近くで見る百日紅の花

2009-08-01 | 【樹木】ETC
 サルスベリ(百日紅)の花を改めて見る。
 ともかく、「こんなだったのか」と思わせるところがある。
 蕾と言っていいのか、丸い粒から、花びらが外に出ている。
 細い糸のような先に、フリル状の花びらがひろがっている。
 花びらは、6~8枚となる。
 その粒はやがて開く。
 真ん中に、長い雌蕊が1本。
 その周りに40本もあろうか、雄蕊が立つ。
 そのうちの6本が、長く伸びている。
 この6本だけが、生殖能力をもつ。
 その他大勢の雄蕊は、昆虫たちをおびき寄せるためにある。
 世の中、それぞれ、役割分担。

夢よりゆめに

2009-08-01 | 【断想】ETC
 つかのまのやみのうつつもまだしらず夢よりゆめにまよひぬる哉(式子内親王)
  束の間のことよ
  はかない命よ
  闇のなか
  無明のままに
  無知のままに
  悟りなく
  迷いさまよう
  うつつの道
  夢のごとし
  そんなわたしの生
  ひとの存在なるものよ
 つぎは空海の詩
  四生の盲者は盲なることを識らず
  生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く
  死に死に死に死んで死の終りに冥し