朴の木の花はまだ

2007-04-30 | 【樹木】ETC
 住まいから歩いていけるところに、七生公園という名の林の中を散歩するだけという公園がある。コナラを中心にした雑木林である。
 久しぶりに行ってみた。ほとんど人に知られていない公園で、出会ったのは、子犬を連れた老夫婦、池面にレンズをむけて、しきりに写真を撮っている男、ベンチで本を読んでいる若い男、それだけである。他に、植物でない生き物では、蜥蜴と蜻蛉と鳥を見た。
 七生公園に行った動機のひとつは、朴の木の花は咲いているのだろうかということだった。もしかしたら、あの白い大輪の花が見られるかもと思っていた。モクレン科で、木の花としては最大級で豪華である。しかし、まだだった。前に見たのは、もっと後の季節だったかなと思い出された。葉は既に大きくなっており、花芽をヌーッと突き立てていた。ということは、今年、あの朴の木の花を眺められるチャンスはあるということである。
 葉といい、花といい、その名といい、朴は好きな木のひとつだ。