動新世紀ガンダムX 第31話「飛べ、ガロード!」

 ティファの力を、ニュータイプを正しく理解しているという二コラ。彼は例に挙げた者たちとは違うと言っていましたが、結局はティファを一人の人間としてではなく、ニュータイプとして扱っている点においては何も違わないように思います。

 そんな彼に連れ去られ、新しい未来に生きるべきだと言われたティファですが、「私は帰ります」「私が思う人のところです。私を思う人のところです」と力強く宣言。DXの時もそうですが、最早助けを待つばかりの少女ではなく、自ら望んだ未来へと歩みを進めようとする強い人へと成長したことが改めて感じられるシーンです。

 また、宇宙に行く術が無いガロードたちに助け船を出したエニル。「あなたは私の最後の思い出なの。だから、生きて帰ってくるのよ。もちろん、あの子と一緒にね」と、優しくガロードの髪をなでる仕草が印象的です。一時共に過ごした彼はもういないからこそ、ガロードが「最後の思い出」なのだと思うと、どこか寂しさも感じさせるシーンでしたね。
 加えて「女の子が本当に幸せになるって、戦争に勝つよりも大変なことなんだから」というセリフもまた印象的です。

 終盤では、ガロードたちが乗ったシャトルが飛ぶか飛ばないかの瀬戸際において、サラはジャミルにフリーデンを敵艦に突入させる覚悟を固めていました。ジャミルの許可を得る過程はあったものの、「突入させては?」という提案ではなく「突入させます!」と明確に意思を示していたことから、仮にジャミルが決断しなかったとしても、サラたちは突入させる道を選んだでしょう。
 ティファのみならず、エニルやサラ、メカニックの仲間たち……みんな出会ったばかりの頃とはだいぶ印象が異なるというか、成長を感じさせられる話でしたね。
 
 こうした仲間たちの助力もあって、無事宇宙へと旅立ったガロード。その目的はコロニーと地球の争いを止めるためでも、新連邦とコロニー、どちらかに助力するためでもなく、ただ一人の好きな女の子を助けるため!……世界や宇宙をどうこうするためではなく、大切な人を助けるために動き、その背中を全力で押す。今回はこれぞガロード!これぞガンダムX!って感じの話だったかと。

 エスタルドの話でガロードの精神の成長を描きつつ、ティファの話を経て身近にある大切なものを思い出させる……この、変わらないものを持ちつつ、少しずつ成長していくのがガロードたちの良いところなんだろうなと感じたところで、次回は遂に宇宙戦!DXめっちゃ硬いよ!(笑。
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ゼルダの伝説(主役はもちろん)

2024-06-19 06:10:21 | アニメ・ゲーム
 うーん「ルイージマンション2」はオバケの個性が1と比べると物足りなかったような……どうすっかなぁ。などと思いながら昨日のNintendo Directを視聴していました。

 最早懐かしさすら覚えるドンキーコングリターンズのHD、ようやく発売日が決まった感があるドラクエⅢと、サプライズで発表されたⅠ&Ⅱ、結構面白そうなぶっとバードなど、面白そうなのはいくつもありましたが、その中でも一番驚かされたのは「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」です。

 今作の主人公は何とゼルダ姫!ゼルダシリーズは触れていない作品の方が多いですが、ゼルダ姫がメインというのは私が知る限りでは覚えが無いです。これを見て、かつての四コマ漫画で「ゼルダの伝説」ネタにされていたのを真っ先に思い出したのは私だけでしょうか(苦笑。

 人や物を飲み込む謎の裂け目の脅威にさらされるハイラルを救うべく、妖精トリィから授かったトリィロッドを手に、テーブルやベッド、更には魔物など、様々なものを「お借り」して冒険する模様。公開された動画内では、お借りした水の塊を積み上げ、その中を泳ぐことで高いところに移動していましたが、木箱やテーブルなどを上手いこと積み重ねても突破できたりするのかな?プレイヤーによって様々な突破法が生み出されそうで、どんな悪いこと(誉め言葉)が出来てしまうのか、楽しみですね(笑。
 正直長いこと神トラに慣れ親しんでいた身としては、こういったゼルダの方が安心感を覚えてしまいます(苦笑。話題作も遊んでみたいとは思いつつ、どうにも踏ん切りがつかなくて……

 ということで、3か月後が非常に楽しみな今日この頃でした。同じく姫が主人公の「プリンセスピーチ Showtime!」も遊んでみたいなぁ。


 ……え?GBAの神トラ&4つの剣と「メトロイド ゼロミッション」がNintendo Switch Online+追加パックに追加……?ヒャッハー!新鮮な神トラだぁ!
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