今日は久しぶりにゴルフに行ってきたが、自分のゴルフよりアスリートのゴルフ。まずは嬉しいニュース。シニアメジャー第3戦《全米シニアオープン》2日目。初日首位タイだった藤田寛之が5バーディ、1ボギーの「66」で回り、首位タイから通算11アンダー単独首位に抜け出した。これまでメジャーの最高位は2005年《全英オープン》での41位で、メジャーでトップ30に入ったこともない。日本勢のメジャー優勝は女子が《全米女子プロ》の樋口久子、《全英女子》の渋野日向子、《全米女子OP》の笹生優花の3人。男子が《マスターズ》の松山英樹、《全米プロシニア》の井戸木鴻樹で藤田が勝てば、男女合わせて6人目、男子で3人目となる。10アンダー2位は藤田と同じく首位発進をしたリチャード・グリーン(オーストラリア)。通算8アンダー3位に19年大会覇者のスティーブ・ストリッカーとリチャード・ブランド(イングランド)が続いた。大会初出場の宮本勝昌は「70」でプレーし、カットラインから1打上の1オーバー47位で決勝ラウンドに進出。同じく初挑戦の増田伸洋は通算10オーバーで予選落ちとなった。ともにパー3の4番、5番と2ホール連続でホールインワンを達成したフランク・ベンセルは通算9オーバーで決勝ラウンドには進めなかった。藤田頑張れ!
米国女子ツアー《ダウ選手権》2日目。 米女子ツアー唯一の2人1組で行われるチーム戦2日目はフォアボール(ペアのそれぞれがプレーしてホールごとに良い方のスコアを採用)で争われた。西郷真央とソン・ユジン(韓国)のペアは「61」でプレーし、28位から通算10アンダー9位に浮上した。渋野日向子と勝みなみのペアは前半18番で、渋野が米ツアー自身2度目のホールインワンを決めるなど「61」でプレーした。43位から通算8アンダー22位で決勝に進む。笹生優花&セリーヌ・ブティエ(フランス)は「58」と爆発。59位から渋野らと並ぶ通算8アンダー22位で週末に進む。畑岡奈紗&コ・ジンヨン(韓国)も「63」で22位につけた。古江彩佳&リン・シユ(中国)は通算4アンダー48位、吉田優利&レティシア・ベック(イスラエル)のペアは通算1オーバー66位で予選落ちした。通算12アンダー首位にデンマークのニコラ・エストラップ&ナンナ・コルツ・マドセン、台湾のチェン・スウーチャ&ウェイリン・スー、ジェニファー・カップチョ&アリー・ユーイングら5組が並んだ。まだ日本勢にもチャンスあり。特に笹生とプティエペアは凄い。皆頑張れ!
国内女子ツアー《資生堂レディスオープン》3日目。大会2日目の悪天候で54ホール短縮競技になった第2ラウンドは、2打差2位から出た堀琴音が6バーディ、2ボギーの「68」で回り、通算9アンダーで単独首位に立った。昨年喪失したシード復帰を目指す28歳は22年3月《Tポイント×ENEOS》以来のツアー3勝目をかけてラスト18ホールに臨む。 最終ラウンドを単独首位で迎えるのは、前回優勝時以来でアマチュア時代を含めてツアー通算277試合目にして2度目。8アンダー2位に前週《アース・モンダミンカップ》の“月曜決着”から連勝を狙う小祝さくら、プレーオフ負けで2位に終わった昨年大会のリベンジに挑む桑木志帆。7アンダー4位にアマチュアの荒木優奈と金澤志奈が並んだ。ツアー5勝の原英莉花がこの日のフィールドベスト「66」で、62位から穴井詩やイ・ミニョン(韓国)、仁井優花らと並ぶ5アンダー8位に浮上した。メルセデスランキング1位の竹田麗央は2アンダー29位、昨年覇者の櫻井心那は1アンダー38位で予選通過した。小祝が不気味も堀には頑張ってほしい
米国男子ツアー《ロケットモーゲージクラシック》2日目。アクシェイ・バティアが5バーディ「67」でプレーし、通算13アンダー首位で週末に進む。4月《バレロテキサスオープン》に続くツアー3勝目がかかる。ツアー未勝利のアーロン・ライ(イングランド)も「65」でバティアに並ぶ首位に浮上した。前週9位と好調のキャメロン・ヤングら4人が通算11アンダー3位につけた。大会連覇がかかるリッキー・ファウラーは「72」と伸ばせず、通算6アンダー38位に後退した。初日「75」で138位と出遅れた久常涼は7バーディ「65」で回り、通算4アンダー60位に急浮上し、2試合連続の決勝に進んだ。久常こういう粘りがシーズン最後でプラスになるはず。シード権目指して少しでも上位にきてほしい。
欧州男子ツアー《イタリアオープン》2日目。ツアー1勝の星野陸也が4バーディ、2ボギーの「69」でプレーした。通算4アンダー23位で決勝に進む。桂川有人は5バーディ、1ボギー1トリプルボギーの「70」で回り、カットライン上の通算1アンダー56位。川村昌弘は通算13オーバーで予選落ちを喫した。通算9アンダー首位には「69」で回ったツアー未勝利の35歳、ガンナー・ウィーブ。1打差2位にヤニク・デ・ブライン(ドイツ)が続いた。 LIVゴルフを主戦場とするパトリック・リードは通算2アンダー45位。前週《KLMオープン》でツアー4勝目を挙げたグイド・ミグリオッティ(イタリア)は桂川と並んで56位で2日目を終えている。星野もまだ首位まで5打差、十分チャンスはある。もしツアー2勝目挙げたら今後の活躍に大きな影響を与える。星野頑張れ!
また騎手の不祥事。JRAは昨日、池添健一(44)が29日から開催日4日間、富田暁(27)を同2日間の騎乗停止処分としたと発表した。25日の午前2時40分ごろ、函館競馬場の調整ルームで互いに粗暴な行為に及んだ。池添は土日で騎乗予定だった10鞍、富田は同14鞍全てで乗り代わりとなる。二人は24日夜に函館市内の飲食店で複数の騎手で会食。互いに酔った状態で、池添が富田に対して高圧的な態度で絡むなどの行為に及んだ。その行為に耐えかねた富田が近くにあったスマホをテーブルにたたきつけたところ画面が割れたが、その携帯は池添のものだった。その後、池添と富田が口論になったが、同席していた別の騎手が2人を引き離し、池添は先に調整ルームに帰った。スマホの画面を割られた池添は怒りが収まらず、電話で富田に調整ルームに戻るように指示。1階ロビーで待ち構え、双方が口論となり、もみ合いとなる粗暴行為に及んだ。騎手相手の暴行による騎乗停止には99年の故・後藤浩輝元騎手などがあり、この時は4カ月間の騎乗停止処分を受けている。両騎手と大いに反省してほしい!
明日の予想。まずは福島メイン【ラジオNIKKEI賞】。本命は10番ミナデオロ。正直、重賞でどれだけやれるかという立場だが、前走の勝ちっぷりは単なる逃げ馬でなさそうな感じ。買うなら今回。相手は4,5,6,7,8,12番。小倉メイン【北九州記念】は18番バースクライ。大外で人気が下がれば面白いと思っていた馬で、【オーシャンS】3着時のメンバーは相当強い。重馬場も上手いしここは黙って買い。相手は3,4,9,10,12,14番。函館メイン【巴賞】は3番サンストックトン。洋芝実績は十分だし、前走はゴール前に不利があった。鞍上を横山武に戻し昨年北海道の再来を期待する。相手は4,7,9,10,12,14番。
今日の一口馬。メリオルヴィータが小倉12R【3歳上1勝クラス】(1200m芝)に幸騎乗で出走した。レースでは、五分のスタートを決め、軽く仕掛ける程度で行き脚もついて先行。道中は3番手につけて流れに乗って運びました。手応え十分に4コーナーで前に並びかけ、5頭が横並びになって直線へ。そこからの追い比べで踏ん張りたいところでしたが、反応がひと息で、ズルズルと後退。馬群に飲み込まれて、最後は10着での入線でした。勝ち馬とのタイム差は0.6秒だった。鞍上の幸は「スタートも決まりましたし、テンから無理なくポジションがとれました。道中も力むことなく、ほどよく前向きさがあって、自分からハミをとり、いいリズムで走れていました。あとは直線で抜け出せればと期待していましたが、追ってからの反応が薄かったです。手応え的にはここまで交わされてしまう感じではありませんでした。ひょっとしたら気持ちの部分でしょうか。浅めでもいいのでブリンカーを着けてみるのもいいかもしれません」とのこと。小椋調教師は「申し訳ございませんでした。練習の効果もあって、スタートは決まりましたし、そこからの進め方も完璧といっていいくらいでした。タイム差はそれほどでもないとはいえ、それがここまで着順を下げてしまうとは…。課題が残っての敗戦であれば、次はこうしようとか、いろいろと考えるのですが、今日は課題をクリアしての競馬でしたからね…。悩みますね。ジョッキーからはブリンカーの提案がありましたので、検討してみます。レース後の状態を確かめてからですが、今週もフルゲートに達していなかったので、優先権は得ていないものの、2鞍ある3週目に中1週で使うことも視野に入れて調整していきます」とのこと。こんな馬ではないはず。何とか今後に繋がる競馬をしてほしい!