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反省も込めて

2011年03月31日 18時26分05秒 | 2011.03.11震災
「最悪を覚悟」と書いたが、どうも感情的になって書いたなと反省がある。最悪ってどういうことか自分でも明確でないことに気付いた。
事実認識は間違ってないと思うし、ここ数日も悪化してると見るべきだろう。東電が怪しい組織だというのもはずれた見方とは思わない。国民の中に不安が増してるのも事実だ。
不安の増大を止める、あるいは解消する努力はなされてるのだろうか。言いたかったことの核心はここだ。
国民はもちろん、避難命令を受けてる住民にとって今一番聞きたいことは「この先どうなるか」のはず。現場はあらたに出てくる「怪物の牙」への対応に追われてるのは解るし、必死で努力してくれてるのは理解できる。でもそれはそれとして、別に見通しを示す情報もいるのではないか。今どういう終結を目指してるのか、そのためにどういう手段を考えてるのか、それで終結できれば付近はどうなるのか、避難してる住民は戻れるのか こういうことを知らせ、さらに状況に変化があればそれに応じて変更内容を知らせることも必要ではないだろうか。
過去のデータ(現実味のない単位、恐怖心を増す倍率)をどれだけ公開されてもどうしていいか解らず、不安が増します。
「今の現場の状況から察しなさい」というのでは無責任過ぎます。
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最悪を覚悟

2011年03月28日 21時41分28秒 | 2011.03.11震災
原発 最悪状態になることを覚悟します。今日1日の変化を見てそう結論します。

事実からの理由
・トレンチ(管理区域外)に大量の汚染水が出た。
・原子炉が壊れた。(燃料棒の溶融物が圧力容器の外に出て格納容器をも通過した)
・冷却したいが、水を入れると汚染された水が外に出る状態になった。
・悪い箇所が日に日に増えていく。人が近づけなくなり、打つ手がなくなりつつある。

現場体制不信からの理由
・相変わらず東電が事故対応の前面にいる。
・相変わらず東電が情報隠しをしてる。(トレンチへの水漏れ 発表を1日遅らせた)
・安全委員会が信じられない。
  今日初めて斑目委員長の記者会見を聞いた。「事態は収束できますか」の問いにヘラヘラ笑いながら
  「事態は今まさに進行中ですから」と答えた。この委員長、委員会は信じられない。

こういう意見を公開することは今まずいのかもしれない。でもみなさんにも考えてほしいから書く。
そして原子炉に詳しい専門家のみなさんにお願いしたい。そろそろ最悪のイメージを語ってください。みなさんは口止めされてるのですか?それとも気を使ってるのですか。事ここに及んでは本心を語ることが科学者の責務じゃないですか。その予測がはずれていい方で終結すればそれはそれでいいじゃないですか。今国民が不安を増してるのは「最悪の状態が解らない」からだと考えるのですが。
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原発 解らん

2011年03月28日 14時27分00秒 | 2011.03.11震災
1~3号機の炉心を冷却するために水(海水、真水)の注入を続けている。前から不思議に思ってた。その動力は何だろう。全てのポンプはその動力源を失ってるはずだ。
今朝の新聞で解った。「消防車のポンプ」だそうだ。なるほど。原子炉内部に外部から直結して送水する手段が用意されてるのだ。しかし「緊急避難的手段」である。怖いことやってるのを知った。
そこでまた新たな疑問と怖い推理が浮かんだ。
問題になってるタービン建屋内の水 この水の出所、炉内の冷却水を故意に抜いたのではないか? そうであってほしくないが明確に否定してくれないと不安は残る。
通常炉内で沸騰してできた水蒸気はタービンを回した後冷やされて水になって炉心に戻るという循環をしてる。閉鎖された循環系になってるわけだ。そこに外部から水量を増やすとあふれるのは必然だ。 
循環系を喪失した。冷やさなければいけない。外部から冷水を入れる。冷却水があふれる。復水器のところで建屋内床に抜く。外部から水を注入すると決めた時点でこうなることは覚悟した方法だったのではないか。炉心で溶融が起きてなければ高濃度汚染の水ではなかったはずだが、燃料棒が壊れていてこんな結果になった。
ほんとにこうであってほしくない。そう願うがこの疑問に安心できる解がほしい。

追記  注入した水はどんどん蒸発して空気中に放出されてる。その分の水を補充続けてる。「故意に抜く」前に蒸発してるのが実際と考えるのが正しいようだ。
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東電 怪しい組織

2011年03月25日 08時30分15秒 | 2011.03.11震災
作業員の被曝事故が起きた。安全管理責任者は当然東電である。震災以来東電は怪しい企業と思ってきたが、今またこんな事故を起こしたのを見て、「怪しい」を確信した。もうまともな企業ではないと断言するしかない。
建設作業所では労働災害が起きると元請の所長が安全管理違反で取り調べを受け、過失があると逮捕されます。危険な作業が多いだけにそれだけ厳しく安全重視が問われてます。従業員、関係者の安全を確保することそれが企業理念の一番のはずです。
今回の被曝事故 こんな安全管理もされてないのかと一般の人は思うはずです。東電はそこまで麻痺してる企業といわざるをえません。

今朝の朝日新聞に九州大学副学長の吉岡斉氏が「原発賠償 国は負担するな」と意見されてます。単に東電にのみ責任があるからというのではなく、国、企業が慣れ合いで進めてきた原発行政全体を批判しつつ、「事故があっても政府が守ってくれる」という悪弊をなくすためにとおっしゃってます。

事故発生以来現場での指揮命令系統に不安をもって見てます。いまだに最高責任者はだれなのか見えません。枝野さん、安全委員会、東電がそれぞれ現状報告はしてますが、だれがだれになにを指示して、なにをどう改善しようとしてるかが聞こえてきません。そこをはっきりするべきだと思うと同時に東電は表に出てくる資格を失ったと思います。指揮をとる資格も信頼もなくしたのです。
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3つの案件

2011年03月24日 18時38分23秒 | 2011.03.11震災
震災後2週間が経過した。地震、津波の被災についてはぼちぼち復興に向けた動きも出てきたようだ。神戸と比較してもその立ち上がりは遅いように思う。それだけ今回の被災が大きかったということだろう。今回の震災では原発問題が発生し、単なる震災では止まらず日本人が過去に経験したことのない危険な状態が未だ進行形で存在してる。ただただ悪化しないことを祈るだけだ。
これまでの経緯を見続けてきて、これから国民が考え、それぞれが意見をまとめ、それらの集約として国の方針を出していかなければならない点が3つあるように思う。自分自身これからこの3つを分けて考えて行こうと思ってます。

① 被災時の救援システム
 この2週間進められてきた救援活動にもどかしさがあったし、もっとこうしたらと考えた方も多いはず。行政の体制にもどこかスムーズでないものを感じました。想像だにしなかった規模の津波であり、被災状況だったことは確かです。次の震災時にはもっとうまく救済救援活動が展開されるようシステムの構築が必要でしょう。
 僕自身は今のところ「まず人を被災地から出す」ことにこだわって考えてみようと思ってます。

② 新技術の活用と危険の想定
 今回の原発事故でいまさらのように考えさせられた点です。これまで原発を推進してきたTOPが「こんな震災は想定外です。全ての危険を想定したら設計できません。しかし危険の想定をやり直さないといけませんね」と国会で答弁してます。せめて今回の地震程度は想定しておくべきと言ったって、じゃこれは。9.11を思い起こしてください。テロリストが飛行機で原発に突っ込む それをも想定したら確かに作れません。
 技術を活用していく際、その危険性をどこまで想定するか、どこまで想定しなければいけないか この点の基準はないのです。

③ 原発との付き合い方
 一方的に安全だと言われ続けてここまで作ってきた原発。それが今回こんなに危険なものを内在してるということがはっきりしました。しかし国内電力の30~40%をまかなっていることも事実です。廃棄していくのか、危険の想定を厳しくして運用していくのか、新設を許すのか 早急に国民的合意を作らなければならないでしょう。

読んでいただいた方も以上の点を考え、意見をまとめてください。それが今回の震災経験を次に活かすことだと思います。
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日本人の文化

2011年03月23日 14時23分04秒 | 2011.03.11震災
・忍耐強く、協調性があり、互助精神が強い

 震災後の国民の姿を見てほんとにりっぱな国民だと思うのです。被災者はまず耐えようと努力する。暴動ひとつ発生しない。みんなが、被災者までもが助け合おうと動く。諸外国の人から見ると立派を超えて「不思議」にも見えるんじゃないだろうか。日本人であることが誇りです。
 こういう人の集まりです。必ず復興すると信じられるのです。
 被災者の方へ みなさんの我慢はもういいのです。素直に甘えてください。

・放射能に過度な恐怖心

 農産物、海水、浄水場からと次々に異常な測定値が報告され始めた。震災後の物不足もどうにか落ち着くかと見え始めたやさき、これからは農水産物の買い控え、廃棄が続くことになるのだろう。
 日本人の放射能に対する恐怖心は並はずれてるのではないか。小学生で「この爆弾で数十万人が一度に亡くなり、戦争に負けた。」とあのきのこ雲の写真を見ながら教えられてきた国民ですからしょうがないのです。
 学者がよってたかって「すぐには危険でない」と説明しても、「異常値ですね。だったら怖いです」と結論し、防衛行動を始める国民なのです。これは行政にとってはやっかいな敵でしょうね。
 かみさんに「300円の岡山産と100円の茨城産が並んでたら」と聞きました。「茨城産50円なら買う」との答えでした。
 農水産業者に多大な補償が必要になり、それを税金で負担することを選択する国民なのです。僕自身100円の茨城産を食べる自信がありません。
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今は国を信じよう

2011年03月19日 17時51分55秒 | 2011.03.11震災
牛乳、ほうれん草から放射能が検出されたようです。また買占め行動がでないことを祈るのだが。
つらつら考えるに今一番大事なことは「国と国民の信頼関係」だと解りました。つい先日まで裏切られ続けてきた国ですが、今この国難の時だけでも信頼関係を作りましょう。国は嘘、いつわりないない情報を提供してください。見通しを説明してください。われわれ国民はそれを信じましょう。そしてしばらくは我慢しよう。みんなで耐えましょう。

谷垣さんが菅さんの申し入れを断ったようですが、国民の国に対する信頼をこの時だけでも取り戻すために受けてほしかったと僕は思うのです。一時休戦してでも政治家全員が国難に対処しようとしてる姿が必要なのではないでしょうか。自民党の中からわれこそはと思ってる人は名乗り出てこそ政治家だと思うのですが。

国を信じて、福島が悪化しないことを信じて、復興することを信じて、しばらくは忍耐です。
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被災援護余波

2011年03月18日 09時38分24秒 | 2011.03.11震災
早くもうちに援護余波がきました。
両親の代から懇意にしてる近所の方が来て、明日から敷布団を1枚貸してほしいというのです。御実家が福島県いわき市で、おいっ子家族が原発からの避難で子供だけ3人を預かってほしいと言ってきたようです。車で子供を連れてきて、親はまた現地に戻る。いざとなった時子供がいない方が行動しやすいと考えたのでしょう。
喜んで協力する旨お伝えしました。早速布団を陽に干してます。こんなことでも協力させていただけるのはちょっとうれしい。
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被災者出そうにも出せないか

2011年03月17日 10時43分54秒 | 2011.03.11震災
被災者を被災地から出す策は と書いたが、状況を見るとこの手段は実行できそうもないですね。出すための道路、車、ガソリンがない状況では無理ですね。
被災者を健全地域に出すのは次のStepだと考えるしかないか。第一Stepは交通手段、輸送手段の確立ですね。

次の災害に向けてはどうしたらいいんだろう。個人や行政はどんな準備をしておいたらいいんだろう。
第一Step中は自力で生き延びられる備えが必要だということは間違いないですね。でもその備えさえ流された今の状況ではそれもできない。そう見ると第一Stepは救済の始まりだけどまだ「震災が進行中」と考えなきゃいけないんでしょうね。
どうすればいいんだろう。今答えがでない。百年、二百年に1回の震災だから とあきらめるか。

各県が千所帯を預かれる施設を準備しておく。一度に200人運べるヘリを自衛隊に100台保有する。そのヘリを飛ばせる燃料を貯蓄しておく。やはり被災地から出す案に戻ってくるのだが。
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後手に回ったのでは

2011年03月16日 16時29分38秒 | 2011.03.11震災
福島原発の事態を憂慮してます。原発に異常があると報道されてから内閣、安全委員会、東電の会見を注視してきた。建屋がすっ飛び、休止中だった4号炉まで異常状態に至った過程を見てきて、何かがおかしかったのではと思わざるをえない。
東電が行ってきた震災に対する対応は全て後手後手にまわったのではないか。
原発は「止める」「冷やす」「閉じ込める」が3原則だそうです。震災直後自動で止まったようです。次は「冷やす」だったはずです。用意されてた冷却設備が震災、津波によって機能しなくなった不幸はありました。でもこの時点で躊躇し、意思決定に遅れを生んだのではないでしょうか。その結果今のこの惨状を招いたのではないでしょうか。日頃の平穏の中でマニュアルぼけにおちいり、マニュアル外の事象に対して右往左往するだけだったのではないでしょうか。なりふり構わず冷却の手段を求めればもっと軽傷で治められたのではないでしょうか。
原発の知識をもってない僕がとやかく言えることではないとわかっていますが、全てが天災と片づけるには無理な印象が残るのです。
ともかく被害を最小にとどめる努力をお願いしたい。それと先々今回のこの事態に至った過程を第三者によってしっかりと検証していただきたい。この検証作業を省いて地球上の原発稼働、新設はできないと考えるのです。
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