◉思い出は気まぐれな人生美術館の図録である

2019年8月21日
◉思い出は気まぐれな人生美術館の図録である

寝る前に珍しく時事ネタについて思ったことを書いた。なぜか嫌な文化人の記事を読んで興奮したのだろう。他人の言動への神経反射的カウンターである。日付が変わって未明に目が覚め、朝食用に炊飯器をセットし忘れたので起きて米を研いだ。米研ぎを終えて再読したら、興奮した分だけ阿呆の成分が混じっていてよくない。瞬間的に投稿しづらいブログのシステムになっていてよかった。またひとつ「没日記」が増えた。

永田町 2019

洲之内徹の『気まぐれ美術館』を繰り返し読んでいた頃、まだ開館してそれほど経っていなかったいわき市立美術館企画展で、早世した画家たちを含む若描き作品が展示され、それが洲之内コレクションの一部と知って観に行った。松本竣介も初めて現物を見たのではないか。そのとき泊まった宿の名を友人の助けで思い出した。ちょっと良いまとまりの思い出だったので嬉しい。思い出は気まぐれな人生美術館の図録である。

洲之内徹を未明の枕元で読めないかと探してみたけれど、電子書籍化されたものは見つからなかった。もったいない。関川夏央が洲之内徹について書いていた気がしたけれど単著ではないので違うらしい。新潮社とんぼの本にアンソロジー形式で関川さんの文章があったけれどそれとは違うのではないか。

とんぼの本といえば読書会に来たライターの H さんが、元遊郭に泊まろうという内容で編まれた本を持ってきていた。とんぼの本にはいろいろある。出版社社長の M さんと地方公演旅行で元遊郭に泊まりたいのだという。人の好みは十人十色…で大瀧詠一風。

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