カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

認知シャッフル、いいぞ

2023-08-31 | Science & nature

 お酒を飲んで寝れば何の問題も無いのだが、休肝日であるとか、酒量が足りないとか、そういう時には、寝つきが悪いと感じる。妙な時間に目が覚めてしまって、睡眠が足りなくなって、日中に睡魔に襲われることになる。あんまり寝てないな、というのは寝ない限り解消できない。つらい時間が長いのが、さらにつらくなる。
 仕事がそれなりに立て込んで忙しかったり、ちょっとした問題が長引いたり、人間関係で気になることがあったりすると、このような睡眠の乱れだったり、眠りに対する難しさのようなことが出てくるように感じる。睡眠導眠剤を処方してもらって、なんとか眠れる、という安心感のようなものに頼っている感じがある。これで眠れないのは、どうなのか、などと疑問に感じるような日は、やっぱり最初あんまり寝つきが良くないようにも思う。なんとか眠れてはいるものの、そういう感じはちょっとつらいものがある。
 そんな風に思っていたのだが、ネットで「認知シャッフル」睡眠法というのを知った。やり方は簡単で、「なつ」だとか「いぬ」だとか、簡単な単語をつかって、「なつ」であれば、最初の「な」から始まる単語をランダムに思い浮かべるというものだ。「納豆」「南蛮船」「納屋」「中島川」とかなんとか思いつくままにやっていく。そのうち出てこないな、と思ったら「つ」から始まる単語を思い浮かべていく。そういうのを繰り返していくと、いつの間に寝てしまっている、というものである。あまりにも簡単なので、かえって疑問に感じる向きもあろうかと思うが、これがなかなか優れもので、本当に簡単に眠れるようになってしまった。ほんとにキツネにつままれるような感覚である。
 最初のころは、いわゆる頭がさえているので、どんどん単語が浮かんでしまう。どんどん単語を思い浮かべようと頑張ってしまって、実際「あ」から順番に思い浮かべてしまったりしていた。しかしながらこれは、思いつくままにやればいい、というラフなもののようで、あんまり頑張らずに思いつかなくなったと思ったら、随時次の単語に乗り換えていいようだ。一つの単語が終わったら、また適当な単語に切り替える。なつ、いぬ、ときたら、ふね、みず、とか何とか、実に適当にやればいい。僕の場合もう寝てしまっているので記憶が定かでは無いが、二つくらいの単語の途中で、段々単語を思いつかないな、という感じに思っていたら寝落ちていた、というのではないかと思われる。
 理屈はいろいろ考えられるし、気になったらググってもらうといくらでも解説があると思うので調べてもらえばいい。なんとなく「マインドフルネス」にも似ている感じもある。あれも考えを途中でやめる方法なのであって、その後に新しい考えが楽に浮かぶような感覚がある。今までの頭の中のごちゃごちゃが整理される感覚かもしれない。「認知シャッフル」は逆に頭の中に新しい関連性の無いものが出てきて、関連のあるぐちゃぐちゃから思考が遠のいてしまうイメージかもしれない。もともと眠たかったので、そのまま寝てしまうのだろう。眠れる方法がある、というのが分かっただけで、かなり精神的にも楽です。お試しあれ。
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