“オレンジ色のドレス”

2024-09-01 | 【断想】音楽

 チャールズ・ミンガスの「ミンガス・イン・ヨーロッパ VOL.2」。
 1964年、ミンガスご一行のヨーロッパ巡演時、ドイツでの演奏の記録である。
 enjaからのもので、ミンガスのアルバムは結構持っているに、なかった一枚だ。
 この一行には、エリック・ドルフィーもいる。
 この巡演を終えて、ドルフィーは、単身でツアーを続け、ヨーロッパの地で亡くなる。
   このライブは、なかなか熱がこもっている。
 先日聞いた、同じ頃、パリでのライブ記録である「メディテーション」(1964 WOTRE MUSIC)とは、選曲は似ているのに、印象は、まるで異なる。
 ミンガス、ドルフィーの他は、以下の顔ぶれ。
 クリフォード・ジョーダン(ts)
 ジャッキー・バイアード(p)
 ダニー・リッチモンド(ds)
 以下の5つのトラック。
 1.オレンジ色のドレス
   メンバーそれぞれのソロ。
   ドルフィーのバス・クラリネットはいつも通り素晴らしい。
 2.ソフィスティケイテッド・レディ
   ミンガスのベース・ソロが聞ける。
 3.AT-FW・ユー
 4.ペギーズ・ブルー・スカイ・ライト
 5.ソー・ロング・エリック
   「SO LONG ERIC」は、ミンガスの作曲。大作である。
   ミンガスは、ドルフィーが好きだった。
   その才を素晴らしいと思っていた。
 ドルフィーは、ここでも素晴らしいが、彼の魅力はリーダー・アルバムでの方が発揮されているように感じる。


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