衆議院選挙考

2005年08月26日 09時45分30秒 | 国を憂う
今回の異様な衆議院選挙について僕はこんなふうに考えるのですが。

まず今回の国政選挙の「異様」な点は
 ① 参議院での否決が衆議院の解散・選挙に発展した点
    これは国会自らが「二院制」を否定してるのではないか。
 ② 「郵政改革」の是非のみを問う選挙
    衆議院選挙ならこれから4年間の国の施策を問うものであるべき。
    経済も、外交もあるでしょう。
 ③ 小泉さんが1人で演出した選挙   
    持てる権力をフル活用して、我意を押し通そうとしてる。
    内閣の不甲斐無さ、与党の長いものに巻かれろ主義、国会のこしぬけ、国民の無関心、これらをすべて計算にいれた暴挙。
ようするに我々国民を見下したうえでの選挙なのです。

「小泉さんのような人でなければ改革はできん」とする意見がある。それは違うと思う。改革を希望し、その方向を決めるのは国民我々であるはず。上のような意見を言う人は「他人まかせ」な人だし、怖いのはすでに「小泉マジック」でマインドコントロールされてることです。

僕が求める国政の形態は「二大政党政治」です。
国会に緊迫感がなさすぎます。ちょっと失態をしても(贈収賄、癒着などととんでもないのもあるが)「まーまー」で済まされる。国民は60年続いた政治形態にどっぷりつかり、無関心になってるか、事なかれ主義におちいってる。
「二大政党政治」になれば、国会にもっと緊張感が出るでしょう。与党の失態は即野党への転落につながるからです。国民も「政治の選択感」を意識できるでしょう。これが「国の政治レバル」の向上ではないだろうか。
最近の自民党と民主党 その政策にそんなに差がなくなってる。「二大政党政治」の芽生えだと思うのだが、今の民主党は「野党は反対党」的な古い政治文化の中で「反対することで自己主張」しようとしてる。党としてはまだ「二大政党政治」レベルに変革していないのだ。反対ではなく、堂々と自己の政策を述べ、与党との差をわかりやすく説明する政党になってもらいたい。
いや、これは現与党の自民党にも言えることなのだが。

今回の衆議院選挙 ぼくはこの「二大政党政治」への変革選挙だと考えてるのです。まず国政形態を改革しましょう。個々の問題の改革を議論する前にです。民意がより反映でき、緊張感のある国会にできれば、今回のような「異様」な選挙をさせられることもなくなります。
演出家に踊らされることなく、自らが演出家になって選挙に臨みましょう。
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CATs を見ました。

2005年08月23日 23時56分02秒 | つれづれなるままに
今日ミュージカル「CATs」を見てきました。
「すばらしい」のひとことです。日本文化の中にこれだけの物を作る力があることに感激しました。ミュージカルは初体験です。専用の劇場を作り、そこに入った瞬間に客をCATsの世界にいざなう仕掛け、ダンスの美しさ、歌声の美しさ、客席が舞台とかす構成 全てすばらしいものでした。日本文化の中に新しい「兆し」を見た思いです。文化は「世につれ、人につれ」変化していくものとの理解を強く再認識しました。ブラボー浅利慶太です。
もうひとつ感心したこと それは子供が多いこと、そしてその子たちが終盤では体を揺すって拍手してたことです。小学生の分際でなんとなまいきなと最初は思いました。でもこんなすばらしいものを今見て、刺激されることがその子にとってどんなにプラスになることか。我日本もここまで文化レベルが上がったといっていいのでしょう。感動する子供 それもすばらしいと見ました。
まだ見てない方 一度あの異空間に身をおいてみたらいいです。何かあります。力がわいてくる刺激が。僕は初めて「スタンディング-オベイション」なる行動を堂々とやれました。
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