いぶろぐ

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NHK高校講座「ベーシックサイエンス」の感想

2019-07-05 00:41:48 | 超・いぶたろう日記
・先生役の知らないお笑い芸人が、必死で覚えたと思しき「光の性質」についての知識をやや棒読みで披瀝。
・生徒役の知らないアイドルが、なぜか奇抜な衣装で大袈裟にリアクションしてみせるも多分既知でこれまた大根棒読み。
・「この世で一番速いものは、何かなあ?」「うーん、なんだろー、あっ!光?」からスタート。高校講座なんですけどね。
・「速さ=距離➗時間で求めるんだ」からゆっくり丁寧に確認。でもこれ知らなくてどうやって高校入ったんだろう。
・「光の速さをどう計算したか」の再現映像はNHKらしく丁寧でわかりやすいつくり。
・それを受けて学識のある専門家の先生登場、解説。
・…だとしたらこの前のくだり、いらなくね?
・「わかりやすい」「親しみやすい」のはいいことだと思うんだけど…正直、バカにしてるように受け取られないか。
・「ほうら、お前たちはこんなことも知らないだろう?この程度ならわかるだろう?おもしろそうだろう?」が垣間見えてしまう。
・お笑い芸人「でも」わかる。こんなカッコしたアイドル「でも」わかる…的な上から目線も感じ取れてしまう。
・光の実験を行う暗室に煙を充満させただけで「え?え?なにこれ?すごーい!魔法みたーい」と言わされるアイドルたち。…高校講座でこの扱い。
・「無知・無学」=女の子、というジェンダーステレオタイプも感じられてしまう。
・おそらく自身は勉強もできた作り手のおっさんたちが考える「わかりやすさ」やその演出手法と、勉強が苦手な高校生たちの求めるそれとが、乖離している印象。もっとスマートにできるはず。

・以上を自分の授業に照らして他山の石とする。

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