人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

安部内閣&パ・リーグ

2006-09-29 22:39:25 | 政治

「面白みがない」 
 26日発足した安倍内閣を見たときの僕の感想である。初入閣もサプライズなしで、参院はドン青木の言うがまま、また他の入閣者も森元首相の「融和路線」に沿ったものだった。また総裁選の論功行賞は明瞭で、麻生(外相)以外は総裁選で『安倍』と書いた人間ばかりである。主な各大臣について簡単に触れてみる。
 まずは塩崎官房長官。2世議員であるがとても勉強家である。以前から常に事務所には官僚がきていろいろな情報を入手していた(秘書が「忙しい」とよく口にしていたという)。ただ仕事に厳しいため、官僚とは折り合いはあまり良くない(的場官房副長官はそこをフォローするためだろう)尚、坂本龍一とは学生時代の友人だ。
 麻生外務大臣は今更いいだろう。ひと言で言うと、政界一に漫画好きだ。
 尾身財務大臣は元通算官僚で沖縄及び北方対策担当大臣、科学技術政策担当大臣を歴任している。森派のベテラン議員であるが、しいて言うなら立場的には小泉内閣の塩じい(塩川正十郎元財務相)の位置、つまり「尾身じい」となるのだろう。
 教育改革が求められている文部科学相には伊吹文明氏が就任。元大蔵官僚で故渡辺美智雄の秘書官を経て政界入り。亀井静香氏が離党したのを受けて伊吹派となったが、今回は箔付けの入閣の感がする。
 また同派の松岡利勝農水大臣は待望の初入閣。伊吹派を安倍一本でまとめた功績での入閣だが、仇名が「西のムネオ」といろいろ噂は尽きない政治家で、安倍内閣にとってここがアキレス腱になりかねない。
 最近よくテレビ出演している甘利明経済産業大臣も猟官運動が功を奏して入閣。一応経済産業政策の第一人者だが、“口が災いの元”になる可能性がある大臣だ。再チャレンジ支援議連の山本有二氏も金融・再チャレンジ担当として入閣。早稲田の雄弁会出身だから森元首相、青木議員会長の後輩となる。高村派(旧河本派)から唯一の入閣であるが僕はほとんど彼のことはしらない。ただ彼が初当選してきたとき河本氏の秘書と彼の出身地である高知の名店『祢保希』で安く鰹のたたきを食したことがあり、その時は彼の名前でサービスしてもらったと記憶している。
 あとは社保障問題がくすぶる厚生労働大臣に柳沢伯夫氏、米軍再編問題がある防衛庁長官には久間章生氏と実力者を就任させたのは抜け目がない組閣といえよう。
 また女性閣僚として高市早苗沖縄北方・少子化担当大臣、大田弘子経済財政大臣(民間)が入閣して彼女らがサプライズだったようだが、ちょっとインパクト不足としか言えない。こう見てくるとやはり組閣自体はイマイチのイメージである。
 よって僕が思うこの内閣の目玉は的場順三官房副長官と首相補佐官になった「拉致問題担当」の中山恭子氏の二人のような気がする。果たして安倍丸の船出はどうなる?
 安倍内閣発足の翌日、パ・リーク゛の1位が決まった。シーズン前は予想だにしなかった日本ハムである。僕の予想は1ロッテ、2位ソフトバンク、3位西武、4位日本ハム、5位オリックス、6位楽天だったから、全くのハズレ(競馬と同じ)であるが、まさか日ハムとは・・・。
 日ハム優勝の要因だが、まずは投手力の充実にある。八木、ダルビッシュ、金村、武田勝ら先発陣に加え、武田久とマイケルの完璧なリリーフ陣がフル稼働した。そして打撃陣は1番森本、2番田中賢、5番稲葉が固定したことが大きかった。ヒルマン監督の采配も3年目で的を射ていた。戦術ではバント作戦を多用し、投手の球数規制、登板間隔などアメリカ式を見直した。このような日本にあった野球を3年目で確立させたのは、さすがヤンキース時期監督候補NO.1だった人物である。
  2位になった西武は松坂、カブレラ、和田のいつものメンバーに加え、菊地や石井義の再生組の活躍、そしてストッパー小野寺が確立され常にリーグを引っ張っていた。最後日ハムの勢いに交されたが、その戦い方は優勝に値するものだった。伊東監督の相手が嫌がる野球が試合の端々に見えていたし、来年はもっと強くなりそうだ(松坂が残ればだが・・・)
  3位のソフトバンクは王監督不在が後半にきて響いた。森脇監督代行もよくはやっていたが、最後の数試合はクビを捻るような采配も多々あった。しかしこれは他コーチと相談制をひいているため仕方なかったことであろう。それにしても打撃陣の低下が目立つシーズンであった。城島、バティスタの穴が埋めきれず、3番打者が固定できなかったのが大きな敗因だろう
  4位ロッテの失速は意外であった。交流戦以降、調子に乗るかと思ったが、野手、投手とも調子が悪くなる一方だった。投手では渡辺俊、藤田、薮田らが・・。野手ではサブロウ、西岡、今江など・・・。昨年からの疲れもあったのだろうが、里崎が4番を打つ打線では少し淋しい。来年の奮起に期待したい
  5位オリックスは中村監督が退任を発表したが、ここほど情けない球団はないと思っている。清原、中村、谷らの故障があったにしろ、元を正せば2球団(オリックス、近鉄)のいい選手だけを集めた球団である。それがこの成績とは・・・。来年は"大阪元年”として外国人監督を招聘するというが、もう少し球団として一貫性がないと厳しいだろう。
  6位楽天は良くやったほうだろう。元々人がいないのに岩隈らが故障したのだから。そんな中、鉄平や塩川など若い選手も出てきたし、福盛、高須らを再生させたのはさすがである(カツノリを使うのだけは疑問)。来年は一場、岩隈、有銘、山村、グリンのローテーションが組めそうだし、これに桑田(巨人より)と田中君(駒大苫小牧)らが入ったらもっと楽しめそう。またヤクルトから放出されそうな土橋、山部らもやってきたら・・・
 最後にプレーオフだが、一番有利なのは勿論日ハムだろうが、僕は西武が勝ちあがるのではないかと思っている。というのも日ハムはダルビッシュ、マイケルらが西武に対しては苦手意識を持っているし、西武の選手の方がやはり経験が豊富だからだ。勿論昨年のロッテのように日ハムが勢いで行く可能性もあるが、松坂、西口、涌井に比べダルビッシュ、八木では・・・。ソフトバンクはファンとしては一番勝ってほしいのだが、打線にとんでもないラッキーボーイが現れない限り難しいだろう(松中はきっと打てないだろうし・・・)。
 前置きがメチャ長くなったが、明日の予想。まずは重賞、中京11R【シリウスS】。本命は単騎ハナが切れそうで3番サンライズキング本命。前走は締まったダートで展開が楽だったが、内容は濃い。札幌11R【札幌2歳S】は9番イクスキューズ。藤沢和厩舎期待の牝馬。まだ底をみせていないし、なんと言っても荒れ馬場を苦にしない点がいい。札幌も最終週で荒れているからだ。中山11R【ながつきS】は10番エイシンラージヒル。ここは強敵が揃ったが、楽にハナは切れそう。まだ底を魅せていない点に賭けてみる。同9R【芙蓉S】は穴で本間勢の1頭、13番アロマンシェス。前走は出遅れたが、ここ出走の3番マイニングゴールドと0.2差。3着は充分ある。中京12Rは更に大穴。3番ランドフラッグ。ジリ脚だが、中京が得意の馬で巧く立ち回れば複勝圏内はある。
 
明後日は【凱旋門賞】となるが、今のマスコミを観ていると、いとも簡単に勝つような雰囲気である。まるでサッカーW杯の直前のような感じだ。勿論、僕もディープインパクトを応援するが、僕は【凱旋門賞】で3強(ハリケーンラン、シロッコ)の1頭と言われるだけでもとても凄いことだと思う。よって是非応援する方々には、もし負けても豊や池江調教師、そしてディープインパクトのことを卑下しないでほしい。多分、【JC】だったら勝つはずだから・・・


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