七社と無量寺と神明宮と不動院

2014年9月22日(月)
七社と無量寺と神明宮と不動院


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昼休みに小一時間の散歩をし、旧古河庭園近くの坂道を本郷通りに向かって登っていたら、七社神社祭礼の提灯が飾られていた。北区西ヶ原二丁目にある七社神社は、かつて西ヶ原一丁目にある無量寺の境内にあった。明治初年の神仏分離によって現在地に移されたわけだが、現在地に七社が移ってきた場所は樹齢千年以上といわれる巨大杉がそそりたつ神明宮だった。

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江戸名所図会に無量寺の絵が残されており、高台には確かに移転前の七社が描かれている。ということは七社神社はかつて旧古河庭園内にあったのだなと思い、国土地理院所蔵の明治初年東京地図を見たら、無量寺もまた現在地とは違う場所にあるので驚いた。

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ということは明治の神仏分離により、七社はこの地図にある神明宮の場所に移転し、無量寺は不動院の場所に移動したことになるわけだ。区の観光ページその他をネット検索しても、七社の移転について書かれてはいても、無量寺の移転について記述がないのが不思議だ。

03
どういうことだろうと一日考えていて不意に思い出したのだけれど、2013年05月29日に【近くへ行きたい】不動院から滝不動までという日記を書いた。そのときにも、一瞬ヘンだなと思ったのだ。実は西ヶ原三丁目の不動院と西ヶ原一丁目の無量寺、その名前が地図上の間違いで入れ替わっているのだと思う。ようやくすっきりした。

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