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希望の持てる努力なんだろうか

2022年11月21日 10時19分18秒 | つれづれなるままに
今朝の朝日紙面 「折々のことば」で澤地久枝さんの「希望を持たないことは怠惰だ」という言葉が掲載されてる。ほんとにそうだなと思えて、「響いてる言葉」に掲載させてもらった。
同じ紙面にCOP27の結末が報道されてる。さてさてこの内容はたして「希望が持てる努力結果」なのだろうか。「希望がありそうに見せる怠惰」ではないのかとの疑問を持ってしまう。
宇宙船地球号を救うために今まずやらなきゃならん事は温室効果ガスの排出抑制であり、化石燃料からの脱却努力だろう。この点に関する行動指針は1年前と全く同じ、何の進展もなかった。「今の方針は甘いのではないか」との疑問が会議内で出てきているのにだ。それでいて「大きな前進」と強調してるのは「被害が出てる国への援助基金を創設する」というもの。
基金の創設が不要とは言わないが、見てる所が違う。議長国エジプトはそうだろうけど、参加国も「会議やった以上何らかの『成果』を作りたい」の「体裁作り」に奔走した結果でしょう。ましてや、基金に対する拠出をどうするかは「すべての国が出す」とだけ決めて、詳細は次回COP28に先送り。どうせ次回でも主張しあって、決まらないのは予想できる。
世界中で若い世代が「今の大人は怠慢だ。我々世代にツケを残すな」と怒ってる。これにどう答えた会議だったのか。こんなやり方では希望は持てない。

ついでに同じ紙面、同じ希望が持てない話題。
 寺田大臣がとうとう辞任。ともかく、岸田内閣には期待感が湧かない。
 欧州での電気ガス代の高騰ニュース。ロシアが輸出を止めたせいで、「食事か暖房か」という状況らしい。欧州に限らない。世界中が「耐える冬」を迎えることになりそう。1人の化石人のために。「食事か暖房か」という一方有りじゃないよな。「食事も暖房も無い」なのだ。
コメント (2)
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