◉Beaux-Arts(ボザール)

2019年8月14日
◉Beaux-Arts(ボザール)

 
 

「我が思ふほどは人はこまかに見ず」五代目 市川 團十郎(1741 - 1806)

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本駒込 2019

目が覚めた直後の頭は比較的しゃっきりしている方なので、そのまま起き出して今月 19 日の読書会用にレジュメをつくる。 範囲は『ショーペンハウアー 意志と表象としての世界Ⅱ』第 49 節から第 52 節まで。(2:25)

第 49 節から第 50 節までナメクジが行間を這うようにして読み終えたら、そこまでで「いしはらくんのせんもんぶんやだから、じかいもつづけてやっちゃってよ」と言われた造形芸術に関する部分は終わりなのでほっとした。明日は資料の図版を探しつつまとめをする。なんとかなりそうなので、安心してもう一度寝ることにした。

第 51 節から第 52 節までは「詩」についてであり、言葉の分野ならもう、出版社社長や、哲学者志望の内科医や、辣腕ライターや、聖書読みの女性クリスチャンがメンバーなので、教えを乞うように気軽な心境で、嫌いじゃない「詩」を愉しむ進行にすればいい、その資料を木金土日でのんびりやればオッケー、と気楽になった。ひとまかせは気楽の母である。ひとにまかせられる人間の人生はたいがい気楽である。

ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲集
図書館に借り出し予約した 

「余談だけど…」とレジュメに書いたのだけど、メナヘム・プレスラーというひどくピアノのうまいお爺ちゃんがいて、彼が在籍したピアノ三重奏団『ボザール・トリオ』(1955−2005)は「Beaux Arts Trio」という。Académie des Beaux-Arts de l'Institut de France(フランス芸術アカデミー)の Beaux-Arts(ボザール)とは純粋芸術のことなので、ボザール・トリオは「イデアで演ずる純粋芸術三重奏団」という意味だったわけだ。にゃるほどニャンコ谷山浩子風。(4:40)

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