電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
◉行く春や鳥啼き魚の腹に卵
2019年5月23日(木)
◉行く春や鳥啼き魚の腹に卵
台風一過のように清々しい晴天の朝になった。
武蔵野市民文化会館小ホールで無伴奏チェロの演奏を聴き、このホールにあるパイプオルガンの音を聞いてみたいなと思っていた。調べたら 2019 年 9 月 5 日(木)午後 7 時開演でドイツ人オルガニスト、アルフィート・ガストによるパイプオルガン・リサイタルがあるという。ずいぶん先の話だけれどもう席の予約が取れるのでネット経由でチケットを確保した。
プログラムは、
J.S. バッハ:『クラヴィア・ユーブング 第3部』より
プレリュード 変ホ長調 BWV552/1
キリエ、とこしえの父なる神よ BWV669
キリストよ、世の人のすべての慰め BWV670
キリエ、聖霊なる神よ BWV671
いと高きところでは神にのみ栄光あれ BWV675-677
フーガ BWV552/2
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西村朗:オルガンのための前奏曲「焔の幻影」
(第3回武蔵野市国際オルガンコンクール委嘱作品、1996年)
シューマン:ペダル・フリューゲルのための練習曲 第4番 変イ長調 Op.56
レーガー:BACHの名による幻想曲とフーガ
小ホールでパイプオルガンを聴くのは初めてなので嬉しい。
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Mac では起動中のタスク切り替えを「command+tab」のキーコンビネーションで行う。OS 9 以前の Mac ではアップルメニューからプルダウンメニューでその操作ができた。そういう機能をメニューバーに追加する OS X 用の秀逸なフリーウェアがあったのだけれどいつの間にか公開停止になり、ネット上から完全に消えている。保存しておけばよかったなぁと地団駄を踏み、同等の機能を持つアプリを検索したが見当たらない。
こんな風にプルダウンメニューが表示されて起動中のアプリ切り替えができる
古い MacBook Air にはそのアプリを入れてある。インストーラーを使わずアプリケーションフォルダに入れただけの記憶があるので、そのまま USB メモリ経由で Mojave(モハベ)のアプリケーションフォルダに入れてやったら問題なく動いている。よかった。格段に使いやすくなった。親と耳かき同様、いつまでもネット上にあると思うなフリーウェア。どうしてこういう便利なアプリが他にないのだろうと思うほど、なくては困るお気に入りは手元に保存しておいたほうがいいかもしれない。
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確か MacBook Air に「あれ」が入っていたっけとアプリさがしで久しぶりに起動したら調子が悪い。調子が戻らないので「command + R』を押しながら起動してシステムを再インストールした。この機種の最終最新 OS は High Sierra になる。iCloud 経由で Pages の編集作業の続きが自宅でできるよう整備し直した。気合いを入れないと物事が前に進まない年齢になってきたから。
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昼過ぎに買い物に出たら、刺身用に仕入れた魚をさばき終える頃合いのせいか、鮮魚売り場に天然鯛の卵と白子が出ていたので突きコンニャクと一緒に買ってきた。サワラの卵も並んでいた。そういう季節なのだ。桜が終わると魚卵がおいしくなる。
行く春や鳥啼き魚の腹に卵
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夜は録画しておいた NHK Eテレ『日曜美術館「エッシャー 無限性の彼方へ」』を観た。エッシャーの恩師でユダヤ人強制収容所で死んだサミュエル・イェスルン・デ・メスキータ(1868-1944)の作品展が東京ステーションギャラリーで開かれるという。2019年06月29日~2019年08月18日まで。観に行く。
そのあとは駅ピアノの新作を録画で観た。新潟の友人からオルゴール CD 到着のメールが入っており、「ニースで駅ピアノを弾こう!」と夫婦でフランスに行ってきたという。音楽好きのふたりなので、僅か 20 音で編曲する努力を讃える丁寧なメールになっていた。妻も喜ぶだろう。
(2019/05/23)
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駅ピアノの清水版と言えるかもしれません.
帰省時に見に行ってみます。
情報ありがとうございます。