馬の吊起帯は何度か紹介してきた。
牛では起立不能とか起立困難という状態に陥ることは、馬より多いのかもしれない。
立てない牛を起こそうとするとき、カウハンガーと呼ばれる器具が起立不能の牛を吊るすのに使われることが多いが、腰角を締め付けるので、骨盤を傷めてしまうことがある。
それに後躯しか持ち上がらない。
牛の下に空気で膨らませる大きなバッグを置いて牛を持ち上げる装置も販売されていたが、牛が転がってしまうことが多く、苦労のわりには遊んでいるような結果になることがあった。
カリフォルニア州立大デイヴィスが牛用の吊起帯も開発している。
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今日は、競走馬の腕節の関節鏡手術。
肢軸異常の矯正が終わった子馬のスクリュー抜去。
2歳馬の外傷。
1歳馬のレポジトリー検査。
当歳馬の下顎膿瘍の切開。
休養中の競走馬の疝痛。
吊起された牛は、天井までの高さ2.5mの対尻式のスタンチョン繋留の牛舎からだとしたら、どのようにして屋外に出てきたのでしょうか?
起立不能の牛に腹帯をさせるには、転がしながらか、カウハンガーで吊りながらになりますね。
写真のケースではどのように装着したのでしょう?
牛が、みんなフォークリフトの入れる広い牛舎か、屋外で起立不能になってくれるとありがたいのですが…。
腹帯を上でまとめているバー?が画期的ですね。
参考にしたいと思います。
青い空!千頭搾乳する広大な農場!のカリフォルニアで考案された器具ですかね。
尿溝を鉄板で覆う。牛舎への出口までの道のりにブルーシートを敷いて、薄い石鹸水で塗らす。牛に足枷をつけて人力でもトラクターででも引っ張る。
そうそう、この業者は立てない馬を引っ張るための「ボード」も販売しています。
立てない馬や牛に吊起帯を着けるのはコツが要りますが、寝返りさせる技術と人手があればそんなにたいへんではありません。
前肢を踏ん張れずに苦労する牛は結構いるので
前躯をも補助する道具はいいかもしれません。
腕節付近を腫らせている初産の乳牛もよく見ます。
カウハンガーは既に普及して何処にでもあるので
あとはこの道具の「前の部分だけ」ほしいなー(笑)
皮膚の薄い馬からの発想でこの道具を作っているのなら
褥創を減らすことも出来るでしょうね。
カウハンガーによる腰角の負担や損傷はどんなもんなんでしょうね。吊起帯なら長い時間吊っておくことも可能かどうかですが・・・
前躯を吊るす方法はあるとは思うのですよね。馬にどう平うち縄を回せば良いかずいぶん考えました。
結局、この業者が馬用に販売しているのとほとんど同じでした。
後躯は乳房を避けるようになっているところが牛用ですね。
http://raylindairy.wordpress.com/2011/04/21/water-therapy-got-cows/
情報ありがとうございます。立てない牛をどうやってこのプールに入れるかが問題ですね。
なるほど。すると吊るす必要はないわけですね。水を入れると(お湯?)、牛が浮き上がってくる・・・・のかな? 使ってみたいです。
NYに居た時は、夏場に水を入れてそこに人が入って遊ぶことも・・・
利用範囲は広いです。
・・・・・牛のウンコ付いてません?