チャールズ・ミンガスの「ミンガス・イン・ヨーロッパ VOL.2」。
1964年、ミンガスご一行のヨーロッパ巡演時、ドイツでの演奏の記録である。
enjaからのもので、ミンガスのアルバムは結構持っているに、なかった一枚だ。
この一行には、エリック・ドルフィーもいる。
この巡演を終えて、ドルフィーは、単身でツアーを続け、ヨーロッパの地で亡くなる。
このライブは、なかなか熱がこもっている。
先日聞いた、同じ頃、パリでのライブ記録である「メディテーション」(1964 WOTRE MUSIC)とは、選曲は似ているのに、印象は、まるで異なる。
ミンガス、ドルフィーの他は、以下の顔ぶれ。
クリフォード・ジョーダン(ts)
ジャッキー・バイアード(p)
ダニー・リッチモンド(ds)
以下の5つのトラック。
1.オレンジ色のドレス
メンバーそれぞれのソロ。
ドルフィーのバス・クラリネットはいつも通り素晴らしい。
2.ソフィスティケイテッド・レディ
ミンガスのベース・ソロが聞ける。
3.AT-FW・ユー
4.ペギーズ・ブルー・スカイ・ライト
5.ソー・ロング・エリック
「SO LONG ERIC」は、ミンガスの作曲。大作である。
ミンガスは、ドルフィーが好きだった。
その才を素晴らしいと思っていた。
ドルフィーは、ここでも素晴らしいが、彼の魅力はリーダー・アルバムでの方が発揮されているように感じる。
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