◉ロボット歩き

2019年5月11日(土)
◉ロボット歩き

妻がギックリ腰で二足歩行ロボット歩きをしている。起きるだけで辛い、病院には行きたくない、買い物にも行けない、料理ができない、食材がないし食欲もない…そういうことになっている。手詰まりである。仕方がないので午後からひとりで買い物に出た。

12時51分、赤羽中央街 SONY Cyber-shot DSC-WX300

ついでにホームセンターに寄り、切り戻し剪定をやめた桜と南天の鉢植えにやる肥料を買った。

犬や猫は歩けるし意思を表す鳴き声や仕草を持っている。それでもペットフードのパッケージを見せただけで「どれが食べたい?」と犬猫自身に選ばせるのは難しい。パッケージのイメージはペットではなく、まず飼い主の食欲を刺激するようにできている。会計待ちするスーパーのレジそばで、美味しそうな酒のつまみを見つけて買おうと手に取るとペットフードだったりする。パッケージは人の食欲を誘っている。

植木の肥料もいろいろある。わが家の桜と南天はどんな肥料を喜ぶだろうと想像してみる。肥料のパッケージも人の食欲に訴えるようにできている。やはり青緑色などではなく茶系で有機的な色合いのものが人の食欲を刺激し、可愛い松の盆栽写真も入っているのでそれに決めた。

屋外で犬猫に餌をやるのに地べたへ直置(じかおき)はしない。犬猫用の皿がなければ、ひしゃげた鍋や欠けた茶碗に入れてやる。植木の肥料を土の上に置くための容器を探したら、ちゃんとミニチュアのプラスチック笊(ざる)がある。そうかこれに入れて鉢の上に置くのだな、と思って使い方を読んだら、エサ…じゃなかった、肥料は直に置き、その上にこれをかぶせるのだという。なんと可愛い植木の肥料に憎らしいハエがたかるのを防ぐためのものだった。なるほど。愛憎が交錯している。

帰宅したらロボット歩きの妻が「オイシソウナモノハアリマシタカ」と聞くので「ナイデス」と答えた。

(2019/05/11 記)

コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
同情 (浮雲)
2019-05-11 23:03:44
ぎっくり腰は本当に痛いそうですから、奥様には同情申しあげます。が、まだまだ! おいしいものは?などと甘えているうちは「ないです!」が正解、食べるものは?と聞いてきたら、さあ大変!と浮雲が言っていたとお伝えください。いずれにしても仲がよろしいようで・・・。
 
 
 
越の塩梅 ()
2019-05-12 09:13:48
「痛いそうですから」と言うことは、ひょっとしてぎっくり腰未体験なのでしょうか。すごい。わが母もぎっくり腰人間でした。
よくロボット歩き状態になるカメラマン氏夫妻も羨ましがると思います。
我が家のロボットは少しよくなったようで今朝はちょっと食べて「ガンバッタ」と言って倒れています。
 
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