ニューヨークの秋

2021-05-05 | 【断想】音楽

 ジャズのスタンダード・ナンバーのひとつ「ニューヨークの秋:Autumn in New York」。
 1934年、バーノン・デュークによって作詞・作曲された。
 チェット・ベイカーの「プレイズ・スタンダーズ」(1955)で。
  M.J.Qの「ジャンゴ」(1954)で。
 ケニー・ドーハムの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト・アット・ザ・カフェ・ボヘミア」(1956)で。


“ヨハネの黙示録”

2021-05-05 | 【断想】音楽

 アポカリュプシス:黙示、啓示、覆いを取り除く
 ヨハネの黙示録・ギリシア語によるオラトリオ
 作者:レネー・クレメンチッチ(オーストリア、1928年生まれ)
 演奏:クレメンチッチ・コンソート(ソリスト、合唱団、そして器楽)
 初演:1996年、ウィーン(ライブレコーディング)
 作品:APOKALYPSIS:3時間超の大作(CD3枚)
 出版:ARTE NOVA

 新約聖書・ヨハネの黙示録
 神の啓示:神(父)-イエス・キリスト(御子)-天使(聖霊)-ヨハネ(使徒)との流れで神の啓示があった。
 内容1:世の終末、救世主(キリスト)の再臨(預言書としての性格)
 筆記者:使徒ヨハネとされてきたが疑問が呈されている
 構成:「7」つの教会宛に書かれた手紙の形式
 時代:ローマ皇帝ドミティアヌス治下(紀元90~95年頃)、キリスト教迫害時代
 記述:弾圧下にあり一般に分かりにくいものとされた。隠喩多く、晦渋で、神秘的に。
 内容2:
 第1章 序文と挨拶
 第2~3章 7つの教会へあてた手紙(エフェソ教会、スミルナ教会、ペルガモン教会、ティアティラ教会、サルディス教会、フィラデルフィア教会、ラオディキア教会)
  第4章 天上の礼拝
 第5章 子羊こそ巻物を開くにふさわしい
 第6~11章 ※封印された7つの巻物が順次解かれていく 
 1.弓を持ち冠を被った騎士を乗せた白い馬が現れる
 2.大きな剣を持った騎士を乗せた赤い馬が現れる
 3.天秤を持った騎士を乗せた黒い馬が現れる
 4.「死」と言う名前をした騎士を乗せた青白い馬が現れる
 5.殉教者が現れる
 6.大地震が起こり、太陽は黒く、月は赤くなり、星が地に落ちる
 7.7人の天使が現れ、ラッパを吹く、地上の破壊が繰り返される
 第12~22章 ※ラッパがやんでからのこと
 ・男児(キリスト)の誕生
 ・龍と大天使の戦い
 ・ヴィジョン:龍に権威を譲られた獣
 ・ヴィジョン:神の怒りを盛った7つの金の鉢
 ・ヴィジョン:大淫婦
 ・サタンの復活と滅亡
 ・死者の復活-最後の審判-新たな天地創造
 ・神の栄光に包まれた新しい聖都(エルサレム)、きらびやかな城
 ・キリストの再臨

 レネー・クレメンチッチ作「アポカリュプシス」はサイレンのような音で激烈に幕をあでる。
 曲は、以下のように区分されている。
 CD1は、01~10(1~9)
 CD2は、11~18(1~8)
 CD3は、19~22(1~4)
 聖書に即して歌われているのだろうが、意がとれず、切羽詰まったような、深刻な雰囲気だけが感じ取れる。
 CD1の01は、英語では、「APOKALYPSIS IESU CHRISTU」とある。
 05まで聞いた。休憩としよう。