電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
◉何の音!
2019年8月5日
◉何の音!
ご近所さん飲み会中にスマートホンが異音を発して睨まれたら緊急地震速報だった。五人中四人がスマホ保有者で一人はアップルウォッチまでしていたけれど、緊急地震速報を受信したのは自分だけだった。「何の音!」と聞かれて「地震だ!」と言ったらゆさゆさと揺れが来た。面目躍如である、というか緊急地震速報の受信率の低さに驚いた。
震源が福島県沖で震度5弱だというので明日ミャンマーに帰国する友人がいわき市の実家に電話していた。東日本震災のときはどうだったのかと聞いたら、実家は津波で流されたけれど家族は避難できて無事だったという。緊急地震速報くらい受信できるようにしておけと言っておいた。聞けば彼女のご両親は自分と同年齢だった。
朝刊を読んでいたらタイでは昆虫食が広く行われているそうなので、ミャンマーではどうかと聞いたらやはりコオロギをよく食べるという。あなたは食べるのかと聞いたら、自分はダメだけれど四歳になる息子は平気で食べているという。ハチや川虫などの昆虫食をする信州出身の女性も、出されればコオロギくらい食べられるという。
飲み仲間の女性はベテランパーキンソン病者として名が売れていて取材申し込みが絶えない。パーキンソン病のリハビリに卓球が良いそうで、全国パーキンソン病友の会東京都支部が十条台の障害者総合スポーツセンターで卓球大会をやるという。パーキンソン病者でなくても参加可能だそうで参加申し込み用紙をもらってきた。(5:24)
***
メモ帳として持ち歩く Android ファブレット(5.5 インチ以上 7 インチ未満のスマートフォン)からメール送信することはあっても着信があるのは煩わしいので、なにか捨てメールアカウントを設定しておこうと思い、取得したまま使っていないものを探したら、xxxx@hotmail.co.jp があった。これはマイクロソフトのメールアドレスで最近は見かけない。調べたら「2004年11月19日から日本国内専用ドメイン『hotmail.co.jp』が提供を開始された」とあるので、実母の介護中に必要があって取得したらしい。というわけでマイクロソフトの Outlook をインストールして xxxx@hotmail.co.jp をアカウントに設定してやったらちゃんと生きていた。当然、着信ゼロなのですっきりしている。(11:26)
***
仕事で赤坂まで外出。竹内宏『昭和経済史』精読は昭和六年十二月十三日犬養内閣成立まできた。日本のケインズ、高橋是清財政が始まるところ。青山一丁目駅に向かう帰り道、高橋是清邸跡を抜けて帰ってきた。(16:18)
◉
« ◉正金銀行 | ◉呼吸(いき)... » |
腰痛の養生のため、畳に横になって読書してましたが、
飛び起きて、自室に行けるまで快復しております。
私の部屋でのみ数点落下物あり ...。震度4でした。
イナゴですが、母の実家(農家)の伯母が、よく佃煮にしたのを
大量にいただきました(40年以上前)。
高校生の時に、弁当にイナゴが入ってまして、ゲゲっ!
と思ったら隣の席の井澤くんにめざとく発見され、それが
きっかけにクラスの物好きが寄ってきて、全部食べられました。
やっぱりいわき市でも町の子たちは初めてのようでした。
戦後ですが叔父が叔母を嫁にもらうため静岡から山形に向かう途中、どこの駅か知りませんがスイッチバックになっていて、その駅では駅弁売りが酒のつまみにイナゴの佃煮を売っていたそうです。もちろん買ってそれで呑みながら山形へ向かい、「あの時のイナゴはうまかった」と言っていました。僕は一度だけイナゴを食事に出され、どうしても噛めずに丸呑みしました。酒のつまみならもうちょっと行けたかも。そういえば東京の惣菜店でもイナゴの佃煮を見かけなくなりました。
1990年に山形新幹線化にともない、スイッチバックは廃止。
東京から、東北本線で福島駅まで来られたとすれば、奥羽本線に乗り換え、山形方面へ向かって5つめの駅のようです。でも、赤岩駅、板谷駅、峠駅、大沢駅と4つの元・スイッチバック駅が連続していて、その最高地点にあるのが峠駅だそうです。ということは、どの駅でイナゴを買われたのやら…。
乗りたくなってきました、奥羽本線。