電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
【日日澹澹(ひびたんたん)】
2020年7月5日
【日日澹澹(ひびたんたん)】
とらわれない。日日を澹澹として、水が流れるように過ごすこと。それがよく生きることのいちばん大切な要点だろう。
こころの「とらわれ」がいちばんいけないことなので、とらわれないための決めごとを、自分で決め自分でそれに従う。決めたらもう従うだけで余計な考え事はしない。自分に水が流れるように従う。
朝起きたら、朝食の支度と、住まいの掃除と、植木の水やりが、自分が自分自身にではなく、他者に対して行うべき働きかけと決めている。毎朝かならず行う一連の作務として自分で決めたので、日日澹澹として続けている。身体が考える前に動いており、澹澹は日日の苦にならない。
澹澹とした日日に応えるものが見つけられれば喜びとなる。毎年枯れさせていた貰い物のシクラメンの世話を澹澹と続けていたらまた花が咲き出し、いまも澹澹と花芽を上げ続けている。シクラメンも考える前にただ澹澹と咲いているのだろう。
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