18日土曜日はふとした偶然からおもしろい人、事にめぐり合った1日だった。
毎月恒例の小淵沢天野画廊にお邪魔した。ここでたまたま見に来てたNさん御夫婦と知り合った。
御夫婦は大磯で
「エピナール」というスタディオを経営されてるようで、デザイン、美術には大いに興味をもってる方達らしい。当日は2,3個展を見る目的でまず天野さんのギャラリーを訪れたようだ。
話の流れの中で僕が道案内をすることになり、小淵沢から高根の
「ギャラリー トラックス」に行った。ここでは料治幸子という作家さんの
舞踏絵巻という個展をやってた。作家さんもいらしゃってて、いろいろ話も聞かせていただいた。舞踏絵巻は目の前で実際に踊ってる人を見ながら、瞬間のポーズを30秒ほどで1つ完成させ、3時間ほど描き続けて1本の巻物のようになった作品。クロッキーという分野なんですかね。一瞬にして肉体を描き切るその技量に驚いたのと、人間が作るポーズの多彩さに驚いた。
もっと驚いたのはこのギャラリーの生い立ち。知る人ぞ知る(僕は知らなかったが)著名なインテリアデザイナー
木村二郎氏が作ったものだということ。もともとは保育園だったものに手をいれてギャラリーに改造し、次世代のアーティストに発表の場を提供したこと。そこになにげなく置かれてる椅子や机は氏のデザインだということ。才能のある人ってすごいですね。このあたりはしょっちゅう車で走ってましたが、こんな空間があるとは知りませんでした。また誰かの個展の際に来てみたい空間です。
そしていつも見てるけど立ち寄ったことのないギャラリー
「歩ら里(ぶらり)」が木村氏のコンセプトと知り、ここも覗いてみようとなって回ってみた。ちょうどジャワ更紗の展示をやってた。オーナーの奥さまとも話ができ、「木村さんにデザインをお願いしたの」といきさつも聴かせていただいた。
白州の周りにはおもしろい空間がまだまだあることを知った1日でした。最後にNさん御夫婦を天野さんの自宅(古民家を再生し、モダンな空間にされた)に案内しておもしろい1日が終りました。