「小顔」の理由

2009-08-26 | 読書
【本の紹介】
●美女の骨格/宮永美知代著/青春出版社/2009年5月15日発行/977円(税込み)
 人間の美への探究心には端倪すべからざるものがある。人体解剖をまず手がけたのは、医師ではなく芸術家であったそうだ。本書は、美術解剖学の立場から、「美女の骨格」に迫る。時代とともに美女は変遷する。その背後には骨格の変化があると。興味深いのは、江戸時代に際立ってくる庶民顔と貴族顔の分化。生活習慣の違いが頭蓋に差を生み、顔立ちを変化させていく。最近、人気の「小顔」は、咀嚼力を要しない食べ物が増えたことと無縁でないとある。もてるにはまず骨から。

朴の木の果実

2009-08-26 | 【樹木】ETC
 モクレン科の樹木の花は、大ぶりである。
 そして、実も大きく目立つ。
 八月下旬、ホオ(朴)の木を見あげる。
 赤みを帯びた果実がニョッキリはえている。
 袋果が多く集まった集合果で、10~15センチある。

時雨にふりぬれば

2009-08-26 | 【断想】ETC
 今はとてわが身時雨にふりぬれば言の葉さへにうつろひにけり(小野小町)
 時雨が降っているわ。
 冷たい季節がやって来る。
 季節もひとのこころもうつろい行くわ。
 あなたとの約束の言葉も過ぎし日のこととなりましたね。
 いま、木の葉が枝から別れるように、あなたとわたしも。