今年最初の映画を観てきた。『
ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿』という映画だ。スカラ座の歴史映画ですね。だから何かストーリーがある映画じゃないです。そのかわり音楽界特にオペラ、バレー界での往年の有名人が大勢でてきました。
どうしてだが解りませんが、先日かみさんが妹さんと観たらしく、その際「この映画は(僕)向きの映画ね」となって推薦を受けたのです。
まず関心をもったのは「スカラ座のすばらしさ」。オペラ文化を感じさせる雰囲気あるホールですね。ここで歌える、踊れる、演奏できる そんな人こそ「氷山の一角」でしょう。もう殿堂ですね。いやいや決して「ここで歌ってみたい」なんて言わないですよ。あの壁部分にある個室でワインでも飲みながらオペラの鑑賞はしてみたいですね。行けそうにないのを行った気分にさせてくれるところがこの映画の狙い(?)
次は何と言っても、有名人の往年の姿。指揮者トスカニーニの姿は至宝だったかな。もう一つはあのパバロッティーの50年前の歌声。1967年にヴェルディのレクイエムを歌ってる声はよかった。10年ほど前の彼も「さすがだな」と聞いてるけど、50年前はたぶん20歳も若い頃、声に艶があったんだな。いい声と上手い技術。圧巻と言えばいいのかな。
これまでYoutubeでいろんなオペラ公演を鑑賞してるけど、今日の映画の中に知ってる公演の場面が3つ4つあった。(カヴァレリア、ボエーム等)それだけ貴重な公演、映像だということでしょうね。
楽しい話はまだまだたくさんあるんです。そりゃそうだ、あのスカラ座だからね。でも結局「中途半端」感が残ります。それなら1本の公演を観た方がいいかもと思いますね。知ってるアリアがでてきて乗り出しても途中で切れちゃうからね。こういう映画はいいかな。
そうそう新しく知ったいい歌。 ヴェルディのレクイエム、レクイエムらしくないレクイエム。全体を一度聞いてみたくなった。