電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
▼新幹線とiPodと万葉集
東京・静岡間は新幹線でほぼ1時間なのだけれど静岡駅に停車する列車が少なくて、理論上よりずっと遠い。
たとえば午前9時12分静岡駅着のこだま号に乗るために東京の家を出たとして、運悪く乗り遅れてしまうと静岡駅午前9時58分着のこだま号まで待たなくてはならない。そういうケースでは駒込・清水間が3時間近くかかってしまう。
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東海道新幹線車両。
東京駅午前6時33分発のこだま号に乗ったら指定券が禁煙車両の1Aで、その先頭の席には目の前の壁に100ボルトのコンセントが付いている。掃除用のコンセントだそうで、パソコンの充電などに使っても叱られることはないらしいけれど、電圧が安定しないので自己責任らしい。その壁の上にダウンロードして聴ける万葉集の広告があった。
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「万葉集~ココロ・二・マド・ヲ~」の広告。
うつそみの人にあるわれや明日よりは二上山を弟世とわが見む
大伯皇女(=大来皇女(おおくのひめみこ))のうたなのだけれど「弟世」が読めないので頭の中で「・・・・」と読むしかない。それでは鑑賞にならないので、こだま号停車中に携帯をネット接続して調べたら「いろせ」と読み、「いろ」は「母=同じ腹」、「せ」は「男」のことで「女」をあらわす「いも」の反対語だという。
謀反の嫌疑をかけられて24歳で死んだ大津皇子(おおつのみこ)を二上山に葬り、明日からはこの山を弟と思って眺めよう、という歌なのだという。なるほどなぁと写真を眺めていたら静岡駅到着の車内放送が流れ、慌てて下車準備をした。無為に過ごさなければやっぱり静岡は近い。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )
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静岡・清水はすぐだったのに。
♪ながさじゃないよ~~
と水前寺清子の歌みたいですよね。
(このあと♪タンバリンリンリン…と続くのが笑える)
明日は父の日、去年は浅草でホスがネクタイをくれたんですよね。
懐かしいなぁ。
今年も貰えるといいですね。
twitterのリンクを張りました。
ぜひ入ってきてください。
清水の友だちが待ってますよ
その別井アナによると東京を朝出て最も早く静岡に帰ってくるのには、東京駅を6:33のこだま号を使うのが一般的であるが、もっと早く静岡に到着できる方法があるそうです。
それは渋谷駅を5:15の東横線経由で新横浜に行き6:00の新横浜始発のひかり号を使う方法で、これだと静岡にはなんと6:41に到着するのです。
意外に近い静岡です。
もっとも、山手線内回りが池袋以遠でないとまだ動いていない時間なので駒込からだと使えませんが・・・(笑)
(つまらない話題で失礼しました。)
清水から上京する友達が東京の城東・城北地区すなわち荒川沿いの下町は遠い気がして足が向かないのであまり知らないと言い、確かに静岡出身者は世田谷以西に住むことが多いように思い、それは東北出身者の逆です。
距離的に近く感じるという心理的な面もありますが、確かに横浜まで早朝に出られたり、東名から首都高に入らなくて良いというのは、物理的にもかなり近いのですよね。
余談ですがひかり493号で6時42分静岡駅で降り損ね7時26分に名古屋で目が覚めるのは怖いです。僕は目が覚めたら静岡駅停車中だった!ということが何度もあり、荷物をひっつかんですごい格好でホームに飛び出て、忘れ物はないかと振り返ったら、車内の人がこちらを見て笑っていたことがあります。
こだまって静岡駅に長いこと停車してるんですよね。。。。。