【新古今和歌集】
卯の花の垣根ならねどほととぎす月の桂の蔭に鳴くなり(前中納言匡房)
この一首のなかで「月の桂」の言葉が、なんとも香りを高めているように思う。そして、桂は、次のような連想を抱かせるもののようである。連想を含めて香気を放つ。
一、中国の「月には桂の大木が生えている」という伝説。
二、式子内親王の歌のところで触れたが、桂から葵(賀茂葵)が連想され、葵桂という桂の枝に葵を懸けたもののこと。葵は女、桂は男。
卯の花の垣根ならねどほととぎす月の桂の蔭に鳴くなり(前中納言匡房)
この一首のなかで「月の桂」の言葉が、なんとも香りを高めているように思う。そして、桂は、次のような連想を抱かせるもののようである。連想を含めて香気を放つ。
一、中国の「月には桂の大木が生えている」という伝説。
二、式子内親王の歌のところで触れたが、桂から葵(賀茂葵)が連想され、葵桂という桂の枝に葵を懸けたもののこと。葵は女、桂は男。
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