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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

息抜き

2020-07-19 | いろいろ
この週末、久し振りに友人のお店へ行ってきました。
何か月ぶりかの開店で、いろいろな雑貨のセールと、リネンの手作り服の出張販売があり、
大好きな猫グッズと、素敵な花柄のリネンブラウスが気に入り、我が家へ連れてきました♪
 
明るい花柄のブラウスを着て、この夏、都内へ遊びに行ける日が来ることを祈って。。。

その後、オープンテラスで庭を見ながらコーヒーをいただきのんびりしました。
こういう時間って久し振り、何でもないちょっとした息抜きのひと時、
常に外では緊張していたからなのか、少しの間でしたがとてもリラックスしたことに驚きました。
人って、一見無駄とも見えるこんな時間がきっと必要なのですよね。

我が子たちと同年代の三浦春馬さんが亡くなったと聞き、とてもショックですぐには記事にできませんでした。
「この子、今どきなかなかいない正統派イケメンだよね♡」と言いながら、
娘とTVドラマ「14歳の母」を見ていたのが14年前、それからTVや映画の出演作を数多く見ていました。
最近は、毎週「世界はほしいモノにあふれている」を見、
歌手のJUJUさんととトークしながらの、楽しくまったりとした時間を楽しみにしていました。

どなたのコメントを見ても悪い話は一つもなく、皆口々に「とても真摯で素晴らしい人だった」とおっしゃいます。
彼の心の中は誰にもわかりませんが、頑張りすぎて疲れてしまったのでしょうか。
何もかも手に入れて誰もがうらやむ人生のように思いますが、ご本人の心の中は苦しかったのでしょうね。
まだ30歳なのに、まだこれからなのに、と残念で、お気の毒で、言葉もありません。
どうか黄泉の国では、悩みなく笑って心穏やかにおられますように、合掌。

そんな昨夜、私が送った本(7冊目)を音読する孫は、高村光太郎の詩「少年に与ふ」を読んでくれました。
原文は歴史的仮名遣いですが、現代仮名遣いに書き直してあるものでした。
小さい頃から挫折したり、怒られたり、ガッカリしたり、と小さなつまずきを繰り返してダメな自分を受け入れ、
大人になってからの大きなつまずきに備えて欲しい、と私は常々我が子たちに思っていました。

「少年に与ふ」       高村光太郎

この小父さんはぶきようで
少年の声いろがまづいから、
うまい文句やかはゆい唄で
みんなをうれしがらせるわけにはゆかない。
そこでお説教を一つやると為よう。
みんな集まつてほん気できけよ。

まづ第一に毎朝起きたら
あの高い天を見たまへ。
お天気なら太陽、雨なら雲のゐる処だ。
あそこがみんなの命のもとだ。
いつでもみんなを見てゐてくれるお先祖さまだ。
あの天のやうに行動する、
これがそもそも第一課だ。
えらい人や名高い人にならうとは決してするな。
持つて生まれたものを深くさぐつて強く引き出す人になるんだ。
天からうけたものを天にむくいる人になるんだ。
それが自然と此の世の役に立つ。
窓の前のバラの新芽を吹いてる風が、
ほら、小父さんの言う通りだといつてゐる。

「持って生まれたものを深くさぐって強く引き出す人になるんだ。
天からうけたものを天にむくいる人になるんだ」
それだけでいいのです!
とても良い詩なので、2回目は2人で声を合わせて一緒に音読しました。
孫と声を合わせて詩を音読できる日が来るなんて、思ってもみませんでした♪

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