金沢で中学生の頃、映画館に行く道の途中だった。
友だちが、“ジェラシ-”言う言葉を教えてくれた。
それで、そう言う感情も理解するようになった。
僕が友だちによって知ったことやものは多い。
東京で、国立に住んでいた頃、秋吉久美子ファンの友だちがいた。
街角の小さな喫茶店で、“嫉妬:ジェラシー”と言う詩を読んだ。
秋吉久美子の詩集「いないいないばあ」(昭和50年 講談社)の中の一遍。
あたしのキライな
「陸上カバ的ブス」の
ヨシエ が
あたしの大スキな
「ラジカル・インテリ風ニヒリスト的秀才」の
上野君と
交わったらしいという
両成敗?
否!
ぶ女め ぶ女めと
ヨシエの方だけを
ののしりながら
ベッドにひっくり返って
煙草を吸ってやった
ずっと後に、デューク・ジョーダンのピアノで“ジェラシー”を聞いた。
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