リー・モーガンの初期の傑作アルバム「シティー・ライツ」(1957.8 Blue Note)。
リー・モーガンは、1956年11月に、初リーダー・アルバムを録音。
その年に3枚のアルバムを出し、続く年の作品となる。
そして、1958年には、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズに加わり、その名をひろく知らしめることになる。
このアルバムでは、ホーンが三本の六重奏となっている。
リー・モーガン(tp)
カーティス・フラー(tb)
ジョージ・コールマン(as,ts)
レイ・ブライアント(p)
ポール・チェンバース(b)
アート・テイラー(ds)
みんな若々しく威勢がいい、これぞハード・バップと言う感じである。
収録曲は5曲。
1.シティー・ライツ(ベニー・ゴルソン)
2.テンポ・デ・ワルツ(ベニー・ゴルソン)
3.ユーア・マイン・ユー(ジョニー・グリーン)
4.ジャスト・バイ・マイセルフ(ベニー・ゴルソン)
5.キン・フォークス(ジジ・グライス)
それぞれ、特徴のある曲のように思う。
それぞれを、愉しみながら演奏している観である。
各楽器のソロ、それぞれ魅力的である。
「テンポ・デ・ワルツ」は、ワルツの響き、なんだか奇妙だけど面白い。
リー・モーガンのトランペットの音、歯切れがよく、健康的。
正道を歩んでいるようだ。