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馳星周 著 『少年と犬』

2020-07-03 | 本の紹介
先月の読書は以下の5冊、5月に引き続き月に5冊以下の状況が続いてしまっています。

『アーモンド』 ソン・ウォンピョン 著 (祥伝社)
『ツナグ 想い人の心得』 辻村深月 著 (新潮社)
『雲を紡ぐ』 伊吹有喜 著 (文藝春秋)
『少年と犬』 馳星周 著 (文藝春秋)
『銀花の蔵』 遠田潤子 著 (新潮社)

本屋大賞翻訳小説部門第1位の『アーモンド』、直木賞候補3作品と話題の作品ばかりで読み応えあり、
心が熱くなったりじんわりと温かくなる読後感でした。

その中で今日紹介するのは
馳星周 著 『少年と犬』(文藝春秋)、初めて読む作家さんの作品でした。
子どもの頃に犬も飼ったことがありますが、どちらかというと「猫派」の私、
それでもこの作品の主人公(犬?)の「多聞」にはやられてしまいました!
一匹の野良犬「多聞」は各地で様々な人の前に現れ、飼われていきますが、
常にある方向を見つめ、心はそちらの方へ向かっている様子が伺えます。
心が向かっていた先たどり着けるのか、そしてそこにあったものとは?
途中、何度も胸が熱くなり、犬を愛するすべての人に捧げる感涙作!と言えます。
犬を飼っていらっしゃる方は是非!!

直木賞発表まで残り2作品を読み切りたいのですが、
まだ読んでいない『じんかん』が苦手な歴史小説で514ページもある大長編、
でもこれが一番面白そうなのですよね~。
どれもすぐに公立図書館で借りられるという、こればかりは残念なような有難い地域です。

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