goo blog サービス終了のお知らせ 

オケ合わせ

2018年08月31日 07時49分08秒 | オペラに挑戦
昨日は「オケ合わせ」、公演に至る最終イベントみたいなものです。
これまで歌と演技(ソリストも含めて)は座間でピアノ伴奏で練習を重ねきた。一方オーケストラは(今回は「テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ」という昭和音大系のオケ)拠点の大学で練習してきた。全く接点無しです。両方の音を重ねてイメージしてたのはマエストロの粂原さんだけでしょう。彼は両方の指導やってますからね。そしてその2つを実際に重ね、調整するのが昨日の練習。まっオケ側が合わせるのって歌側の強弱、音量に合わせて調整するくらい。舞台側がオケ音になれるっていうことくらいかな。だから一番たいへんなのはマエストロでしょう。4時間の練習で2時間の作品の音楽的調整を全編にわたってやるんだから。

            

オケピットが下がって、40人ほどの楽団が入ってます。こうなると「うん、オペラやるんだ」の気分が高まります。マエストロ曰く(なんでこの字が『言う』という意味なんだろう?)「ピアノは打楽器、短音が連続して聞こえてる。オケはアナログだからモワモワとして聞こえてくる。だからそれに慣れて」 なんだそうです。
僕にはそこが気持ちいいんだな。ピアノもいいけど、そりゃ圧倒的にオケ音が好き。慣れてくると気分も高揚するし、その分合唱も良くなるのとちがいますかね。
舞台上は演技をしません。オケの音で歌うことに徹してる。そうはいっても、動きを確認してもいいわけで、僕はその場面での自分の動き(我が芸)の確認をしつつだった。というのもどの場面でもマエストロが見えるか、眼鏡なしでも振りが確認できるかもテストしておきたかったから。もっと低い所で振るんだろうと想定してたが、案外高い。舞台一番奥に立つことがあるんだが、そこからも見える高さだ。でも前に人もいれば、小道具も置いてあるだろう。そこはGPで確認ですね。でも安心できた。
うん、歌はいいですよ。自分ものってて楽しかったし、全体もマエストロ、演出家から「いい」の誉め言葉。僕にもオケと合唱が上手く重なってる、いい音楽に聞こえてたけど。
いいね、いいね、今が最高かもしれない。 後は明日のGPだけ。本番同様のタイムスケジュール、行動で予行する。楽屋入りから本番さながらですからね。盛り上がってきたぞ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後の練習

2018年08月27日 09時57分50秒 | オペラに挑戦
昨日は実質的に最後の練習だった。それなのに女性陣は早出特訓の指令が出て、予定練習の前に1時間歌、演技の両面から厳しくしごかれてた。いえいえ、女性のレベルが低いのではないです。
「愛妙」には女性だけの長い合唱があります。ヒソヒソ話が好きで「内緒内緒よ」と言いながら誰かに話したくてしょうがないお姉さん、おばさんの集まり。主人公(ネモリーノ)がおじさんの死で億万長者になったらしい。村中にその噂が伝播し、女性たちはネモリーノとの接し方を大きく変える。この事件がこの話全体を急展開させるわけです。だから難しく、かつ大事な場面なんですよ。マエストロにしても演出にしてもより高質な場面にしたいんでしょうね。解る気はする。
昨日の特訓、厳しかっただけ効果もあったように見てました。みんな才能ありますよ。難しい事言われてるんだけど、それを短時間で自分の物にして、表現してるもの。問題は当日できるか、忘れてないか(ここなんですよほんとうは) でしょう。

そして全体練習。土曜日の通し稽古で見つけた駄目だしでスタート。そのポイントを確認しながら練習は進む。そんな中今までやらなかった確認事項が追加された。僕は気にしてたんですよ。
オケピットは沈んでるから、マエストロは1階下で棒ふってます。ステージ上大半の場所でマエストロが見えないはずなんです。しかもこの「愛妙」、掛け声系の歌が多いんです。掛け声は指揮見て、その棒の動きに合わせないとバラバラに歌い出すことに。この事故を防ぐためサブの指揮者がホールのどこかで「ペンライト」を振ってくれるんです。場面場面でサブが必要か、必要ならどこで振るのが効果的か その確認もやりながらでした。
僕は眼鏡をはずして出演するつもりです。当然景色がぼやけます。僕にはサブ指揮は「命」なんです。自分からもしっかり確認したし、サブをつけてくれるよう依頼した箇所もあります。おもしろいことがありました。何本かペンライトが用意されてたんですが、電池量でしょうかよく光るライトと光らないライトがあるんですね。ここは休憩時間にサブ指揮に「光る奴」にしてくださいと依頼しておきました。
立ち位置、動きなんかも自分なりに微調整をかけてこれで自分なりに完成かな。もうここからは変化させられないだろう。まっ本番の舞台では人位置のバランスが悪いと思えばそこを補強する動きはするんですが。
30日はオケ合わせ、これは動き無しだろう。1日は本番同様のゲネプロ、そして2日は本番だ。
実は知人が60人位観に来てくれる。皆さん期待してて、いい舞台にするからね。損はさせないつもり。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舞台作りと通し練習

2018年08月26日 11時52分19秒 | オペラに挑戦
        

とうとう1週前になった。昨日は朝から舞台作りのお手伝い。大ホールのステージは1週前からオペラ用で固定されてるんです。やはりオペラを仕掛けるって大変なことですよ。
当然舞台装置屋さんがいて、物、手順がしっかり作られてて、我々手元はその指示にしたがって力出すだけ。10時に始めて、12時過ぎにはここまで作りました。昨日の段階ではここまで。段差のある部分を作り込むまで。次にこの段差の側面に化粧をほどこすこと、これはボチボチ進めていくそうです。最後は31日に壁等縦系の作り込みをやって完了だそうです。僕たちは完成予想図を見てます。どんな景色になるかを知ってます。「へぇ~、ここにあの景色がセットされるのか」ワクワクしてくるね。オペラ合唱やるにしてもこんな舞台作りからやれるのは僕は楽しい事だと思うな。いろんなことに首突っこんで、「自分で作ってる」感を大きくしていくのもいいじゃないですかね。ただやはり1合唱団員ですから許される範囲をわきまえてないとまずいのは当然。
というものこの1週間ほど先生と「演出に関わること」で提案なのか、意見なのか交わして来た。先生からみれば「うるさい奴だな」だったかもしれない。でも「向いてる方向は違ってないはず」と提案してきたつもり。結果的には「もうこの時期までくると、提案内容の変更をかけるのは混乱、事故につながるね」との先生の考えに僕も納得して、先生にもちょっと不満は残ってるようだが、現状のままでいくことに。こんなやり取りをして、先生の考え、思いをさらに理解できたし、それなりの改善につながると自負してる。こういうことをやらせてくれる先生だというのがまた僕には合ってるんですよね。

そして夕方5時から4時間の練習。ステージに立つ全員ができあがった高低差を初めて歩く訳で、平場で出来てたことが実際には出来ない(間に合わない)ということが発生する。ここで小さな変更点も出て来る。僕が目立つ場面があるんだが、そこでは移動時間がかかり過ぎるということになって、スタートのタイミングを早めること、移動場所をちょっと手前にすることと変更された。そんなことを確認しながら通して練習。通しは2度目。前回より良くなってると感じた。舞台が出来上がってきてることでみんながテンション上げてること、積み上げてる練習の成果なんでしょう。
そりゃ先生にすればまだまだ諦められない点は多いはず。でもです、これならお見せできるレベルまで来たかなの感想は持ったんじゃないのかな。(甘いかな?)

この日記を書くこと前提で、仮完成の舞台でもBLOGで写真公開していいのか? と先生に聞いた。そこまで気を使ってるのに先生はここでやった通し練習の動画を編集して公開してる。何じゃこの落差は? いやいや先生の自信だと思うな。「真似できると思ったらやってみろ。こんなオペラつくれるか? 観に来いよ。」なんでしょうね。    先生が編集した動画はコチラ

今日も夕方から練習。昨日の駄目だしから始まる。でもソリスト、合唱団の歌、演技練習は今日が最後だろう。30日はオケとの音合わせ。これはこの日の1回きり。あとは1日のゲネプロだけ。これが終わるともう本番です。

もう終わってしまう。今までの4作とは僕の中の入れ込み方がちがうのを自覚してる。それだけに終わってしまうのが淋しいと思う時期に来てる。ちょっと感傷的。いい思い出にするためにあと数日頑張るぞ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

案の定の駄目だし

2018年08月20日 07時04分07秒 | オペラに挑戦
土曜日はノンストップで初の通し練習。歌い終わって ハイ退室時間で~す で先生方からの駄目だし無しで終わった。当然昨日日曜の練習はそこからスタートでしょう。怖かったね、マエストロに聞かれたのは1か月ぶり。いろいろ言い置いてイタリアに帰っちゃって、本番前2週間で現れて、昨日の合唱聞かされたんじゃ、僕でも「てめ~等、何練習してたんだ!」のはずだもん。掛け声系の歌い出しなんて、「リッパにずれてた」からね。
案の定でした。先生方も事前に作戦会議やったようで、最初の30分はマエストロから、次の30分は演出からと時間配分して我々をせめて来た。当然ですがね。要は歌駄目、演技駄目ってことですよ。けちょんけちょんに言われました。「ハイハイ、ごもっとも」でござんす。
注意されたことをやって見せるしかない、追い詰められた状況で練習開始。今日は当然動き付きの歌付きで、でも一気に通すんじゃなく、問題発見時点で止められてこんこんと怒られる。いろいろ言われるけど要は歌では「指揮者見てろ」と演技では「大きく、ゆっくりと、ソリストが歌ってる内容に関心したり、笑ったり、周りと会話したりを自然にやれよ」の2点。 今に始まった話じゃないのが淋しい。
そこはマエストロ、さすがですね。怒るでもなく、上手く踊らせて、合唱の質を上げて行く。解りやすい説明と大きなアクションで合唱の質がドンドン上がっていくのを聞きながら歌ってた。「こう歌えたら本番合格」と思える合唱に変化していくから不思議。でも続かない、忘れるが我々の特性。

演技ではヒロ先生から毎度注意されてる事 「大きくて、ゆっくりなリアクションをやりなさい」ということにつきる。 だいぶテンション上がってるんだけど、まだ「こうしての注文があったからこう動いてる」感が皆にあって美しさが消されてる。  そうなんだろうな。テレを無くして、そこにある生活感で動けってことなんだろうけど。
結局、神経を使う度合いが 、歌7、演技3で舞台に立ってと言われたようだ。日本人自体がこういうの不得手なんですよ。DNAの中で欠落してる要素でしょう。
合唱団参加は6場面あるんだが、復習できたのは半分の3場面。一つは女性だけの合唱場面。たぶんこの場面土曜の通しの時大いに気になったんだろうな。結局急遽今度の日曜日通常練習の前に来れる人だけでも集まって特訓ということになった。聞いてて僕にはそんなに悪い合唱とは思えないんだけど。1人の男を取り合う場面なので、そこの演技が(自が出てて)大変面白いから、それだけで満足してるのかもしれない。それだけじゃプロは許さんのですね。

そして今度の土曜(公演1週前)は舞台作りを始める。僕等団員も助っ人で出勤です。僕にはこの作業もまた楽しいことです。裏方作業もやってるとテンション上がっていくからね。そしてもうゴール寸前。マラソンなら40km過ぎ、ヘロヘロ状態、残ってる力を絞り出す所まで来ました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初の通し練習

2018年08月19日 10時00分03秒 | オペラに挑戦
昨日はソリスト練習が中止になったことで練習室が空いた。先生から「合唱団で使いますか?」の問いがあり、二つ返事「使います」。2時から5時まで自主練習をやった。急な召集でそんなに参加できないかと思ったが半分は来たんじゃないかな。
まずやったのは 村人が特に大きな(難しい)リアクションを要求されてる場面を本物の動画(日本語字幕付き)を見てみんなで研究し、各自が自分のリアクションイメージを作ること。結果的には先生から「もっと大きいリアクションを」と合格点は貰えなかった。でも壁を一つ乗り越えた感はみんなにあるようだった。
次にやったのは こんオペラ 全体で我等村人の出と掃けは6回あるんだけど、その場面ごとの出、アクション、掃けを本物音源に合わせて確認する作業。ついでに合唱歌い出しのタイミングの確認もやった。今更「歌い出しのタイミング?」と思われるでしょうが、ここは確実にしておいても抜ける、オペラ合唱団の宿命的問題です。やり過ぎることはない練習項目です。僕としては歌い出しで悩むということはないのですが、宿命的問題として「抜ける」のが悩みです。
3時間みっちり自習したあとは6時から通常練習でした。もう最終コーナーに突入。マエストロがイタリアから帰ってきて参加。そして初めての通し稽古。2時間強の全体を最初から最後まで良かろうが悪かろうが止めないでやり切る練習。物が長いから幕が降りたのが8時50分でもう「駄目だし」やる時間もなく、「じゃ明日」で解散でした。
マエストロがどう感じたかが一番怖いところだけど、何も聞かされなかった。だからこそ一層今日の練習開始時が怖いんですが。「お前等何も進歩してないじゃないか。それより悪くなっとるぞ」とでも言われたら・・・・。その公算大だからいやです。ひと月前は動き無しの歌だけだったが、昨日は動き付きだったからな。オー怖!
でもそこを通っていかないと進歩は無い。素直に聞いて、活かすしかない。マエストロも「本番前2週間のこの時期にこの実力なら、MAX到達点はこのあたりで、そこにもっていくためにはこうして、ああして」を昨夜練ったんだろうと想像する。
一方で通し稽古だからソリストさんの歌を全編初めて聞いた。ネモリーノ(藤牧さん)が歌う好きなアリア「人知れぬ涙」を初めて聞いた。良かった。美しいと感動した。アディーナ役の鈴木先生の声も改めてですが素晴らしいと再認識。だからこそ我等合唱団の粗雑さに思いが行く。ソリストさん達に悪いなと思ってしまう。いつもいつもなんですが。
なんとかしたいな、せんといかんよね。NETにある団員の意見交換サイトには古参団員の同じ思いが深夜にもかかわらずいくつも上がってた。気にしてるんだよね。まだ伸びしろがあるってこと。

    女性合唱だけの場面。正面にマエストロ、演出、舞台係、照明さん、まだいたのかな、スタッフが居並ぶ前での通し稽古。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早朝からひと仕事

2018年08月18日 07時55分45秒 | つれづれなるままに
3時半に起き出し(無理して起きたんじゃなく、早く寝たせいで目が覚めちゃった)、丹沢「護摩屋敷の水」まで水汲みにいってきた。先月末に白州から持ち帰って130リッター強あったものがもう残りが8リッターになり、かつちょっとした計画ミスで今月は白州に帰れないことになったので緊急の策でした。
今は日の出がちょうど5時頃、3時半頃出れば日の出頃の水場に着ける。その計算でこんなに早く出発したわけ。さすがに道路は空いてる。予定より10分、15分早く着いた。だれも来てない。独占して取水できる。

    20リッターが2つ、4リッターが20本 計120リッター強です。

水場に至る林道の中間地点に横浜、江の島、相模湾、小田原、箱根、富士山が見渡せる展望台がある。今日は空気が秋。短パン、半袖では寒い感じだが、汲み終わった安堵からか展望してみる気になった。

            

  左:東方向。真ん中に江の島が見えてます。
  中:南西方向。手前は秦野、渋沢。低い山並みの向こう側が小田原、その先に真鶴半島。
  右:西方向。丹沢山塊のむこうに富士山が大きくかぶさってる。

帰りは1.5時間、ちょっと混みだしてて、想定時間を要した。帰り着いたのは6時半前。今日は散歩無しの体操無し。持ち帰った水を規定の場所に収納するのに時間が必要だった。これでまた2週間から20日間美味い水で過ごせる。
そうそう、ニュースが伝えてた。昨日北海道黒岳で雪降ったらしいですね。一機に秋の気配。まっ「私もいるからね」の挨拶に来た程度で、すぐ猛暑の夏になるんだろうけど。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロの演技

2018年08月15日 04時53分04秒 | オペラに挑戦
さらに3枚のチケットを買ってほしいとの依頼があったので、昨日の午後ホールに出向いた。「うん、ひょっとしてソリストさん達が練習してるのでは?」 やってました。2時開始というから、それに合わせて行って、1時間ほど聞いてこよう。実は僕今回の「ソリスト練習」拝聴は3回目なんです。いい歌声を聞いていたいが主目的。でも感心し、勉強になりますというのが今日の話題。

練習してた場面は1幕前半のハイライト場面、「無学で純粋な農夫ネモリーノが農場主の令嬢アッディーナに素直な告白をする。アッディーナは『しつこいわね、私は貴方を好きにはならないの。他の女性にしなさい』と諭す」場面。

プロだし、その役を過去に経験してる中で(経験してなくても)自分なりのアッディーナ像、ネモリーノ像を持って歌い、演ずるのは当然でしょう。この辺までは僕みたいな端役でも考えて臨んでるつもり。でも表現できないし、「演技してる演技」で留まってる。彼等はここからが違いますね。
自分が掴んでる像と演出家が作りたい像の徹底的なすり合わせをやるんです。時間割合で言うと、3の実演に対して7の検討会という感じ。交わされる話も実にこまやか。「好きと告白」するんだって、「絶対ものにしてやる」「駄目かもしれないけど・・・」とその時の心象には幅があって当然。「あんたなんか駄目よ」と拒否するんだって、「絶対いやっ!」「ちょっと遊んじゃお」「教えてあげなくっちゃ」といろいろ。こういう温度差、色の差みたいな所を話し合うんです。「そうか、それだったらこうは動かない方がいいよね。こう回って近づくのが自然じゃない?」とか。
そして一端了解されたところでもう一度実演。さっきと動き、表情、声色が変わってます。こういうブラッシュアップをサラッとやるところに「さすが」ですよね。その場面の状況を歌と詞がなくても観客に伝えられる演技なんです。もう僕なんかじゃ「遠く及ばない世界」を見せられます。「勉強になります」なんていうことが失礼かも。刺激は大です。
同じ演出家(我が先生)が我々ド素人に演技指導してるんですが、むかついてるだろうね。怒るの解ります。1言いえばグッとよくなるプロ。何べん言っても同じ失敗を繰り返す(これでいいとかってに決めてる)素人。「君たちを『市民オペラ合唱』とは思ってない。『プロの合唱団』だと見てるから・・・」と啓発してくる思いやりに答えてないのが解って来る。
僕もこの団体で6年、5作目に挑戦してるんだが、もう古参の部類。先生がそういう扱いをしてるのも理解してる。ここは僕なんかが合唱団を引っ張り上げないといかんのだと自覚してるつもり。でも合唱団員も「人」、十人十色ですからね。「妙薬」って無いんですわ。
小さい注意の積み重ね、小さい成功例の積み重ね しかないようです。あと半月、どこまで引っ張り上がられるか、自分を試すことでもある。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜の練習

2018年08月13日 22時36分19秒 | オペラに挑戦
前日の土曜日は自主練含めて7、8時間オペラにどっぷりだった。団員のオペラに対する心構えから刺激したつもり。少し「バカになり出したかな」あたりで終わったのだが、真の成果は今日見られると期待して臨んだ。
先生の評価は「ちょっと動けるようになってるけど、まだまだ中途半端。もっとリアクションを」だそうだ。思ったほどの進歩は無かったらしい。やはり一晩過ぎたら熱がまた冷めちゃったかな。難しいものですね。でもへこたれない。進歩はしたんだから。
オペラを舞台で演じるって想像以上なんですよ。昨日の日記で自作の資料を紹介しましたが、じっくり読んでいただくと「えっ!」とビックリすることが多いはず。歌う事に関しては単に歌えばいいんじゃなく、歌う際には必ず指揮者を捕まえておかないといけないんです。そこを怠ると1人ずれます。致命的です。それに自信持って歌い出すことができず、切れの悪い合唱になります。オケピットに入ってるマエストロ以外に今回は2人と聞いてますがサブの指揮者がタクトを振ることになってます。どこで振るかは未定なんですが。舞台上ではオケピットの中が見えない所もありますからね。会場のどこかで赤いペンライトを振ってくれるはず。動いていても、その時が来たら赤いペンライトを捕まえるのです。
演技するのだって単に動いてるんじゃないです。客席から見た時の見え方を考えて位置取りしなさいとまず言われてます。1列の感じに立ってしまうことが多いんですが、それでは見栄えが良くない。不規則なデコボコがあって美しいんです。動きながらもその位置を探してるんです。次が「大きなリアクション」ですかね。その場面を理解した上で、ソリストさんの歌に、動きにキチンと反応することが求められます。照れてちゃいけないんです。バカになって溶け込んでないといかんのです。そしてそれが村人全員で統一されてないと変な情景になってしまうんですから。
それだけか? じゃないですよ。そうやってリアクションしながらも自分が歌い出す瞬間はしっかり押さえておいて、前1小節は準備です。息をいっぱい吸って、止めて準備です。
要するに、これだけのことで2時間の間緊張し続けるんです。歌を探す、思い出すなんて余裕は無いんです。流れの中で自然に「ここから3小節後に自分の歌だ」が解ってないと歌えないんですよ。もう無意識で歌が口から出て来るようになってないと舞台は難しいということです。
でもそこが素人さんの辛い所。そこまで勉強する時間と覚える才がないんですよ。
以上のような膨大な作業を素人がそう簡単にできるはずがない。やはり場数ですかね。どうしても半分くらいは常に不安を持ってるはず。だから自主練で熱上がっても、一端普通人をやってくると冷めた「ただの人」に戻るんでしょうね。「バカ」に戻るにはまた相当のエネルギーが必要なようです。

今度の土日も練習です。土曜日の14時からまた合唱団だけの自主練習をやることになりました。「やれるだけの努力はやった」でないと、中途半端な思い出にしかならんでしょう。そんなのいやだからね。土曜日からはまたマエストロが戻って来る。粂原さんのチェックを無事通れるかがまず問題だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自主勉強会

2018年08月12日 10時17分43秒 | オペラに挑戦
「このままじゃだめだ」の思いはなんとなく合唱団員の中に意識されだしてる。ここは一度団員だけで集まって、それぞれの悩みを語りあい、動画を批評し合う勉強会をやって、一歩前進できるきっかけ作りをやらにゃで 昨日通常6時からの練習を1時からに早めて団員だけの勉強会をやった。ホールも協力してくれて大ホール(本番舞台)をかしてくれた。急な召集だったが、8,9割が参加したと思う。みんな意識はあるんだな。
   13時から       舞台設営
   14時から15時   討論会
   15時から16時   動画検討会
   16時から17時   実際に動いてみて、新しい動きの試し
   17時から18時   休憩、懇談
   18時から21時   通常練習

舞台設営は今や僕が責任者。道具の準備もバッチリで協力団員に手順を説明するだけで、さっさと舞台上に絵が描かれていく。うまいもんです。
そして討論会。実はあの台風の夜、先生宅へ相談に行った古参有志4人が指導する形で進めた。僕は資料を2つ作って、それで「こうやっていこうよ」「こういう作業を各自やろうよ」と啓発した。

     一方の資料 「合唱団 もう一度確認」(A4 1枚) です。

昨日の啓発の中心は真ん中の「演技編」。ぼくとしては2つ目の「恥ずかしいと思って・・・・」と下から2つ目の「小物語を演じよう」が言いたいところ。解るんですよ、皆さん。でも「テレる」っていうのはなかなか乗り越えられないようです。ぼくだってまだまだ。
もう一つの資料は「各自がその場面でこんな物語を演じよう」と創作するに便利なワークシートです。これは企業秘密だし、僕個人の著作権有りですからお見せできませんが。
この2つを使って1時間の討論会をやった。昨日はこの資料を渡した段階。昨夜から今日にかけて各自がどんな物語を考え来るやら。今日の練習が楽しみ。自分が創作した物語ならもっと動きがよくなるはず。

それから1時間はこれまでの練習を撮った動画を映して、評価し合い。ここは先生から出てる意見、指導を中心に「こう見えるよね」「こう動いたらどう」なんて話に持って行く。「百聞は一見に如かず」です。動画見るのは凄い教材です。否定できないし、理屈言っても始まらないし。第一、自分でも「他の批評通りだな」と解るからね。

実はここまで先生は客席で自分の仕事してたんです。正面の舞台で我々がワイワイやってるのが見えてるのに、何の助もありませんでした。「手出しすまい」「団員だけでやらせるのが一番」と堪えてたんじゃないかと思います。
でもさすがに動きを実際にやりだしたら、もう止められなくなったようで、普通の練習スタイルになっちゃった。違うのは裏の伴奏が動画の音だということだけ。

うん、いい勉強会にできたんじゃないだろうか。少なくとも各自モチベーションが上がったように思う。それは6時からの練習では自分から動くし、先生の指導に反応が早かったし、団員の中での意見交換も多くおこなわれてた。いい傾向だ。ますます今日が楽しみ。
そして僕、ちゃっかりこの場面では〇〇さんと手つないで出て、恋人どうしとして抱き合って歌うから を宣言。彼女と綿密な打ち合わせ。練習で実践。いいじゃないですか。(でもこの役、この後で他の男に走られ、追っかけるんだが平手打ちをされるっていう物語なんです)さて、この場面どこで見せるのやら。来場予定の方2時間僕から目離せませんよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どこまで書いていいのやら

2018年08月10日 21時18分34秒 | オペラに挑戦
ともかく、土日の練習が悪すぎた。 こう書いて思うことは、公演前にこんな事書いちゃっていいのかなです。どこもいっしょでしょうで書いちゃう。
そこで8日(台風が近づいてたあの夜に)古参の4人が先生宅に集まって作戦会議。明日の練習前に合唱団の自主練習をやることにして、緊急招集連絡。さて何人集まるかな。
今舞台ではこんなことが起きてる。 プロのソリストさんは場面にあった演技をすばらしく見せてくれる。その後ろで演技する合唱団の一部がなんとかソリストさんを盛り上げようと必死の演技をやってる。その舞台に演技しない合唱団員(動きが小さい、恥ずかしさを持ってる、その場面で起きてる事を理解してない、誰にリアクションするべきか解って無い)が何人かいる。想像してしてみてください。異様な雰囲気になるのわかるでしょう? 先生ももう「怒り」を通り越してたんじゃないかな。
 ・もう一度基本を教えよう。(テレるんじゃない。バカになれ。)
 ・練習時の動画をみながら、みんなんで意見し合おう。
 ・その後で舞台に立って、その場面の状況を解説して、何をするべきか、どう演技するのかを考えさせよう。
そして、夕方からの立ち稽古に突入。そこで活かしてほしい。そして「合唱団変わったね。いいよ。」と言わせたい。一人一人が2割動いてくれても大きな差で見えるはず。そうなってほしいし、そうしないとまずい。
昨日からそのための資料作りをやってます。一部の団員だけなんだが、NET上の共有スペースでつながってるんです。そこに未完のままでもアップして参考にしてもらうようにもしてます。「参考になります」のコメントも返ってきてます。
さっ、どうがんばってもあと2週間だろう。最後の力を絞り出そう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする