この冬から春先は雪が少なくて、放牧地が固くて、「砂のぼり」が多かったのかもしれない。
なんでもなく治るのがほとんどなのだが、こじれるとその後も痛みを繰り返すことになる。
蹄の中に異常な角質ができて、感染の再燃を繰り返すのだ。
あるいは、本当に「砂」が入ってしまったりしているのかもしれない。
多くは削蹄師さんが蹄刀で掘っているのだろうが、鎮静剤、局所麻酔、x線画像を使えないとたいへんだろう。
でもまだ異物?or 蹄骨の破片?が残っている。
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次の日も「砂のぼり」が慢性化し、蟻洞と裂蹄を起こした1歳馬が来院した。
こじれる症例はどうしてそうなるのか、悩ましい。
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姫路城にある「お菊の井戸」。
ゾ~っとして涼しく・・・・ならないね。
画像横のhig先生のコメントさえ、やっと届いた、取れた、メダル? と連想しそうです。
毎回開会式を見ると泣けちゃうんですよ。いろいろな国の人がどれだけの苦難を超えて、ニコニコ行進しているのだろう思うから。
こういう治療は画像見ながらって必要だな、って思いました。
今日も暑いようですが、気持ちは
関東で一番気温が高い所から、気温は上がっても、夜は涼しくなる所に移り、敷料もオガから藁になって、運動の極端な制限もなくなったのが良かったのかな、と言っていました。
その馬は、元々汗をかき難い体質でもあるそうですが、彼女が持たなかったら、と思うと、その馬には、お菊の井戸よりも、です。
そして、また鍛え上げた肉体、動き、それを支える精神の美しいこと。
あのなかには戦争や自然災害、病気や怪我などでトレーニングどころではなく、最低限の必要なものも揃わないとか、命そのものが危うい状況を乗り越えてあの場にいる人が毎回いるのですョ。いつも「あら、どこにある国?」と、知らない国名があることにも我ながら