いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

いろいろ

2012-05-22 23:47:52 | 特選いぶたろう日記
他の誰をも非難するような話ではないけれど、
何によらず、正確な定義を持ち出したり、言い分を数値や記号に落とし込んだり、
やたら細かい知識にこだわってふんぞり返ったり、
常に「合理的」な思考の中にあることを要求され続けていると、
企業的ではあっても、人間的ではなくなるような気もしている。

だからというべきか、
企業の中で、高すぎる自己評価と周囲の評価の温度差に逆ギレし、
あまりにも幼稚で身勝手な言動が災いして人間関係を築けず、
「超高知能者」や「特殊能力者」あるいは「精神疾患」を自称して、
寂しく自衛するしかない、可哀想な人も少なくない。

その点、いまの僕の職場は、
日常的に半人前でちょっといい加減な子どもたちと触れ合うから、
理屈と情動のバランスを取らせてくれる。
彼らには理屈だけじゃダメ。
もちろん、感情だけでもダメ。
どう評価し、どう言葉をかけ、どう現状を認識させ、どこへ向かわせるか。
いずれにしても理屈で納得するだけでなく、気持ちが動き、
そして行動が伴わなければならない。
方法はひとつではない。
つくづく、奥の深い仕事だと思う。

僕の仕事は人を導くために、人を評価することだ。
これが本当に難しい。
自分ごときが、という気持ちは常にあるけれど、
そうとばかりも言ってられない立場だ。
自分なりの軸をもって、座標を描いていくしかない。
ただ、偏見とか先入観による決めつけだけは、
なるべく持たないように気をつけている。
迷ったときは、直接話すようにしている。

何ごとも、色で考えるのがいい。
赤か青か、黒か白か、物事はそう簡単にうまく片付かない。
どれくらいの混ざり方で、おおよそ何色で、というくらいしか言えない。
人によって、眼によって見え方も違うのだし、光の加減によっても違う。
そもそも光がなければ真っ黒で何色でもないし、
眼を閉じてアタマの中だけで色を浮かべたって、実際の色とは違う。

ホントか嘘か、正常か異常か、善か悪か、愛か憎しみか、
みんな同じだと思う。

抽象的な話だけどもね。
僕は何ごともそう考えるようにしている。
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