この夏公演する演目「カヴァレリア・ルスティカーナ」への今の思い。
以前にも書いたが、今はあの時以上に好きになってる。知ってるオペラの中で最高だと思ってる。
何がいいって、1時間20分程の演目最初から最後まですばらしいメロディーが奏でられる。どのメロディーもすばらしい。これだけよく創造できたものだとただただ感心する。
50分程進んだところで奏でられる間奏曲はこれだけでイージーリスニング化されて演奏されてるほどだ。このすばらしい旋律をベースにした変奏曲のように他のメロディーが奏でられる。この統一感が全体の基調を高めてるとも思える。
作曲者マスカーニの能力を想って他の作品を聴いたが、これがそうでもなかったのには落胆。その瞬間だけ「神の啓示」があったのだろうと想像する。彼の作曲力がこの1作に凝縮されたものだろう。だからさらにすばらしいと思うのだ。
惚れ込んでる。だから覚えるのが苦にならない。もう何回聞いただろう。自分が歌うコーラスじゃない所も詞、メロディーが鼻歌ででてくるようになってる。
ストーリーは1時間20分の演目ですからこんなものでしょう。この程度の方が解りやすくていいじゃないですかというほどの内容です。
だから思うんです。オペラを観るというのはストーリーや詞の内容をおっかけるのではなく、役者さん達がどう表現し(顔、目線、動き、歌声等で)、どう歌ってきかせるかを楽しむものだと悟ってきました。観る前に話のスジは勉強しておくべきでしょう。あとは舞台を見て、話を想像する。これがオペラの楽しみ方のようです。
夏このカヴァレリアは200%の満足が得られるように演じ、歌いたいものだ。
カラヤンが指揮した公演Yuetube こればかりきいてます。これに合わせて練習してます。