【小川三四郎】

2020年6月20日

【小川三四郎】

今朝の朝日新聞『be on Saturday』掲載、原武史「歴史のダイヤグラム」─「敗戦後」を予言した庶民─ はとても面白かった。

本題と違うところでちょっと驚いたのだけれど、漱石の『三四郎』は大好きなので何度も読み返している。記事に敗戦後の日本を予言したひとりとして登場する広田、この広田先生が登場人物でもとくに好きで、その台詞だけの抜き書きもつくって持っているほどだけれど、三四郎の姓が小川であることを全く忘れていた。

どこに姓が出てたっけと、読み返すと最初の方ですぐ
「三四郎は宿帳を取り上げて、福岡県京都郡真崎村小川三四郎二十三年学生と正直に書いたが、女のところへいってまったく困ってしまった。」
と書かれており、その後も三四郎は「小川さん」「小川君」と何度も呼び掛けられている。なんで小川姓であることが記憶から抜け落ちているのか不思議だ。

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