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異常震域(異質な地震)

2022年11月15日 15時36分26秒 | つれづれなるままに
2022年11月14日午後5時ころ地震があった。 震度は1か2程度と感じた。「また茨城沖だろう、あの大地震の余波だな」と思った。
最初に入って来た情報が「福島、茨城で震度4」だというもの。「やっぱりな。よく続くな。11年前のあの地震は相当のダメージを地殻の中に残したんだな。」と納得してた。
次に入って来たのは各地の震度情報。地図上はいつものように関東一円で震度3の情報。その中で福島県と茨城県の2地点が震度4で目立ってた。
続いて報道されたのは地震本体の情報。 震源は三重県南東沖、地下350km、マグニチュードは6.1というもの。「何、間違ってるだろう。なんで三重県南東沖なの。これは手違いだ。次に訂正が出るんだろう。」とまで思って、聞き流してた。地図上に震源の「×」が伊勢湾の南にあって、各地の震度は関東全域にある。名古屋、東海地方には震度表示が無い。「どう見たって震源は関東でしょう」「これは絶対に手違い。早く訂正しろよ。」でした。

そして来たのが「訂正」じゃなく、「異常震域という現象です。」という説明でした。
不思議な事がまだまだあるものだ。 太平洋側の地殻が複雑な構造になってることがこの現象の元凶。東海地方の南側には柔らか目の(地震が分散して伝わりにくい)プレートがある。その下に東側からちょっと硬めの(地震が伝わりやすい)プレートが潜り込んできてるのだそうです。
関東地方はこのプレートの上にある。今回の地震は水平位置では東海地方沖なんだが、震源そのものは後者の関東地方を乗せてる硬いプレートの中だった。だから震源の真上には揺れが少なかったが、遠方の関東で大きく揺れたという事のようです。
関東は東海に比べて「危険な地殻」の上に在る と言えるんでしょうね。
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鳥取美術館の3億円

2022年11月15日 11時57分25秒 | つれづれなるままに
今朝のニュースで知った。僕は答えを出せずにいる。社会文化について日頃考えてるつもりだけど、まだまだ小さいのか、思考範囲が狭いのか。
2025年 倉吉市に開館を予定してる県立美術館がアンディ・ウォーホルの作品「ブリロの箱」5個を3億円で購入したようなんですね。さて、これが県レベルの文化事業として「良いことなのか」「打倒な事業なのか」が県内で議論になってるというのです。
2つの前提話があります。1つはこの美術館開設のコンセプトに「県民みんなで作っていく」ということがあったようで、有志が運営企画に参加してきてるようなんです。でも3億円の購入については全く知らされないで進められたということ。もう一つはこういう美術品の購入にある難しい事情です=購入希望が外部に漏れると価格が釣り上げられたりするんだそうですね。
そういう事情もあり、秘密裡に進めざるを得なかったと県は説明してるようです。そしてこの美術館を「アンディ・ウォーホルの美術館」としていく思いがある事をも公表しました。
同じような例が「山梨県立美術館」です。開館当時ミレーの「種まく人」と「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」を購入、その後もミレーの作品を購入・収蔵していくことで、今は「ミレーの美術館」と呼ばれるまでになった。そしてこれが「売り」で来観客を増やし、県の文化事業として成功したとされてるんですね。
さて、皆さんはどう考えますか? 我が大和市の文化拠点「シリウス」の前の広場に「草間彌生のかぼちゃ」を1億円で購入、設置となったらどう反応するかな。嬉しいような、文句言いたいような。だから「小さい」のかなと思っちゃう。文化事業って難しいですよね。地域が何か特色をだそう、作って人が住み続ける地域にしようと切磋琢磨する時代ですからね。
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