ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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「ハクメイとミコチ」第11巻を読んで

2023-01-25 07:15:34 | 本・音楽
 単行本派なので新刊を見かけるたびに嬉しくなる一方、「帯に『最終』『ラスト』などの終わりを告げる文字が並んでいないか」と毎回ヒヤヒヤします(苦笑。

 というわけで買ってきました「ハクメイとミコチ」第11巻!ハクメイの新しい職場でのあれやこれ、ミコチが髪を伸ばしている理由、ハクミコ世界でも繰り広げられるチケット争奪戦などなど、様々なお話が収録されていますが、個人的にお気に入りなのは第87話「酒場と戯れ言」、第89話「古着屋の一日」の2作品です。

 第87話「酒場と戯れ言」では、飲み屋でアサトと出会ったハクメイが、イワシと昔馴染みの彼から昔話を聞かされることに。何故かモテるイワシの評判を下げようと恥ずかしい話を思い出そうとしても、出てくるエピソードは青春の一幕でほんわかする話ばかり。あれこれ言いながらも、結果的にはイワシの良い所を挙げてしまっているあたり、アサトの人の良さを感じさせられますね。
 そして話題の中心にいたイワシはといえば……描き下ろしである「足下の歩き方」にて、最高にカッコいい一面を見せてくれています。だからイワシはモテるんだろうなぁ……

 第89話「古着屋の一日」は、古着屋の店主・トレモさんの一日。第3巻に収録されている第17話「休みの日」にて登場したトレモさん。今でこそ気さくで温和な雰囲気を感じる方ですが、当初はどことなくやんちゃしてそうな雰囲気を感じていたのも懐かしい。
 で、今回はそんなトレモさんが主役なわけですが……もうね!髪形が前回登場時と違う!柔和な表情が可愛い!客に合わせた服と言葉選びのセンスが絶妙でカッコイイ!新しい友人が出来て嬉しそうなのが可愛い!ランテツ&リン夫妻の服選びの時なんか終始イケメン!幸せいっぱいな表情が見られて嬉しい!……と、古着屋トレモさん大好きな身としてはこれ以上ないくらいに大満足なお話でした。
 「身だしなみも仕事のうち」故に自分をカッコよく見せるだけではなく、お客さんの新たな一面を引き出してより魅力的に見せてくれるのがまた良いんですよ……コンジュの服を探しに来た子も可愛いなーとか、これまであまり触れる機会の無かったリンさんが良いキャラしてんなーとか、最近登場したあの子と面白い関係性になりそうだなーとか云々。あと、古参の旋毛丸と新参のノブキが今回も一緒に行動しているのを知れて嬉しかったり。


 とまぁ、ハクミコに関しては彼女たちはもちろんのこと、共に暮らす人々も魅力的なのだなと改めて実感した第11巻でした。次はミャマちゃんとタルカさんメイン回を所望します!(笑。
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アンソロジーコミックが4コマ漫画ばかりとは限らないのだ!

2022-10-17 08:00:17 | 本・音楽
 先日、ウマ娘のアンソロジーコミックを買いました。表紙のキタちゃんとダイヤちゃん、裏表紙のハルウララが可愛かったので、つい……

 で、買ってから言うのもなんですが、実は私「アンソロジー」に苦手意識があります。正確に言うと「アンソロジー自体は楽しく読めるけれども、アンソロジーという単語が苦手」なのです。

 というのも、遡ること5……10……15……え、待って、もっと遡る?あれ発売したの、そんなに前?……ともあれ、20年以上前のことになると思います。
 昔はマリオやゼルダの伝説(神トラ、夢島)の「4コママンガ劇場」が大好きで、同じ漫画を何度も繰り返し読んでいました。そんな私が新たに手に取ったのが、ヨッシーアイランドが表紙の漫画でした。てっきりそれも「4コマ漫画がいっぱい載っている!」と思って買ったのですが、ページを開いてビックリ。「これ、4コママンガ劇場じゃない!」
 ……いや、そもそも表紙をよく見て買えと言う話なのですが、当時の私にとってあの手のサイズの漫画=4コママンガ劇場だったので、4コママンガばかりが掲載されているものだとばかり……そんな自分の勘違いを棚に上げて「思ってた本と違う……」と勝手にガッカリし、以来その漫画だけは殆ど読まないままに棚に仕舞われています。

 ……といった思い出があるために、今でも「アンソロジー」と聞くと当時を思い出して一瞬手が止まってしまいます。とはいえ、一瞬手が止まるぐらいでまた伸ばすことは出来ますし、いずれも楽しく読ませていただいていますが、そこに4コマ漫画が掲載されているとどこかホッとしてしまうあたり、未だに「アンソロジー」という言葉そのものへの抵抗が微妙に残っているなと感じます。この抵抗感が時効を迎えるのはいつの日か……いや、まぁ、我ながら勝手な勘違いで何言ってるんだコイツって感じですが(汗。

 そんなこんなで一瞬引っ込む手を何とか伸ばしつつ、ウマ娘のアンソロを楽しんでいた今日この頃でした。
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「タベルナ」

2022-09-06 07:26:08 | 本・音楽
 先日発売された「氷室の天地」最新刊を読んでいた時のこと。とある単語が目に留まりました。

 「タベルナ」。

 作中では飲食店の名前に使われていましたが、私の頭には遥か昔に読んだ/見た気がする何かの記憶がよぎりました。

 私が朧気ながらに覚えている「タベルナ」は、「王様が独り占めしている、食事に関する品物」でした。それを王様の手から解放するためにコックの主人公が立ち上がる……遠い昔にそんな話を読んだような、見たような……
 恐らく実在する物語だとは思うのですが、肝心の内容は前述したこと以外一切思い出せません。どこで読んだのか、見たのかすらも思い出せない。家の本棚にあったのは「トンカチと花将軍」だから違う。となれば小学校の教室の本棚、あるいは小中学校の図書室、はたまた市町村の図書館……うーん、全く思い出せませんね……

 加えて漫画、小説、アニメのどれかすら思い出せないため、思い出しづらさに拍車がかかっています。何せ「漫画」で脳内に検索をかけるとボンボンで連載されていたコンビニの漫画が真っ先に出てきて、アニメだと猫の手借りたい欲張りクッキングな「ケチャップ」、小説になると何故か「青いブリンク」が一番最初に出てくるという……「青いブリンク」って料理の話じゃなかったよね…?

 とまぁ、そんなわけで未だ何も思い出せない日々を過ごしている今日この頃。しかし、人間いつ何がきっかけで昔触れた作品を思い出すか分かりませんね。

 
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あの頃「ONE PIECE」 シャボンディ諸島~頂上戦争編

2022-07-27 06:59:55 | 本・音楽
 引き続き「ONE PIECE」の振り返りです。CP9の扉絵シリーズ好き。

 ブルックを仲間に加えた後、麦わらの一味は懐かしい顔と新顔、そしてよく見知った顔と出会いつつ、シャボンディ諸島に到着。
 ここでは十二人の超新星、ルーキーたちが初登場。この時はトラファルガー・ローと長く深い付き合いになるとは夢にも思わなかったですね。ドレークらも同様ですが、一番驚かされたのはキラーかなぁ……彼とホーキンスの戦いは、ワノ国編で一番好きまである。ワノ国編で彼の身に起きた出来事と、それをポジティブに受け止める仲間たちの描写を含めて、かなり好きになったキャラクターです。

 冥王レイリーとの出会いも束の間、大将・黄猿らとの戦いは絶望感たっぷりで大変印象深いです。それでもレイリーがいるから大丈夫!と思ったらアレだもんなぁ……アレにはマジで驚かされると同時に、一体何が始まるのかとワクワクさせられましたね。
 で、始まったのがルフィの女ヶ島編。ここで最も印象的なキャラクターといえば!そう!マーガレットとサンダーソニアですね!……いやハンコックも美人で可愛いいうえに献身的で、それでいて頂上戦争編では七武海としての強さも見せてくれるという、かなり魅力的なキャラクターなのですが、彼女以上にマーガレットとサンダーソニアが好きでして……女ヶ島での出来事が一段落ついた後、ルフィに見せた笑顔がとても印象に残っています。可愛いよね、マーガレット……
 サンダーソニアの魅力は……一言で言い表すのは難しいですね。ハンコックやマーガレットに感じる「可愛さ」とはまた違う可愛さと言いますか。ヘビヘビの実の力を使った時の姿共々、ミステリアスな可愛らしさと言いますか……とにかく目で追ってしまうキャラクターです。


 続くインペルダウンでは、まさかまさかの出来事の連続。東の海で出会ったアイツも、巨人の島のアイツも、三度に渡り死闘を繰り広げたアイツとも再会し、共に行動することになろうとは!新世界編でも敵だった相手と共闘するのはよく見かけますが、インペルダウンではいつもの仲間が誰一人いない分、ドリームチーム感があって好きだなぁ。昔遊んだ「夢のルフィ海賊団」を思い出します。
 
 そして頂上戦争編。ここで忘れられないのは、エース解放において重要な役割を担った彼の存在です。初めて出会った時は「嫌みそうなヤツ」。次に出てきた時は「不運なヤツ」。インペルダウンで再会した時は「意外と貸し借りや友情を重んじるヤツ」。そしてここでの活躍で「漢」に変わりました。初対面からここまで印象が変わったキャラクターもなかなかいませんね。
 その結末には大層驚かされましたねぇ……いや本当、何が起こったのかと。色々と衝撃が大きすぎる結末でした。フーシャ村の真実も同様です。山賊がいたとはいえ、何故フーシャ村は比較的平和だったんですかね?ガープの存在も大きかったのかな?


 とまぁ、そんなこんな本当に色々ありましたが、次回からはいよいよ2年後、魚人島から始まる新世界編!こちらもじっくりと……え?7月31日まで?598話から931話を?…短くない!?
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あの頃「ONE PIECE」 ウォーターセブンとスリラーバーク編

2022-07-22 08:05:41 | 本・音楽
 思いのほか振り返りが楽しかったので、引き続きONE PIECEの思い出語りです。

 空島編の後、まずはフォクシー海賊団とデービーバックファイト!卑怯な手を使う連中ではあったものの、ポルチェちゃんは可愛いし、敵ながら憎めない連中だったため、空島編とウォーターセブン編の間の良い清涼剤になっていたと思います。
 かと思えば、突如姿を現した海軍本部大将「青雉」。あのクロコダイルを倒した技が、ああもあっさり破られたのは衝撃でした。また、青雉が「細かく素性を辿れば骨のある一味」だと評していましたが、ルフィに関しては言うまでも無く、ゾロも最近ワノ国との関連性が示唆されましたし、サンジはジェルマ66、ロビンはオハラ、ウソップは赤髪海賊団で狙撃手を務めるヤソップの息子…彼はこの時点でどこまで掴んでいたのでしょうね?

 続くウォーターセブンでは、最初こそ観光気分で楽しかったものの、メリー号の状況、ルフィVSウソップ、ロビンの離脱、襲撃事件の犯人扱いされるルフィたち…と辛い展開の連続でした。
 そうした展開を経たからこそ、いざ「奪い返す」と決意した後の爽快感は最高でしたね!ロケットマンで一気に突っ込み、エニエスロビーで大暴れ!からの、ルフィの新たな戦法「ギア2」をはじめ、CP9との戦いは非常に見応えがありました。個人的にはジャブラの「月光十指銃」、カクの「周断」がお気に入りです。あとはルッチにトドメを刺す際の、ルフィが歯を食いしばってる姿がめっちゃカッコよくてね…顔が下を向いているのも全身全霊感あっていいんすよ…

 振り返ると、ウォーターセブンでは様々な哀しい「別れ」が描かれていたのだなと。メリー号との別れ、ウソップやロビンとの別れ、親や親同然に接してくれた人物との別れ…様々な別れを経験しつつも、それでもと必死に足掻き、抵抗する様が印象的なストーリーでした。そして最後には思いがけない再会もありましたね。まさかここから加速度的に成長するとは…
 そして新たに船大工が加入。ウォーターセブン編を読みだした頃は、パウリーかカクが加入するものだとばかり思っていたのも懐かしい。


 続くスリラーバーク編。スリラーバーク編の見所といえば、ブルックとの出会いやウソップVSペローナ、ゾロVSリューマのゾンビなどがありますが、個人的にはロビンの変化が印象的です。ようやくルフィ以外を名前で呼ぶようになった時の感動たるや!それでいて、それをドラマチックに扱わず、さも当然のことのように周囲も受け止めているのが良いですよね…
 まぁ、以前の「航海士さん」「長鼻くん」「コックさん」呼びも結構好きだったので、寂しい気持ちがなくもないですが(笑。何気にウソップだけ役職じゃなくて特徴だったのか……また、機会こそ少ないですが、サンジが「ゾロ」と名前で呼ぶシーンも割と好きです。

 クロコダイルに続き、七武海のゲッコー・モリアと戦うことになった麦わらの一味の総力戦は見ごたえがありました。今後の展開を考えると、ここで個々人の強さのみならず、一味の強さを見せることによって、シャボンディ諸島での絶望感が増したようにも感じます。
 モリア戦後、色々あって深手を負ったゾロを、宴会の輪から少し離れて看病するナミやチョッパーも好きだったなぁ……


 といった感じで、続々と仲間が増えたウォーターセブン編とスリラーバーク編でした。これがもう50巻以上前だってんだから驚きです。となると、もうローたちが登場して随分と経つんだなぁ……未だに超新星の面々には「新キャラ」感を覚えますが、だいぶ古株なんだなって… 
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あの頃「ONE PIECE」 空島編まで

2022-07-12 07:24:23 | 本・音楽
 漫画「ONE PIECE」のワノ国編も決着し、いよいよ物語も佳境!というこのタイミングで、原作92巻までが順次無料で読めるキャンペーンが行われています。先日まで開催されていた第1弾は空島編まで、現在開催中の第2弾は頂上戦争編までが無料で読めるとのこと。ちょうど実家で原作を読み直していたので、これはいい機会と思い、早速読み直しました。

 ……「東の海」の物語がもう90巻以上前、900話以上前ってマジかー…そっかー…怖いわー……(汗。あの頃はバギーとシャンクスが乗っている船の船長が誰か、なんて気にしたことも無かったですねぇ…というか、序盤は次から次へと仲間が加入してたんだな…
 そこからクロコダイル率いるバロック・ワークス社との戦い、巨人島、ドラム島、七段変形面白トナカイを経て遂にアラバスタに上陸。二度の敗北を経てのクロコダイルとの最終決戦、まさかのロビン加入からのジャヤ、空島編へと突入……いやーどれもこれも本当に懐かしいですね。

 映画第1弾で本作に初めて触れ、アニメはアーロン編から見始めて、原作に追いついたのがアラバスタ編の頃。なので、アラバスタ前後が100巻を超える本作の中で一番印象に残っています。人づてに聞いたルフィの敗北は、今でも聞かされた時の状況を覚えているほどにショックな出来事でした。この時は「ルフィが負けるなんて!」と素直に驚いていましたが、昨今カイドウに何度も敗北するさまを見た時は「まだ終わらないのか」と感じてしまいました(苦笑。そこからのアレは予想外にも程があり、何が何やらでした……
 アラバスタといえば、ウソップ&チョッパー、ゾロの戦いも印象的でした。ボロボロになりながらも、ルフィの夢を笑われたウソップが立ち上がるシーンや、満を持しての角強化お披露目、そして見開き「獅子歌々」のカッコよさたるや!
 また、アニメではサンジVSボンクレー戦における、サンジの技名連呼のほか、ルフィVSクロコダイルの最終決戦時のBGMが印象的です。


 で、そこからのジャヤを経ての空島編。個人的に空島に至るまでのジャヤの雰囲気が割と好きなんですよ。長らく続いてきたアラバスタ編とは一線を画し、新たな物語が始まったことを感じさせるあの独特の空気感。空島から帰ってきた後のデービーバックファイトもそうですが、期待と不安の新章開幕!といった感じの空気が凄く好きです。
 空島編は、個人的にサブタイトルが好みなんですよね。「夜明曲」や「聖譚曲」。あと「あふことは片割れ月の雲隠れ」とか。
 あとはゾロとロビンの距離感も結構好きでした。ルフィたちがあっさりロビンの加入を受け入れている一方で、一応の警戒は怠らないものの、方向音痴故にいまいち締まらないゾロ。そんな彼が、エネルの雷を食らったロビンを、刀を手にしたまま抱きかかえるシーン!あそこが本当にかっこよくて、かっこよくて……


 といった感じで、思い返せばアラバスタ以外でも色々出てくる「ONE PIECE」。続く「ウォーターセブン」編も色々衝撃的でしたね……パウリーが船大工になると思っていた時期が私にもありました。 
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「金色のガッシュ!!」を振り返りたかった

2022-04-20 07:31:41 | 本・音楽
 先月から始まった「金色のガッシュ!!2」。2話以降は有料とのことなので、そちらの話は今後出来ません。それだけのために電子書籍購入サービスに登録するかって言われるとね……元々紙の本が好きだしね……

 それはそれとして、久々に「金色のガッシュ!!」を振り返ってみようと思います。「魔物の子」「エピソード」「呪文」で好きなものを挙げていきます!

 …で、途中まで書いた後で「他にどんなキャラクターがいたかな」と調べてみたところ……次から次へと出るわ出るわ(汗。手元に単行本が無いので記憶を頼りに書いていたら、その大半が千年前の魔物との戦い前後に集中していることに気づかされました。
 思い返せば、私がガッシュを読みだしたのって大体それぐらいの時期なので、他と比べてもより印象に残りやすかったのかもしれません。「ONE PIECE」もリアルタイムで追いかけ始めたアラバスタ編が一番記憶に残ってますし。
 数々の強敵を前に、力を合わせて立ち向かうガッシュたち。そして立ちはだかるデモルト。頼れる味方が命の危機に瀕し、盾も破れ、折角見つけた弱点を攻撃しても致命傷には至らない…あの絶望感とそこからの盛り上がりはヤバかったなぁ…

 そんなわけで振り返ろうとしたけれども、思っていた以上に忘れているところも多かったので、全編を振り返るのは実家に帰って原作を読み直してからにするとします(苦笑。ただ、折角なので、特に印象的だった魔物の子と呪文だけでも振り返ろうかと。


 まず印象深い魔物の子といえば、やはり「ゼオン」ですね!ガッシュとうり二つの顔を持つゼオン。本格的な活躍、正体ならびに力の全貌が明らかになるのはファウード編に入ってからですが、とにもかくにもカッコイイ魔物でした。
 ガッシュと同じ「ザケル」を使用するものの、その威力はけた違い。マントで身を包んでの瞬間移動、ギラギラした瞳、金髪のガッシュとは反対の銀色の髪、その心境に変化が出始めた頃の言動、魔界に帰ってからのガッシュへの接し方……どれもこれもが印象的な、大好きな魔物です。トレーディングカードのシークレットを引き当てた時は嬉しかったなぁ…

 他にも、最大呪文はもちろんのこと通常呪文のインパクトもすさまじかった「レイン」、キャラソンが未だに脳内再生余裕の「コーラルQ」、ガッシュの先輩みたいな立ち位置がカッコよかった「パムーン」、ジト目が可愛いだけじゃなく予想以上の強さを見せた「レイラ」、存在そのものが反則級の「ビクトリーム」、圧倒的な存在感と戦力差に絶望させられた「デモルト」などが好きでした。


 呪文で忘れられないのは、何といっても「ミコルオ・マ・ゼガルガ」ですね。発動前後も含め、その全てが印象的な呪文です。最終決戦ではシン級にレベルアップした呪文が登場していましたが、あちらはそんなに…(汗。「仮面ライダーオーズ」の最終決戦で披露されたアンク版タジャドルコンボが事あるごとに出てくるとそんなに盛り上がらないみたいな…
 もう一つ、忘れられない呪文がキャンチョメの「ディマ・ブルク」です。当時連載を読んでいて「『レリ・ブルク』が合体呪文なら、こっちは分身呪文じゃね?この考え、誰かに聞いてもらいたい!」と思ったのがブログを始めるきっかけだったので、忘れらない呪文です。まぁ、結果的にガッシュの感想は終盤のみとなりましたが…(汗。

 他に挙げるとすれば、とにかく初使用時のインパクトが絶大だったブラゴの「バベルガ・グラビドン」
 長らく主戦力として活躍するガッシュの「ザケルガ」や強化版の「エクセレス・ザケルガ」。後者はパムーンが使用する「エクセレス・ファルガ」を思い出して「ガッシュがパムーンの実力に追いついた!」と個人的に盛り上がってました。
 レイラが使用する攻防一体の「ミベルナ・マ・ミグロン」、アホみたいに強い(語彙力)レインの「ガルバドス・アボロディオ」、語感が好きなアースの「ギャン・バギャム・ソルドン」、諸刃の刃であるカルディオの「ディオウ・ギゴリオ・ギドルク」、呪文のルールに縛られないが故の不気味さが凄まじかったゴームの「ウィー・ムー・オー・ジンガムル・ディアボロス」、反則級どころか「反則」と言っても過言ではないキャンチョメの「シン・ポルク」も好きでした。


 そんな感じです。今でも鮮明に覚えているものもあれば、忘れていたところもあり、やっぱ久々に原作読み直さないとなと思った今日この頃でした。
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衝撃の「金色のガッシュ!!2」

2022-03-16 08:12:07 | 本・音楽
 昨日より配信された「金色のガッシュ!!2」の1話を読みました。

 「金色のガッシュ!!」といえば、私がブログを始めるきっかけの一つでもある作品なので、その続編を待ち望んでいました!…と言いたいところですが、実のところ綺麗に終わった作品だと思っていたので、待ち望んでいたわけではありませんでした。

 それはそれとして、気になる第1話ですが……真っ先に出てきた感想は「辛い」でした。ガッシュと清磨たちが、数々の激闘を繰り広げてようやく掴み取った平和が何者かも分からない連中によって壊され、新たな登場人物の口からは衝撃的な事実が明らかとなり……最後には一縷の希望が残っていたものの、とにかく読んでいて辛かったです。
 彼には戦いを通じて知り合った多くの頼れる仲間たちがいますから、今後彼らと共に状況を打開していくことになるのかもしれません。が、それにしたって辛い……あれが仮にガッシュのじゃなくても、それはそれで辛い……あとあの魔物たちも、子供を人質に取られて手出しできなかったのではと思うと猶更辛い……

 ここからの逆転劇を楽しみにしたいという気持ちもある一方で、辛い気持ちが強いので、正直なところ今後読み進めていくかどうかは微妙なところです。1話ずつ読んでいくのは辛そうなので、今後読むとすれば単行本か、あるいは完結してからになるかなと。色々と衝撃的な第1話でした。


 といった感想からお分かりいただけるかと思いますが、完結した作品、特に戦闘描写がある作品の続編に関しては、受け入れがたい時もあります。前作で積み上げてきたものが無くなってしまう展開が苦手と言いますか、平和に終わった作品はその後も平和であり続けると信じさせて欲しいと言いますか。「うえきの法則」の続編の始まりも辛かったな…
 一方、先日話した「風都探偵」も読む前は不安でいっぱいでしたが読んでみたら面白かったので、必ずしも受け入れられないというわけではなく……難しいところです。
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「アナゲ超特急」を読んで

2022-02-26 09:25:05 | 本・音楽
 個人的には「氷室の天地 Fate/School Life」でお馴染みの磨伸映一郎先生の漫画「アナゲ超特急」を読みました。前々から気にはなっていたものの見つからず、この度ようやく手にすることが出来まして。

 本作は「眼鏡っ娘ラノベ作家と目隠れっ娘イラストレーターがアナログゲームの世界を超高速で駆け抜ける!」(単行本表紙裏より)とのこと。磨伸先生が描く眼鏡っ娘が素晴らしいのはもちろんのこと、目隠れっ娘も結構好きなんですよ…「氷室の天地」に出てきた生徒会会計の子、良いよね…

 私自身はアナログゲームといってもトランプやUNO、人生ゲームにポケモンボードゲーム、ドンジャラといった一般的?なものにしか触れてきていませんでした。アニメ「放課後さいころ倶楽部」でもアナログゲームに触れていましたが、途中で止まってしまったので…ただ、アナログゲームを作ることの難しさは伝わりました。

 で、単行本「アナゲ超特急」には第1夜から第14夜までが収録。合間に友野祥さんのコラム、第14夜は泉仁優一先生とのコラボ企画となっていました。
 毎回1~2個のアナログゲームが紹介されているのですが、どれもこれもめちゃくちゃ面白そう!漫画の面白さはもちろんのこと、こんなに多種多様なアナログゲームがあるのか!と毎回そのルールや着眼点に驚かされながら読んでいます。

 その初回である第1夜では「渡る世間はナベばかり」「とくがわあつめ」が紹介されており、これで一気に心を掴まれました。
 後の回で紹介される「ペリー来ないで」や「羅生門」「狂気山脈」「四国」なども面白そうですが、第1夜で紹介された2つのゲームは誰もが経験したことがあるであろう「わたなべ」の多様さ、教科書で目にしたことがある歴代徳川将軍家の肖像画といった、比較的馴染みのあるジャンル……ジャンル?で、かつルールもシンプル。読む前の「アナログゲームって独特のルールがあって難しそう」から「アナログゲームって面白そう!」といった印象へと変わり、その後の話もワクワクしながら読み進めました。

 今度誰かと集まる時にはアナログゲームをやってみたい!そう思わせてくれた素敵な漫画でした。いやー、アナログゲームって奥が深いんですね…
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「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」の原作を読んで

2022-02-09 08:00:05 | 本・音楽
 現在アニメが放送中の「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」の原作8巻までを読みました。

 ……ニコニコ動画での公式配信におけるコメントで「文化祭までやって欲しい!」といったコメントを見かけた際に、どんな文化祭なのかと気になっていたのですが、その意味を肌で理解しました。あんなん見せられたら、もう鳥肌立つわ涙腺刺激されるわでヤバいヤバい……漫画であんな描写やられたら好きになるしかないじゃないですか!
 あとクラスメイトの成蘭ちゃん推せる…吸い込まれるような奇麗な瞳良き…「たでーまー」など、発する言葉がどれもこれも親しみが湧いて好き…アニメにも出ている乃羽ちゃんのツッコミも好きだし、7巻(53話)の柏木くんの一言が頼もしさに溢れていて好き…
 …好きしか言ってませんが、本作は色んな人物の「好き」で溢れているので、読んでて嫌な気持ちにならないのが本当に楽しいんですよ…

 アニメは第5話が放送・配信されたところ。いよいよ本格的に物語が動き出しました。ここからの海夢ちゃんも可愛いんですよね。
 アニメが全何話か把握していませんが、OPを見る限りでは5巻まではアニメ化するのかな?…5巻?……あー!5巻最後の話を最終回にもってくるのかな!?普段から…な海夢ちゃんの、普段とは違うトーンが聴けると思うと楽しみです。

 これまでは「コスプレ」をしたい・見たいと思ったことはありませんが、この作品を見た・読んだ後は、「この人はどこを頑張ったんだろう」などと考えるようになりました。コスプレへの見方を変えてくれたこの作品には感謝しかありません。今後も原作・アニメ共々応援させていただきます。
 

 …なお、コスプレをしたことは無いですが、「この服、仮面ライダーカブトの天道総司が第○話で着てた服っぽい!」という理由で服を買ったことはあります(笑。
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