今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

13年

2024-03-11 | いろいろ
3月11日、東日本大震災発生から今日で13年になりました。
冒頭画像はいつもの公園での満開の河津桜、季節は変わらずに巡ります。

この日近くになると、マスコミで当時の映像や今の状況が報道されます。
今でも震災のことは心に深く刻まれ、社会の在り方を変えた一大事でした。
爆発した原子力発電所の廃炉作業は進まず、避難されている方は今なお3万人、
完全に復興したとは言えないうちに、今年の1月1日に能登半島地震が起こってしまいました。

今日、中学校図書館で中学生と話していたら、
中学1年生の中には東日本大震災の後に生まれた生徒がいることを知り驚きました!
そんな長い月日が経ったのですね。
そして、漫画家の鳥山明さんと声優のTARAKOさんが亡くなった話に及ぶと、
ドラゴンボールも、まるちゃんも、ましてやアラレちゃんも見たことないそうで、
昭和の時代は令和からもう2時代も前なのだと、つくづく年月の流れを感じました。
私の一番上の孫が小学校4年生なのですから、孫の世代に近いのです。

今日、アメリカの第96回アカデミー賞の授賞式がハリウッドで開かれ、
日本の作品では、山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞を受賞!
アジア映画で初の同賞受賞で、日本アカデミー賞でも作品賞など最多8冠で圧倒しました。
また、宮崎駿監督の映画『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞を受賞しました♪
受賞は日本アニメとして21年ぶり、2003年に宮崎監督の「千と千尋の神隠し」で受賞し、
宮崎駿さんにはまだまだ素敵な作品を作っていただきたいです。
作品賞は原爆の開発を指揮した学者を題材にした「オッペンハイマー」
クリストファー・ノーラン監督の作品で作品賞の他、監督賞など7部門を受賞しました。
いつもの映画館では今月末に公開予定なので、見に行くのが楽しみです♪

展覧会 「本阿弥光悦の大宇宙」

2024-03-10 | アート
東京国立博物館(トーハク)での展覧会「本阿弥光悦の大宇宙」
会期終わり近くになって、やっと行って来れました!
終わり際なので、結構な人混みです。

本阿弥光悦(ほんあみこうえつ・1558〜1637)は戦乱の時代に生き、
さまざまな造形にかかわり、革新的で傑出した品々を生み出した天才です。
そのマルチな才能の数々を直に見ることが出来、感激しました!

刀剣:重要美術品「短刀 銘 兼氏 金象嵌 花形見」
法華経信仰:重要文化財「紫紙金字法華経幷開結」
書画:重要文化財「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」13.5m!
漆芸:国宝「船橋蒔絵硯箱」 重要文化財「花唐草文螺鈿経箱」 重要文化財「舞楽蒔絵硯箱」
陶芸:重要文化財「黒楽茶碗 銘 時雨」 重要文化財「赤楽茶碗 銘 加賀」 重要文化財「赤楽兎文香合」

どれか一つのジャンルだけでも秀でるのは大変なことなのに、
手がけたことのすべてが国宝・重要文化財級とは!恐れ入りました。
展示物は書がとても多く、書道をされている方はとても興味深いと思います。
楽しみにしていたのは13.5mもの長さの「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」、
飛び、舞い降りる鶴がコマ割りのように描かれていて、映像に流したらアニメーションです。
三十六歌仙をしっかり覚えていけばよかったと後悔しました。

途中に最先端のスキャナー、フォトグラメトリ技術を駆使して制作された、
超高精細の3DCG「8K映像」があり、そこだけ撮影可でした。
 
こちらは重要文化財「黒楽茶碗 銘 雨雲」12年前にも見たことがありました。
展示室で見たのではでは気が付かなかった部分があり、また戻って見たりしました。

久し振りにコースランチをいただきながら、友人とお喋りを楽しみました♪
 
都内での楽しく充実した早春の一日でした。

追悼 鳥山明氏

2024-03-09 | いろいろ
漫画家の鳥山明さんが今月1日、68歳でお亡くなりになりました。
昨日ニュースで訃報を知ってから、残念で、悲しく、寂しい気持ちでいっぱいです。

私はTVアニメで「Dr.スランプ アラレちゃん」を観ていて、今でも主題歌を歌えます。
ユニークな設定とギャグ的な要素が面白く、漫画は読まずにアニメを楽しみました。
娘に次いで息子が生まれ、ベルギー在住時に家族で「ドラゴンボール」に大ハマり!
現地の幼稚園に行っていた息子は、悟空の絵のついたトレーナーが大のお気に入りで、
フランス語は良くわからないけどベルギー人同級生とドラゴンボールで仲良しになったのです。
また、公園を散歩している時に、見知らぬベルギー人の男の子から
笑顔で「カメハメハー!」と両手を出されてビックリしたこともあります。
TV放映されていたアニメを実家の父が録画して航空便で月に1回送ってくれて、
「ドラゴンボール」と「セーラームーン」が録画されたビデオカセットテープは大人気!
家族で見て楽しんだ後は、日本人の子どものいる友人たちに貸し、
さらに多くの見知らぬ日本人家庭を回って我が家に戻ってきていました。

私も漫画もアニメも楽しくワクワクしながら最終回まですべて見ました。
帰国してからも息子は週刊ジャンプを買い続けていて何百冊もありましたが、
独り立ちする時に「もう良い。」というのですべて処分しました。
その際、今までの全てが無くなってしまうことがちょっと淋しくなってしまい、
私は平成20年(2008年)8月4日刊行の『週刊少年ジャンプ 40周年記念号』を買い、
大切に保存してあります。
この中の「1988~1998年」が冒頭画像、ジャンプGラッシュ時代だったのですね。
 

世界中の漫画ファン、アニメファンに多大な影響を与えた鳥山明さん、
68歳というのは早すぎて、まだまだご活躍いただけたのに、と残念です。
長い間、漫画・アニメ・ゲーム界で多くの人を楽しませてくれありがとうございました。
謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
合掌

「ちびまる子ちゃん」の主人公・まる子の声を務めている声優TARAKOさんが
63歳でお亡くなりになってしまったという悲しいニュースが今日ありました。
このアニメも漫画も我が子たちは大好きで、
群馬県太田市出身と知り、一気に親近感が増しました。
原作者のさくらももこさんも 2018年(平成30年)に53歳でお亡くなりになり、
エッセイがとても好きだったのでまだお若いのに、と残念でした。
まるちゃんやその家族・友達たちがとても淋しがっているでしょう。。。

国際女性デー

2024-03-08 | いろいろ
今日は国際女性デー、社会、文化、ビジネスにおいて女性の素晴らしい功績をたたえ、
女性の人権や地位向上、ジェンダー平等の社会について考え、行動する目的で制定されました。
国際女性デーのテーマカラーは「ハッピーイエロー」幸せの黄色で、
「太陽」「光」「ミモザ」を表しています。
冒頭画像のミモザは、卒業式で舞台を飾った花々の中にあり、
自由に持ち帰って良いとのことで図書館に飾るためにもらってきたものです。

先日、TVスペシャルドラマ『テレビ報道記者〜ニュースをつないだ女たち〜』を見ました。
1分1秒を争うテレビ報道記者の世界はドラマを見ているだけで過酷な職場とわかり、
特に人生の様々なイベントの影響を受けてしまう女性にとっては大変なことばかりです。
それゆえ、女性が頑張ったり働き続けることはそもそも求められていずに、
「アシスタント」「女房役」で十分とされがちでした。
その中で”女性が諦めなくてもいい時代”を目指した女性報道記者たちの、40年の物語。
1990年代と2020年代を行き来しながら、昭和から平成、令和へと移り変わる時代の中で、
道を切り開いてきた女性記者たちの生きざまと報道の舞台裏が描かれていました。
それぞれの時代の女性の活躍を受け継ぎながら、少しずつ道は拓かれてきていることが心強かったです。

先進国を中心とした29カ国を対象に「女性の働きやすさ」を指標化したランキングでは、
2023年の首位は2年連続アイスランドで、上位4カ国を北欧諸国が占めました。
日本は順位を前年から一つ上げましたが下から3番目の27位でした。
「ジェンダーギャップ指数」(世界男女格差報告書)では146カ国中125位、
前年(146カ国中116位)から9ランクダウンしてしまいました。
順位は2006年の公表開始以来、最低だったそうで、道はまだまだ険しいです。

日本でも、地域によっても封建的だったり閉鎖的だったりと、差があります。
こういう日が改めて制定されなくても良いような時代になれば一番良いのですが…

津村記久子 著 『水車小屋のネネ』 

2024-03-05 | 本の紹介
今日は二十四節季の啓蟄、冬ごもりをしていた虫たちが土の中から出てくる頃、
ですが、曇りがちで肌寒かったです。
今週は晴天の日が少ない予報で、真冬の寒さが続き今夜と金曜日には雪だるまマークも!
本校中学校ではインフルエンザが流行って学級閉鎖が相次ぎ要注意です。

2月の読書は以下の5冊、長編が多かったので時間がかかりました。

『なれのはて』 加藤シゲアキ 講談社  
『水車小屋のネネ』 津村記久子  毎日新聞出版 
『椿ノ恋文』 小川糸  幻冬舎
『風に立つ』 柚月裕子 中央公論新社
『君が手にするはずだった黄金について』 小川哲 新潮社

今日紹介するのは津村記久子 著 『水車小屋のネネ』(毎日新聞出版)
毎日新聞夕刊で話題となった連載小説で、第59回「谷崎潤一郎賞」受賞、
本の雑誌が選ぶ「2023年上半期ベスト1」第1位、紀伊國屋書店の「キノベス!2024」第3位、
などの受賞が相次ぎ、本屋大賞にもノミネートされています。
明るくポップな表紙絵とタイトルから、楽しい内容なのかと思っていましたが、
全く違いました。
シングルマザーに育てられていた18歳と8歳の姉妹、
身勝手な母親に出来た新しい恋人から虐待まがいの冷たい仕打ちを受け、
家族からの愛情を知らないまま姉妹二人だけで家を出るところから物語は始まります。

行った先で出会ったのは「ネネ」、人ではなくてしゃべる鳥のヨウムで、
ヨウムの存在は二人にとって初めてできた家族のようになっていきます。
人間の3~5歳児くらいの知能だそうで、話す言葉も本当にユニーク♪
私も飼ってみたいと思うほどでしたが、平均寿命50年だそうなので諦めます。

実の親よりも、初めて会った人々の方が温かく接してくれるなんて…
心優しい方々に囲まれ、支えられ、二人は何とか身も心も成長していきます。
心に響く登場人物の言葉がたくさんありました。
「誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ。」
「良心の集合こそが自分」
最近「良心」という言葉を聞かなくなっている、と思いました。
心に沁みる素敵な作品でした。

クラシック音楽演奏会

2024-03-04 | 音楽
昨日は、娘が所属する大学OBオーケストラの演奏会へ行って来ました♪
7月のミューザ川崎での第50回記念演奏会は途中で急遽帰宅することになり、今回もやや不安…

会場は晴海トリトンスクエアの第一生命ホール、ここへは1年半ぶりです。
あの頃はまだコロナが収まらず、大変だったなぁと思いながら、
小4小1の孫たちを駅でピックアップし、駅ナカのフルーツサンドのお店でランチし、
電車を乗り継いで、早めに会場へ着きました。

<プログラム>
・グリンカ:幻想的ワルツ
・シベリウス:組曲「クリスチャン2世」
・チャイコフスキー:交響曲第5番
指揮:田部井 剛

今回は、ほぼ満員のお客さんで座席が埋まり、良かったです!
2曲目のシベリウスの組曲を聴くのは初めて、「クリスチャン2世」なる人物も初めて知りました。
美しい旋律とは裏腹の、冷徹な王様だったようでなぜこの人を主題に?!
開演から約1時間後、2曲終わったところで休憩時間に・・
 
3曲目のチャイコを一番楽しみにしていたのに、孫たちの強いリクエストでここで過ごすことに。。。
終演時間に合わせてホールに戻っていたのですが、
ママに「座席にいなかったでしょ!」と言われてしまいました…(結構見えるものなのです)
その後、パパさんとも合流してひな祭りお食事会をしゃぶしゃぶで楽しみました♪

前日の2日(土)は息子夫婦が用事があるということで、3歳5歳の孫との一日♡
高速でいそいそと県都へ向かいました。
家でお昼を食べた後、5歳孫くんのご希望で近くの巨大ショッピングセンターへ行き、
ゲームセンターで釣りのゲームをしたのですが、よくわからないまま課金だけ進み…
ゲームも今やデジタルで、やり方やコツ、タイミング等が難しく本当にわからないー!
その後、アイスを食べたり、滑り台で遊んだりして楽しく過ごしました♪
 
ショッピングセンターのお客さん達は、少子化って何?と思うほど子供連れの家族ばかり。
夜はパパママが帰ってきて、多少うるさくても大丈夫なファミレスでお食事、
ここも子どもたちがいっぱいでとっても賑やかでした。
子どもたち家族と過ごしたのはお正月以来で、ずっと笑って過ごせた充実の週末でした♪

第31回卒業式&図書館便り「LIBRARY NEWS 3月号」

2024-03-02 | 学校のこと
3月1日(金)に令和5年度第31回卒業式が行われました。
今年は4年ぶりに来賓の方々をお迎えして厳粛な雰囲気で開式しました。

国歌斉唱、担任による呼名と卒業証書授与、各種表彰、校長式辞、PTA会長祝辞、同窓会会長祝辞、
そして一番の山場は卒業生代表の言葉、感動的で立派な言葉でした。
最後に卒業生・教職員全員で校歌斉唱をし、
卒業生329名は晴れやかな笑顔で、それぞれの新たなステージへと巣立っていきました。
卒業生の皆さん、保護者の皆様、おめでとうございます。

その前日には、まだ2月でしたが図書館便り 「LIBRARY NEWS 3月号」を発行しました。
今月号の特集は 「卒業・修了おめでとう!!」
こちらです→ Google版
3月号には、毎年、詩を一編載せることにしていて、今年もとても迷いましたが、
大好きな谷川俊太郎さんのこの詩にしました。

「未来へ」     谷川俊太郎

希望や願いをいっぱい持って卒業・進級する生徒たちに贈る詩です。
「未だ来ないもの」それが未来。
皆さんが気付かないうちに、前を歩いてくれた人や周りで支えてくれた方々へ感謝の思いを胸に、
自分の未来へと新たな道を作っていって下さいね。

そのほかの記事は、この1年のベストリーディングTOP5。

『ラブカは静かに弓を持つ THE FRILLED』 安壇美緒 集英社
『成瀬は天下を取りにいく』 宮島未奈 集英社
『汝、星のごとく』 凪良ゆう 講談社
『窓ぎわのトットちゃん 続』 黒柳徹子 講談社
『ものがわかるということ』 養老孟子 祥伝社

今年度も残り1ヶ月となりました!