桜蔭会コンサート

2023年02月06日 09時18分09秒 | 音楽鑑賞
「桜蔭会」とは出身高校のOB会です。単なる同窓会としての活動はもちろん、「一般財団法人」として社会活動もやってます。財団法人格を取ってに活動してる高校同窓会っていうのは珍しいんじゃないかな。ちょっと斜めから見たら、「生意気やってる」なのかもしれませんが。
まっそんなことはどうでもよくて、
2月4日に桜蔭会主催のコンサートが開催されました。        
コロナでここ数年開催しなかったのですが、永年続けてるコンサートなんです。 基本は卒業生でプロとして活躍してる、僕から見るともう後輩ばかりなんですが、そいう音楽家の発表の場でもあるんです。財団主催ですから一般の方も入れます。僕はこのての活動には毎回裏方さんとして狩り出され、運営を手伝ってもいます。

今回のコンサートは結果的になんですが、それというのも中身の吟味をしないで、「おっアンサンブルか」程度でしか捉えてなかったものですから、 なかなか聞けないアンサンブルだったようです。
クラリネットとビオラとピアノの三重奏だったんですね。クラシックファンの方でもこういう取り合わせってなかなか聞かないんじゃないですかね。僕は初めてです。だから聞いてみて「異質なんだけど、柔らかく、暖かい」ものを感じました。「ヴァイオリンとフルート」の組み合わせだと割とノーマル感あります。想像もできる。 それを一段音域の低い楽器で構成してみたのが今回のアンサンブル。この組み合わせで、あのシューマンも作曲してるんですよ。
ほんとに「異質」感一杯で、また別世界を教えてもらった感じでした。 後輩プロもがんばれ!
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ショパン づいてます

2022年01月28日 09時39分19秒 | 音楽鑑賞
「反田恭平 ショパンコンクール 2位入賞」以来なにかとこの関係の報道、ドキュメントが放送される。嫌いじゃないから観る、聴く。そこにあるいろんな人間ドラマに引き付けられる。そこを知れば知るほどはまっていく。そして今は「ショパンのピアノ曲」を好きになり、「これはショパン」と聞き分けられるようにまでなった。
今回最も興味をもったのは「日本人参加者それぞれの人間ドラマ」だな。
反田君(2位、27歳) このコンクールに勝つためにありとあらゆる角度からこのコンクールを分析し、技術を磨き、演奏曲の構成を考えたという。すでに会社を立ち上げてる。会社の発展のためにも「勝つんだ」と臨んでる。どの演奏を聴いても、上がってる感じが無い。のびのびしてる。「どうだ、これが僕のショパンだ」の自信が感じられる。そうだよな、「やること、出来ることは全てやってきたんだ」の自信しか見えてこない。
沢田蒼梧君(2次予選出場、23歳)は名古屋大学の医学部生、角野 隼斗(3次予選出場、26歳)は東大の大学院を卒業してる。今は「かてぃん」の名前でYoutube即興ピアニストとして有名になってる。
こういう、まっ言ってみれば『異色のピアニスト」じゃないですか。こういう人間が出てきた、存在してるってことが興味深いですよね。「天は二物も三物」じゃないですか。 これも「多様化」のひとつの現れなんでしょうね。
そして「ショパンのピアノ曲」。 40前に亡くなってるんですね。 その若さでこれだけ深い曲を作ったのか? どんな日々を送り、どんな経験を積み重ねたんだろうかと興味が生まれる。それとこのピアノ技巧、後々のピアノ弾きに挑戦したかのような「技巧のみせびらかし」はもう「人間わざ」の域を超えてるとしか見えません。
今も反田君が弾くショパンを聞きながら、これを書いてます。 うっとりしてます。
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1724年制作ストラディバリュース

2019年03月08日 16時09分14秒 | 音楽鑑賞
ひと月前に聞きに行った公開録音「ブラボー! オーケストラ」の放送が10日と17日の夕方7:20から2回に分けて放送されます。
お薦めは10日、前半のチェロ演奏の放送。なんてたって「1724年制作のストラディバリュース」ですからね。良いの、悪いのなんて解らなくてもいい。「これがストラディバリュースか」でいいじゃないですか。あの日の感想にも書いたけど、奏者「辻本」さんは聞かせてくれました。彼の技術なのか楽器なのか いずれにせよもう一度聞いてみようと思ってます。
8:00からでもいいです。アンコールの「鳥の歌」が放送されます。これだけでもいい。
プログラムの最後に「ペルシャの市場で」が放送されますが、これは座間での演奏ではないです。
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久しぶりの生オケ

2019年02月02日 21時26分20秒 | 音楽鑑賞
今日午後ほんとに久しぶりの生オケクラシックの鑑賞に行って来た。 NHK-FMの番組「ブラボー! オーケストラ」の公開録音プログラムが座間であり、無料で入場させていただきました。当然応募、抽選の結果ですよ。
  指揮   円光寺 雅彦
  チェロ  辻本 玲
  管弦楽  東京フィルハーモニー交響楽団

  プログラム  ヴォーン・ウィリアムズ作曲   グリーンスリーヴズによる幻想曲
         エルガー作曲          チェロ協奏曲 ホ短調 作品85
            (ここで辻本アンコール  「鳥の歌」)

         モーツァルト作曲        歌劇「魔笛」 序曲
         モーツァルト作曲        交響曲41番 「ジュピター」
            ( アンコール 「アイネクライネナハトムジーク」 第2楽章)

久しぶりの生オケの交響曲、やはりいいですね。指揮者が出て来る前のオケの音合わせ聞いてるだけでゾクゾクしてきました。
指揮の円光寺さんは斎藤秀雄氏に師事したようで、おとなしく、まとまった、聴きやすい指揮と聞きました。管弦楽も派手さはないもののそつない演奏だったと思います。
なにより驚き、感激したのは「1724年に制作されたストラディヴァリウスのチェロ」を聞けた事。辻本さんはこのチェロを貸与されてるんだそうですよ。協奏曲でオケをバックにしても全く負けてませんでした。楽器なのか、彼の技量なのか そこは定かじゃないですが、ともかく迫力ある音でしたよ。
協奏曲終了後、彼のアンコールとなり、当然無伴奏の曲だと推測するも、バッハの無伴奏ソナタかなと思って待ってて聞こえた音がカザルスのあの音でした。一機に引き込まれました。こう来たか。エルガーの協奏曲が曲としてちょっと感激が薄かったのも影響したかな。曲も演奏も最高でした。
会場が満席だったのにも驚きました。僕たちのオペラじゃ満席にならんのに。(当然か)  どうせ演ずるならこんな満席の会場で演じてみたいものです。満足感が違うでしょう。

     放送日  3月10日 と 3月17日  午後7時20分から1時間 FM放送にて
コメント (2)
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