【旅と友と本と】

【旅と友と本と】

事故や自然災害等の巻き添えで外出先に足止めされたような状態になったとき、こころを落ちつかせて自分を見失わないために読む本がスマートホンの中にあると便利だ。

とはいえどんな本でも良いわけではなくて、既読の本を次つぎにひらいて試してみたら、殺気立った人びとの喧騒のなかでも再読に耐える友のような本はそう多くない。世界が果てしなく大きくなっていくような見かたで自分を小さくすることは身を助ける。

2023/08/17 日本列島のような雲が流れていく

人それぞれに気の合う友だちは違うだろう。
自分にとってどんなときにも迎え入れてくれる友としての本は、手が届く現実に添うように書かれた関川夏央や、長谷川宏や、長田弘のエッセイであり、長谷川もよく引いている長田弘の詩集『深呼吸の必要』だったりする。

とくに長田弘の作品は、やさしい「はなしことば」で書かれているのにきちんと読めばそのぶん深くわかるようになっているので、そういうときの読書にふさわしい。

2023/08/17 荒川区西日暮里

年をとるにつれ、そういう足止め状態におちいる可能性もたかまるわけで、向き合えばこころ安らぐ相性のよい本は、いつでもどこでもスマートフォンで読めるようにしておこうと、東海道新幹線の足止め体験に遭遇して思った。


NEW
20 音オルガニートで

『夢路より(夢見る人)Beautiful Dreamer 』

『ケンタッキーの我が家 My Old Kentucky Home 』

『厳しい時代よ もう来るな Hard Times Come Again No More 』

を公開。

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一般閲覧可能

 

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