シティー・ライツ

2021-05-23 | 【断想】音楽

 リー・モーガンの初期の傑作アルバム「シティー・ライツ」(1957.8 Blue Note)。
 リー・モーガンは、1956年11月に、初リーダー・アルバムを録音。
 その年に3枚のアルバムを出し、続く年の作品となる。
 そして、1958年には、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズに加わり、その名をひろく知らしめることになる。
 このアルバムでは、ホーンが三本の六重奏となっている。
 リー・モーガン(tp)
 カーティス・フラー(tb)
 ジョージ・コールマン(as,ts)
 レイ・ブライアント(p)
 ポール・チェンバース(b)
 アート・テイラー(ds)
 みんな若々しく威勢がいい、これぞハード・バップと言う感じである。
 収録曲は5曲。
 1.シティー・ライツ(ベニー・ゴルソン)
 2.テンポ・デ・ワルツ(ベニー・ゴルソン)
 3.ユーア・マイン・ユー(ジョニー・グリーン)
 4.ジャスト・バイ・マイセルフ(ベニー・ゴルソン)
 5.キン・フォークス(ジジ・グライス)
 それぞれ、特徴のある曲のように思う。
 それぞれを、愉しみながら演奏している観である。
 各楽器のソロ、それぞれ魅力的である。
 「テンポ・デ・ワルツ」は、ワルツの響き、なんだか奇妙だけど面白い。
 リー・モーガンのトランペットの音、歯切れがよく、健康的。
 正道を歩んでいるようだ。