集会室が妖怪室に

僕の住むマンションは築後35年を超えてます。東京近郊のこのてのマンションはどこもそうなんだろうけど、20年30年とここに暮らし、定年を迎え、落ち着いた生活に移られてる高齢者が多いのです。
１階に集会室があります。今日その前を通ったら、中でフラダンスをやってるのです。そういう集まりがこのマンション内にあるのは知ってました。じっくり見学するなんて失礼ですからやりませんでしたが、なんか異様な感じでした。妖怪室という表現も失礼ですがね。
「踊る阿呆に・・・同じ阿呆なら踊らにゃ損損」は僕のモットーなので、こういう活動はいいことだと思います。それにしても活発ですね。男が表に出てこない、目立たないのに比べて。
かみさんと話しました。「私はできない」というから「できない、できないで何もしないのも寂しいよな。そうやってどこにも参加せずにしぼんでいくのもつまらんよ。今さらかく恥もないんじゃないの。」
かみさんにフラはさすがに似合わないと僕も思いますが、もうちょっと積極的に参画する気持ちを持った方がこれからの人生が楽しめるのにな～と思うのです。

都会の洗礼

昨日神奈川に戻ってきて、今朝早速都会の洗礼を受けちゃいました。
いやだ、い や だ～。都会は僕のいる所じゃないぞ～。白州が恋しい～ぞ～。

今日は年中行事の胃カメラを予約してありました。小田急線で40分ほどの移動が必要です。朝８時には来てくださいというから７時前に家を出ました。
まず駅に向かう通勤客に昔の自分を思い出しましたよ。歩くの速いんだ。700mくらい歩くうちに5,60m離されましたよ。追い越されるばかりなので、右側通行を左側通行に変えて駅に向かいました。やれやれ都会の人は忙しいな　です。

これからが大変。　小田急線が人身事故でダイヤがめちゃくちゃ。どうにか乗れたものの、駅ごとに停車時間は長いは、混雑は乗車率200%を超えてるはです。成城学園で降りるのに降りられないと困るので、ひとつ前の登戸で一旦下車。最後に乗ろうと考えたら、もう乗れない。結局積み残しされちゃった。ここで医院に遅れる旨を連絡して、次に来た電車に強引に乗り込む。30分遅れで医院に到着。検査はどうにかやってもらった。
結果は胃の中が乱れに乱れてた。薬まで出されちゃった。これも異常混雑のせいですよ。僕の胃、十二指腸はデリケートだから即反応するんです。
かみさんは「35年前の浦和・赤羽間の京浜東北線を思い出したわ」だって。なんで今日にかぎってこんな事になるの？　「お前は都会にいるな」ってこと？

半円満退社

昨日14日日曜日で造園屋さんを退社した。
丸３年足掛け４年勤めた。最初の頃は「う～ん　オレはこっち派だな。綺麗なオフィスで机に向かって30数年違ってたな」と思いながら、やらされることの全てがおもしろかった。
そこに埋没してられればよかったのに、長年教え込まれた「経営とはまず計画ありき、次に留まることのない改善」哲学がよみがえってきて、会社のやりかたに不満がでてきた。「無駄ばかりじゃないか。利益が消えていってるよな。何か手をうてんもんか。」と考えるようになり、現状にあった改善策を提案するようになっていった。
そこからいろいろあったけど、今は「価値観が十人十色のように、経営にもいろいろあるんだ。なにもしない経営もあるんだろうな。それでやっていけて、オーナーに不満がなければいいし、従業員もたいして不満を持たなければそれで成立するんだ。」ということを学んだように思う。
「郷に行っては郷に従え」そのものずばりだったんですね。
僕の持ってる哲学も間違ってはいないと自負はしてる。でもそうじゃない世界もあって、それも認めないといけないんですよね。
一昨日友人の画家さんが「岳ちゃん今晩飲もう」と誘ってくれた。送別の意もあったのでしょう、夜11時頃までおしゃべりしてきた。
僕は組織で仕事をした経験がない、ただひたすら絵を描き、世に出して買ってもらってやってきた。全てが自己責任だった。泣きたくなるほどコケにされたこともあった。いろんな価値観があっていいことを自然に認められるようになった。その分合わない世界、人とはあえて交わろうとも思わなくなった。
これなんですよね。まだまだケツが青いなと思わされました。還暦が近いけど長々とやってきたこと、それも１つの世界でしかなかったのですよ。確かにそれは今の主流かもしれないけど。

うれしい報告

今朝の日記で「ある官庁と交渉中」と書き、どないしたもんやらと悩んでることを書きました。
ところが今マンション管理組合の理事長から連絡がありました。
当該官庁の担当者から「今回の工事で一括してやります。居住者のとりまとめをお願いしたい」との連絡があったとのこと。
うれしい話です。理を話せば解からん官でもないですね。官の組織にもまだ人間の心が残ってるんだとほんとに嬉しいです。
動いてよかった。
明日早速担当者にお礼を言い、失礼な言い方（おどし）をしたことは謝らなければ。

自分にちょっと嫌悪

実は今ちょっとめげてます。ある人と口論になった時「岳ちゃんは独善的」と言われ、「えっそうか、そんなふうに見えてたんだ。」と目から鱗で、反省しながら軽く嫌悪状態です。

こちらが正しくてもTPOをわきまえないとただの独善家なんですよね。
周りのだれもが望んでいないのに「これが真理、正しいことだからやりましょう」と推し進めることはいらぬお節介になるんですね。そうなってはいけないと心がけていたつもりですが、結果的にはその域に入り込んでたようです。
こういう自分は変わらないといけないと反省もするのですが、そういう場所に自分を置かないという判断も必要なんだと思います。

今ある官庁とやりとりしてます。神奈川のマンションの修繕工事がらみなんですが、修繕依頼が平成16年に45軒から、平成17年に6軒から提出されてます。この工事はマンションを包むように足場を立ち上げることが必要です。45軒分の工事が着工されようとしてるんですが、私のところを含めた6軒は対象とされてません。そこで「このまま工事を進めると２回仮設をやることになりますね。それは税金の無駄使いですね。例外的に運用する（6軒もいっしょに工事する）ことで無駄をなくすことはできないですか」と問いかけてるのです。担当者もこの論理は「理解できます」とおっしゃりながら、「規則ですから」と受け付けようとしないのです。
こんな場合、僕はどう動いたらいいのだろう。規則だからしょうがないと引くのが正しいのか、社会的・政治的問題にしてまでも正していくのか。

昨日庭工事に行った時ちょっと問題が発生しました。別荘地内にはところどころに私道があります。うちのトラックがその私道を通って現場に入ったのです。そしたらその私道に面するお宅のご主人が飛んできて、「庭屋さんなら知ってるよね。別荘地には私道もあり、通行しちゃいけないってことを」とまくしたてるのです。
「この先私道につき・・・」の看板も自分でつくられたとのこと。度重なる不法通行に日々頭にきてるのでしょうね。100％この御主人の主張が正しいのです。
でも言い方があるんじゃないですかね。天下取ったみたいにまくしたてても相手に響くどころか、不快感を与えますよね。

「ＴＰＯ＋話し方」をわきまえて周りと協調しなければと反省しつつも、難しいことだなとも考えるのです。

小淵沢の風景

今日は小渕沢の別荘に７本植え込み、食べ物屋さんに大きいもみじを１本植え込み、甲斐小泉のお宅にジューンベリーを１本お届け　と造園ツアーの１日でした。
朝８時に会社を出、戻ってきたのは４時でした。疲れた～。
１軒目の別荘で昼食をとったのですが、食事中に横の道を馬が歩いていくのです。あわてて写真撮りました。
小淵沢って乗馬倶楽部の多い所です。その関係でNHKテレビの時代物の撮影がよく行われることを知ってる方も多いでしょう。
静かな別荘地内を乗馬倶楽部の人達が馬に乗って散歩してるんです。
こっちは汗と土にまみれた体で弁当食べてるのに、馬の上から見下ろす声で「こんにちわ～」だって。なんと優雅な人達がいるのだろう。
ひがまずに考えればのどかな土地ですよね。

晩春の庭

今日はひさしぶりの快晴の日曜日。やる気わいてきます。
仕事は今度の日曜日まで、中２日は休みなのであと６日しかない。少しでもいい仕事をして、綺麗に退職したいと願ってる。

晩春というか梅雨前というか　そんな中途半端な時季の庭は花もすくないです。

コアジサイ　　　　　あまり主張しないアジサイで好きです。
ヤクシマシャクナゲの新芽　元気がなく心配してきた１本です。今年春掘り起こし、根を持ち上げてやりました。
　　　　　　　　　そのかいあってか、元気がでてきました。最初は「花か？」と思ったのですが、そんなに
　　　　　　　　　うまくいくはずがありません。これは新芽です。
　　　　　　　　　来年は期待できるんじゃないかな。
ハコネウツギ　　　　これは神奈川からもってきたものです。がんがん大きくなるので剪定、剪定の木です。
ビカリー　　　この木は知らない人が多いのでは。僕もこんな木があることはこっちの仕事を手伝うように
　　　　　なってから知った気です。「イボタ」という普通に山にある木を改良して作ったものと聞きました。
　　　　　半常緑のようですが、この地では落葉します。黄色っぽい葉がいいです。ちなみにイボタも野生で
　　　　　庭にあります。
イボタ　　　これがビカリーの元木です。何の変哲もないだたの雑木ですが、あのビカリーの元となると、
　　　　　「お～　これも雰囲気あるね」となる単純な僕です。
ウノハナ(ウツギ)　「う～の花～の 匂う垣根に・・・」のウノハナです。ウツギの系は多くて困ります。
　　　　　　この木はお店からもらったものです。元は葉に斑がありました。「斑入ウツギ」で売らんとしたの
　　　　　　ですが、だんだん斑が抜けちゃって、「斑抜けウツギ」になっちゃった。社長の思いいれも減少
　　　　　　して、「持って行け」となったものです。

朝帰り

昨夜会社時代の先輩宅で一宿一飯のお世話になった。
３年ぶりの再会だった。この３年間先輩にもいろいろあったし、僕もそれなりに変化した。お互いの３年間を語るだけでも時間がたりなかった。
僕は今の会社にお世話になって４年目の今年、意識して会社の改善、変化を仕掛けてる。その基本的なところはこの先輩から教えられ、しごかれたことだとわかってもいる。だから「こんなことやってます」との話に「なまいきになったな」との顔をされたのはちょっとうれしかった。
この先輩とはいつまでたっても先輩後輩関係から抜けられないだろうと思う。僕に話しかけるときは会社時代の雰囲気がそのまま出てくる。「あっ　こんなふうにしごかれたな」と思い出す。
５時に起きて、静かに失礼してきた。食卓におにぎりが３つ作ってあった。今日の昼飯にもっていくことにしよう。