駅前の桜たち

2007-04-05 | 【樹木】櫻
 多摩動物公園駅の周りにも十数本の桜の木がある。ソメイヨシノは、今、満開である。1本、緑の葉をつけて淡紅色の花をつけた桜がある。それから、それらが散ってから見事な花をつける八重桜がある。
 これから勤めに出ようとする人たちの気持ちを、いかばかりか晴れやかにする。

祇園枝垂桜というが

2007-04-05 | 【樹木】櫻
 枝垂れ梅や枝垂れ桜に美を見いだす感性、日本人には普通でも、一般に外人はあのような樹形を好まないそうだ。木は大空に枝を広げ伸び伸びとというのが、ともかくいいらしい。
 その枝垂れであるが、どうしてそうなるのかというと、枝の成長速度や強度、それと蕾・花の重さが関係していると言われる。
 そして、枝垂れ桜は、樹種でいうとエドヒガンの一種である。
 全国、ソメイヨシノに席捲された日本。そのなかにあって、江戸発(江戸・染井村での園芸品種)の桜に抗し、枝垂れ桜をメインとする京都であるが、それが、江戸彼岸(エドヒガン)とは。
 かの円山公園の「祇園枝垂桜」も、江戸彼岸。「一重白彼岸枝垂桜」と呼ぶそうだ。「江戸」の二文字は使っていない。江戸の彼岸と意味づければとも思うが、そうもいかぬか。
 エドヒガン自身は、江戸だ、京だという人間の感情とは無縁。もともと本州、四国、九州の山地に分布する野生種である。江戸で彼岸の頃に花が咲くから、その名がついたという。