◉妙療法「さらしで固定」

2019年5月12日(日)
◉妙療法「さらしで固定」

子どものころ放って置かれたせいか一人で痛みに耐えることは得意なつもりでいた。助けを求めたいほどの激しい痛みを知らなかっただけで、三十代で体験したギックリ腰、五十代で体験した五十肩は、大のおとなでも声を上げて泣きたいほどの痛みであることを思い知った。横綱初場所の日馬富士戦で左肩付近を怪我した稀勢の里の痛みがよくわかるし、ああこれで横綱になってしまった彼の力士生命は終わったなと思った。肩付近の痛みは腰のそれをはるかにしのぐ。完治まで相当の歳月がかかった。あれは辛かった。

赤坂の出版社の女性からこの日誌を読んでメールをいただき、「さらし」を用いた、臍下(せいか)および太腿付け根あたりを固める妙療法「さらしで固定」を教えていただいた。ロボット歩きで用意してあった腰痛コルセットを試していた妻も、「イタタタ…」と呻きながら「ナルホド、ヤッパリサラシカ!」と感心していた。しっかり腰を固めるとずいぶん楽になるらしい。動画でみたら意外に簡単に巻ける。買ってこよう。近場で買うならどこだろうと検索したらヨドバシアキバでも買えるのでびっくりした。

泣きたいほどの腰痛や肩痛でも薬を飲んだ記憶がないので思いつかなかったが、それほど痛がるなら、慢性疼痛になると厄介なので痛み止めを飲ませた方が良いという助言も書き添えられていた。なるほどと納得したので夕方の外出帰りにイブプロフェン配合で早く効くと勧められた鎮痛剤を買って帰った。

また何も食べたがらないと厄介なので、コンビニで明太子のおにぎりとヨーグルトドリンクを買い、痛み止めと一緒にテーブルに置いたら「コウイウノヲカッテキテホシイト、イオウトオモッテイタノデス」と言うので「アア、ソウデスカ」と答えた。

   ***

妻の腰もさることながら、ここしばらく騙しだまし使ってきたパソコンの具合も悪い。巨大連休を利用して不調の原因を探って行ったら、もう切り分けようのない本体自身に原因を追い詰めた。ソフト的な要因の可能性を除くため、command+R を押しながら起動して macOS のクリーンインストールを試したら、インストール中に電源断と再起動がかかって「インストールニシッパイシマシタ」と、よたよた再起動したコンピュータがいう。手詰まりとなった。

わが家の大蔵大臣はただいま腰痛ロボット化しているので、新しい Mac mini をカードの使える amazon で注文した。翌日の日曜日に届くという。それなら週明けの仕事に間に合う。事後報告したら「ワカリマシタ、マタオカネガカカルトイウコトデスネ」と言っていた。

夕暮れの神田万世橋あたり SONY Cyber-shot DSC-WX300

長いこと使ってきた機種を置き換えるので、配線のインターフェイスも驚くほど変わっている。FW400 が FW800 になり Thunderbolt 2 になったあたりまでは知っていたけれど、なんともう Thunderbolt 3(USB-C)になっていて、古い機器を引き継ぐにはあれこれアダプターがいる。逆にシンプルになっているのがモニターの接続で HDMI ケーブルのカテゴリー2 が一本あれば事足りてしまう。

神田佐久間町 SONY Cyber-shot DSC-WX300

あれこれ検索して選び、店頭受け取りのネット注文をして、ヨドバシアキバまで都バスで二往復した。土曜日とはいえ異様に人出が多いので、なんだろうと車窓から見たら神田明神の祭礼であり、新天皇即位の奉祝で一段と力が入っている。

(2019/05/12 記)

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