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“ファースト・レコーディング”

2025-04-24 | 【断想】音楽

 「何か違うことを‼‼‼‼(サムシング・ディファレント!):Something Different!!!!!」。
 アルバート・アイラーのデビュー・アルバムである。
 1962年、バード・ノーツと言うスウェーデンのマイナー・レーベルから出たもので、8曲が収められている。
 広く知られることはなかったが、後に別のレーベルから出されて、世にひろまった。
 私が、このアルバムに初めて接したのは、8曲のうち4曲が収録された「ファースト・レコーディング」(英国Sonet盤)と名付けられたLPだった。
 その当時は、それがアルバート・アイラーの初めてのもののすべてと思っていた。
 その後、残り4曲を収めたアルバムがあること、また、全8曲を収めたアルバムも出ていることを知った。
 今回は、当初「ファースト・レコーディング」として出たアルバムに、ジャケットが異なるCD版があるのを見つけて、入手した。
 【収録曲】
 1. I'll Remember April
 2. Rollins' Tune
 3.Tune Up
 4.Free
 “Free”が、アイラーのオリジナル。
 他は、スタンダード曲。
 このアルバムでのアイラーの演奏は、まだ磨きがかかっていないと言えるかな。
 一心にやっているのは伝わってくるが、胸の中に食い込んでくるものが乏しい。
 【Personnel:パーソネル】
 Albert Ayler (ts)
 Torbjorn Hultcrantz (b)
 Sune Spangberg (ds)
 アルバート・アイラーは、僕にとって特別の存在だ。
 ともかく「ラスト・レコーディング」のアルバムをきいたとき、地球の空気がおいしく感じられたのだ。
 アルバート・アイラーの演奏で、記録に残っているものは、ほとんどすべて聞いていると思う。
 アルバムについては、さまざまに発売されているので、すべては持っていないが、かなりある。
 よく聞いたのは、「ラスト・レコーディング」「スピリッツ・リジョイス」「スイング・ロウ・スウィート・スピリチュアル(ゴー・イン・ホーム)」か。


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