電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
【単位は続くよどこまでも】
【単位は続くよどこまでも】
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小さな単位でびっくり!は起こらない。
「君ねぇ、桁が違うよ、桁が!」
などと言われた時点でびっくり!は起こる。
初めて買ったパソコンに内蔵されていたハードディスクの容量は 200 メガバイトで、会社員時代の元同僚に、
「そんな大きなハードディスク、いったいなにに使うんだよ!」
と笑われたものだった。1980 年に SONY が開発した 3.5 インチフロッピーディスクの容量は、およそ 640 キロバイト(2DD)と 1400 キロバイト(2HD )の 2 種類があって、たいがいのデータはその中に収まり、収まりきらないものは圧縮ソフトで分割して複数枚に収め、解凍時に結合していた。
キロバイトは 10 の 3 乗 = 1,000 で、10 の 6 乗 = 1,000,000 がメガバイト、10 の 9 乗 = 1,000,000,000 がギガバイトで、いま 2021 年現在、若者がスマホで巨大データをやり取りしながら「ああ、今月もギガが足りない!」などと言っている。ギガはカネなり。
コロナで逼塞(ひっそく)して過ごす週末に片付けをしていたら、ろくに使わないうちに壊れた NAS(ファイルサーバー)から取り出した 2 テラバイトのハードディスクが 2 台出てきた。テラバイトとは 10 の 12 乗 = 1,000,000,000,000 であり、こんなものが仕事場に転がっている時代になっている。
そしてふと考えたら、パソコンで仕事をしてきた四半世紀間に作成したデータのバックアップが、そしてこの先つくる一生分のデータが。このハードディスク内に難なく収まってしまう。ここまで考えてようやくびっくりした。
ちなみにテラの先、単位はペタ、エクサ、ゼタ、ヨタと果てしなく続いて行く。
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