老人ホームの温度と湿度

2012年7月7日

 7月7日ということで特養ホームも七夕祭り。施設内のあちこちに七夕飾りがあって美しい。
 義母はこのところ37度5分くらいの熱が続いているせいか朦朧としていて声かけにも無反応だが、食欲は普通にあるのが助かる。熱もあることだし水分補給をしっかりさせたいところだけれど、液体を口に含ませると激しくむせて咳き込むので難しい。
「お母さん、慌てないでゆっくり飲もう、ゆっくり、ゆっくりね」
と声かけしても、認知症が深く相互の意思伝達ができないため、勢い込んで飲もうとすることを制御できない。認知症老人の介助はひとつひとつ難しい。

|特養ホーム、食堂の温度計|

 エアコンと窓開け併用でホーム内の気温は28度ほどあり、食事風景を座って見守っている分には暑さを感じないけれど、介助に飛び回るケアワーカーたちは全身汗だくになっている。母親の食事介助をする妻も汗だくだが、食事介助される義母もまた、エプロンをしているので汗をかいている。食事による汗かき抑制と、冷えすぎ防止の室温管理は難しい。
 小さな医院の待合室では、暑ければ老人たちが自主的にぱたぱたと団扇を使う光景を目にするけれど、義母が入所している特養ホームには団扇が一本もないのが不思議だ。こんど施設長に会ったら団扇を置かない理由を聞いてみよう。

|特養ホーム、ケアワーカーの願い|

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