「マタイ受難曲」

2007-04-25 | 【断想】音楽
 毎年、教会歴・受難節には、バッハの「マタイ受難曲」を聴く。聴くといってもCDでだが。といっても、全曲を聴くと何時間もかかるので、ハイランツ版で。今年は、そのタイミングも得られず、イースターを迎え、そして、数週が過ぎた。なにかしら、ここのところ、あわただしく、そのせいか、何かにつけ、いらだたしい気分になる。
 夜、ぼんやり、鉢植えの枝垂れ梅を見ていた。枝先に葉をつけながら、枝を伸ばす。葉が大きくなって、枝先が重くなるから、枝垂れる。そう言う訳かと思う。ちょっとした自分なりの発見に、そんな時、大概、愉しい気分になれるのに、どうも、そういかない。そんな時もある。
 「マタイ受難曲」は、リヒターかショルティの指揮のものが好きだ。ショルティにハイライツ版がある。ショルティのは輪郭がしっかりしていていい。最高のお薦め曲だ。来年には聴こう。