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メサイア コンサートを聴いて

2025年01月13日 11時07分25秒 | 音楽鑑賞
大感激だった。 第一で、絶対的な印象は オケも合唱も想像以上に上手かったということ。 昔この団体で第九を歌った経験がある。どうしても当時の印象があって、「市民団体の域」と思ってた。 どうしてどうして、ここまで聴かせ、歌う団体に成長してた。おそらくプロの助っ人さんが沢山入っていたのだろう。それはいいじゃないですかね。どこもそうなんだし、こちらとしては良いものを聴かせていただければ良いわけですから。
それにしても、合唱がこれだけ感激をくれたのは一晩過ぎた今でも驚きの印象です。 ヘンデルのメサイアは初めて聴く。 「これはヘンデル」と思わせるメロディが次々と奏でられ(変奏曲を聴いてる感さえ)、そこにソリストが、合唱が人の声をのせていく。あれだけ大量の詞を、同じようなメロディの中で皆さんよく覚えたな、相当の練習量だったろうな、合唱指導の先生も大変だったろうな をついつい想像してた。あれだけ抑揚を表現できる合唱団じゃなかったのにな。逆に「メサイヤは合唱としては歌い易い乗り易い曲なのかもな」まで考えた。ともかく感動しました。やはり、日頃のコツコツ努力が大事なんだな。
それとソリストさんがまた良かった。僕はもう半年歌う世界から遠ざかってるけど、人間が出す歌声の素晴らしさをまた思い出させてくれた。 S:小林恵、MS:丹呉由利子、T:城宏憲、B:井上雅人 いずれも良い声、惚れ惚れ。 特に印象強いのはソプラノの小林さん。 経歴が面白いので紹介。 青学大文学部史学科卒業、それから藝大大学院バロック声楽専攻修士課程を修了して声楽の世界へ。主に宗教曲ソリストを歌われてるらしい。元々歌はやってたんでしょうね。大学受験でさまよって史学科に進んではみたが、歌う世界が忘れられなかったというとこでしょうか。宗教曲専門のソリストさんがいらっしゃるというのは新知識。 歌を聴いた時「この人違う、オペラ歌う感じじゃない」の印象がありました。宗教曲独特の抑揚をそれらしく聴かせてくれました。なるほど、その道のプロだね。ちょっと引っかかったのは英語曲なんだが、独語発音が耳についたことかな。単語の最後で唾を飛ばすような強い子音が聞こえたこと。  男性2人の声も良かったね。声楽声楽としたバリトン 久しぶりに聴いたかな。
新年早々に良いものを聴かせてもらったなの 大満足のコンサートでした。

ここからは雑談。
モーツァルトの35番「ハフナー」との組み合わせ。 どうしてこういう組み合わせになったかな。35番は好きな交響曲で、自分なりのイメージがある。 ハフナー家に捧げた祝賀の曲がベースになってる。だから、堂々と明るい曲との印象があるんです。そうであってこそ35番なんですが、重かったです。華やかさがなかった。 これは推測。今回のメインはメサイア。楽団も気分は宗教曲ムードで臨んでるだろう。いくら祝賀曲でも明るく行こうというのが無理じゃないか。だからどうしてこの組み合わせ? なんです。
自分はメサイア 歌いたいか。 合唱に参加することで、第九歌って感じる高揚感を貰える合唱楽曲だとは思う。その点では歌ってみたいとは思うのだが、問題は大き過ぎて覚えきれんなです。今回も譜面を持って歌われてました。僕は譜面見て歌えるタイプじゃない。結局暗譜しないと満足した歌にはならんと思うのです。 そうなると、僕にはちょっとハードル高いかな。でも今回だって僕より高齢者が歌ったんだよな〜••••••。
ご近所のお姉さんたちが大挙してきてた。 うちのかみさんもその一員なんだろうけど、近所のお姉様達が退去して聴きにきてたのには驚いた。座間オペラにも来ていただいてる方達なので、メサイア聴きにきても不思議はないのですが。 みなさん文化人だな。 うちの最寄り駅に行った際、待ち合わせしてる皆さんに遭遇。どちらにと声をかけたら、「多分貴方と一緒よ」だって。読まれてるな。まっ こんなつながりも地域親睦 いいんじゃないですか。
最後に。 チケットを譲ってくださったTさんへ。 良いものをありがとうございました。それと聞けなかったのは残念だったろうし、鯛を逃したかも です。
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音楽事初め

2025年01月12日 08時32分20秒 | 音楽鑑賞
さて、今日は今年の「音楽事初め」です。 モーツァルトの35番「ハフナー」とヘンデルの「メサイア」を聴きに行きます。自ら「行こう」と動いたコンサートじゃなく、友人が急用で行けなくなり、チケットを頂いたものです。 主催は以前関係した当市のオペラ団体「やまと国際オペラ協会」、会場は市の文化施設。 近いのはいい。
チケット2枚を頂いたので、かみさんと行く予定でした。ところがあいにくと風邪ぎみ。かみさんは一昨日早々にリタイア、同行してくれそうな友人を探しに。幸い同行してくれる友人も見つかり、チケットを無駄にせずに済みそう。
ハフナーはモーツァルトの交響曲中でも好きなものの3つ入るかな。それを最初に聞けるというのもいいね。 メサイアは名前だけ知ってて、聞いたことのない作品。歌詞が英語だと知って驚いてる。ヘンデルだろう、伊語か独語じゃないの? こういうクラシックの合唱で英語物って初めてのはず。そういう点でも興味湧いてる。 また座間オペラ仲間が2人合唱に参加してる。聞いてあげないと。
これが終わると25日からは自分の合唱練習。 初めてのゴスペル。 音楽はいい。英語だぞ。
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歌話 2題

2024年12月24日 10時52分26秒 | 音楽鑑賞
来年2月に開催されるゴスペル公演の合唱に参加する意思有りと書いた,その後日談。
     その応募要項がこれです。
自分が参加すると決めたので、仲間を誘い込むのを暗の目的で、座間のオペラ仲間に「こんなのあるらしいです。やってみようか思案中です」とお知らせした。 そしたら、お1人から「私は参加申し込みしてあるんです」と驚きの返事。 「仲間が増えたは。うれしい。よろしくね。」だって。 いいじゃないですかね。 さらにもう1人から「練習の1回は参加できないけど,本番日は空いてる。私もやるわ」といい反応。 これでオペラ仲間3人で参加できそう。 みんな僕同様 歌ってないと寂しいのかね。

もう一つは ヘンデルの「メサイア」コンサートの話。 新年早々市内でコンサートがあるのです。 主催してるのは以前お世話になった「やまと国際オペラ協会」。 だから合唱で舞台に上がる人のうち何人かは知人のはず。 このコンサートがあるのは前から知ってたけど、「メサイア」を聞いたことがない、興味が薄いのでパスしてたんです。先日市内の友人から「チケット2枚あるけど、急用で行けない。行きますか?」の誘い。誘われたら無碍にできんでしょう。これも何かの縁、メサイアを聞いてみっかと心が動き、チケットを頂くことにした。
聞くからには事前にちょっとは勉強しておかないとまずいと思って、ネット検索。 こういう音楽形式はオラトリオって言うんでしょう。相当昔だけど、ゲバントハウスが日本に来て「マタイ受難曲」を演奏した時聞いた。あれがオラトリオ で形式は理解できた。1曲1曲に味わいがあり、ソロと合唱が歌い合うのも面白い。嫌いではない。
ところが、めっちゃ違和感を感じたのは詞が英語だってこと。えっ、ヘンデルの時代に英語でミサ、聖書、教会音楽? ハヤトチリだったけど、多いに疑問を持ってしまった。 1770年頃 ヨーロッパに英国は君臨してたんだから、宗教文化にも英語が多いにはいりこんでたのは当然ですよね。ヘンデルといえども英語の詞に曲をつけたってありえる話。 ただ英語でオラトリオといわれるとやはり「ミュージカル」に印象がひっぱられる。
またオペラ仲間にこんなのあるよ、こんな次第で僕聞きに行きそう と紹介したら、2人から「私達合唱で参加してます」という返事がきた。イタリア語でオペラやって、英語でメサイア歌って、ついでに独語で第九歌ってたりするんだね。 私も聞きに行きますという方もお一人いらっしゃった。 皆さんほんとに歌好き人だね。 いいことですよ。
このコンサートはメサイアの前にモーツァルトの交響曲35番「ハフナー」を聴かせてくれると案内されてる。これは知らなかった。好きな曲です。35番が聴ける 大きなプレゼントですよ。
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武蔵小金井で「愛の妙薬」を

2024年11月06日 11時51分16秒 | 音楽鑑賞
昨日午後武蔵小金井まで出かけて行って、声楽教室の発表会を聞いてきた。 先日のオペラ仲間の懇親会の席で先生から「こんな催しをサポートしてるんだ。興味あったら見に来て」と誘いがあった。頂いたチラシは「オペラハイライト『愛の妙薬』」となってるので本格的オペラでなくても、それなりには聞けるだろう、ソリストさんはプロだしね。男性テノールの岡坂さんは座間オペラでいっしょしたことあったはず。
ところが実際は個人がやってる声楽教室の秋の発表会だったんですね。 生徒さんが個人個人勉強の成果を発表するだけじゃマンネリ、今回はちょっとオペラの真似事でも とそこの先生(35歳位の女性)が考えた。その思いを友人である座間の先生(古川さん)に相談したところ、古川さんがのったという流れのよう。だから岡坂さんの出演も古川さんひっぱたんじゃないかな。古川さんが演出、古川先生の奥様がオペラ合唱指導と指揮、ピアノ伴奏は座間の練習を伴奏してくれる松岡先生 という布陣だから古川一派で作った舞台だったんですね。
第一部は生徒さんそれぞれの持ち歌発表会。 ここの教室は皆さん高齢者、チラッと聞いたところでは92歳のご婦人もいらっしゃったとのこと。みなさん凄いドレスで出てこられるから、お歳が判断できませんでした。やはり歌はそれなりに限界があったかな。でも好きなんだな、楽しんでるなは聞き取れました。いいんですよね、これで。 楽しむのは自分なんだから。
いえいえ、勉強されてるのだから普通の高齢者より上手でしたよ。
そして二部 これが「愛の妙薬」の抜粋。 教室の皆さんはほんとに初めて演技し、歌われてるんだながわかります。座間で演技の仕上げに入った頃、古川さんから執拗に注意されてることってこういうことなんだが見てとれます。やはり演技するって実に難しいことだってことですよ。でもおばさま方も成り切っちゃって楽しそうでした。
これで病みつきになるんですよ。つぎの機会も「オペラの真似事でいいからやりましょうよ」となるんですよね。 この快感 味わうと癖になるやつですから。
僕にとっては久しぶりの「愛妙」。 懐かしかったです。 合唱は覚えてましたね。もう5、6年も前の話だけど。 オテッロの話が出てきて、やる気に少し火が点いた。そこにもうちょっと油を注ぐつもりで聞きに行った。高齢の人達があれだけ楽しげに歌ってる姿はいい刺激でした。
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桜蔭会コンサート

2023年02月06日 09時18分09秒 | 音楽鑑賞
「桜蔭会」とは出身高校のOB会です。単なる同窓会としての活動はもちろん、「一般財団法人」として社会活動もやってます。財団法人格を取ってに活動してる高校同窓会っていうのは珍しいんじゃないかな。ちょっと斜めから見たら、「生意気やってる」なのかもしれませんが。
まっそんなことはどうでもよくて、
2月4日に桜蔭会主催のコンサートが開催されました。        
コロナでここ数年開催しなかったのですが、永年続けてるコンサートなんです。 基本は卒業生でプロとして活躍してる、僕から見るともう後輩ばかりなんですが、そいう音楽家の発表の場でもあるんです。財団主催ですから一般の方も入れます。僕はこのての活動には毎回裏方さんとして狩り出され、運営を手伝ってもいます。

今回のコンサートは結果的になんですが、それというのも中身の吟味をしないで、「おっアンサンブルか」程度でしか捉えてなかったものですから、 なかなか聞けないアンサンブルだったようです。
クラリネットとビオラとピアノの三重奏だったんですね。クラシックファンの方でもこういう取り合わせってなかなか聞かないんじゃないですかね。僕は初めてです。だから聞いてみて「異質なんだけど、柔らかく、暖かい」ものを感じました。「ヴァイオリンとフルート」の組み合わせだと割とノーマル感あります。想像もできる。 それを一段音域の低い楽器で構成してみたのが今回のアンサンブル。この組み合わせで、あのシューマンも作曲してるんですよ。
ほんとに「異質」感一杯で、また別世界を教えてもらった感じでした。 後輩プロもがんばれ!
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ショパン づいてます

2022年01月28日 09時39分19秒 | 音楽鑑賞
「反田恭平 ショパンコンクール 2位入賞」以来なにかとこの関係の報道、ドキュメントが放送される。嫌いじゃないから観る、聴く。そこにあるいろんな人間ドラマに引き付けられる。そこを知れば知るほどはまっていく。そして今は「ショパンのピアノ曲」を好きになり、「これはショパン」と聞き分けられるようにまでなった。
今回最も興味をもったのは「日本人参加者それぞれの人間ドラマ」だな。
反田君(2位、27歳) このコンクールに勝つためにありとあらゆる角度からこのコンクールを分析し、技術を磨き、演奏曲の構成を考えたという。すでに会社を立ち上げてる。会社の発展のためにも「勝つんだ」と臨んでる。どの演奏を聴いても、上がってる感じが無い。のびのびしてる。「どうだ、これが僕のショパンだ」の自信が感じられる。そうだよな、「やること、出来ることは全てやってきたんだ」の自信しか見えてこない。
沢田蒼梧君(2次予選出場、23歳)は名古屋大学の医学部生、角野 隼斗(3次予選出場、26歳)は東大の大学院を卒業してる。今は「かてぃん」の名前でYoutube即興ピアニストとして有名になってる。
こういう、まっ言ってみれば『異色のピアニスト」じゃないですか。こういう人間が出てきた、存在してるってことが興味深いですよね。「天は二物も三物」じゃないですか。 これも「多様化」のひとつの現れなんでしょうね。
そして「ショパンのピアノ曲」。 40前に亡くなってるんですね。 その若さでこれだけ深い曲を作ったのか? どんな日々を送り、どんな経験を積み重ねたんだろうかと興味が生まれる。それとこのピアノ技巧、後々のピアノ弾きに挑戦したかのような「技巧のみせびらかし」はもう「人間わざ」の域を超えてるとしか見えません。
今も反田君が弾くショパンを聞きながら、これを書いてます。 うっとりしてます。
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1724年制作ストラディバリュース

2019年03月08日 16時09分14秒 | 音楽鑑賞
ひと月前に聞きに行った公開録音「ブラボー! オーケストラ」の放送が10日と17日の夕方7:20から2回に分けて放送されます。
お薦めは10日、前半のチェロ演奏の放送。なんてたって「1724年制作のストラディバリュース」ですからね。良いの、悪いのなんて解らなくてもいい。「これがストラディバリュースか」でいいじゃないですか。あの日の感想にも書いたけど、奏者「辻本」さんは聞かせてくれました。彼の技術なのか楽器なのか いずれにせよもう一度聞いてみようと思ってます。
8:00からでもいいです。アンコールの「鳥の歌」が放送されます。これだけでもいい。
プログラムの最後に「ペルシャの市場で」が放送されますが、これは座間での演奏ではないです。
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久しぶりの生オケ

2019年02月02日 21時26分20秒 | 音楽鑑賞
今日午後ほんとに久しぶりの生オケクラシックの鑑賞に行って来た。 NHK-FMの番組「ブラボー! オーケストラ」の公開録音プログラムが座間であり、無料で入場させていただきました。当然応募、抽選の結果ですよ。
  指揮   円光寺 雅彦
  チェロ  辻本 玲
  管弦楽  東京フィルハーモニー交響楽団

  プログラム  ヴォーン・ウィリアムズ作曲   グリーンスリーヴズによる幻想曲
         エルガー作曲          チェロ協奏曲 ホ短調 作品85
            (ここで辻本アンコール  「鳥の歌」)

         モーツァルト作曲        歌劇「魔笛」 序曲
         モーツァルト作曲        交響曲41番 「ジュピター」
            ( アンコール 「アイネクライネナハトムジーク」 第2楽章)

久しぶりの生オケの交響曲、やはりいいですね。指揮者が出て来る前のオケの音合わせ聞いてるだけでゾクゾクしてきました。
指揮の円光寺さんは斎藤秀雄氏に師事したようで、おとなしく、まとまった、聴きやすい指揮と聞きました。管弦楽も派手さはないもののそつない演奏だったと思います。
なにより驚き、感激したのは「1724年に制作されたストラディヴァリウスのチェロ」を聞けた事。辻本さんはこのチェロを貸与されてるんだそうですよ。協奏曲でオケをバックにしても全く負けてませんでした。楽器なのか、彼の技量なのか そこは定かじゃないですが、ともかく迫力ある音でしたよ。
協奏曲終了後、彼のアンコールとなり、当然無伴奏の曲だと推測するも、バッハの無伴奏ソナタかなと思って待ってて聞こえた音がカザルスのあの音でした。一機に引き込まれました。こう来たか。エルガーの協奏曲が曲としてちょっと感激が薄かったのも影響したかな。曲も演奏も最高でした。
会場が満席だったのにも驚きました。僕たちのオペラじゃ満席にならんのに。(当然か)  どうせ演ずるならこんな満席の会場で演じてみたいものです。満足感が違うでしょう。

     放送日  3月10日 と 3月17日  午後7時20分から1時間 FM放送にて
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